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ドロバチの巣の解体

 ベランダに巣をつくったドロバチだが、いつの間にか出ていってしまって空き家になっていた。巣立ちは来年だろうと思っていた。穴が5つ6つ開いているから5、6匹巣立ったのだろう。1匹も地代を払っていかなかった。

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 せめて古屋を何かに再利用できないかと、アルミの枠からはがそうとしたが全然はがれない。ナイフの刃も受け付けない。砂の塊≒岩だもの、当然だよね。思案した結果、ひっついている部分を金鋸でガリガリと削ってみた。それにしても、あまりにも脆い。ガリガリのそばからボロボロと崩れてしまって、結局、古屋として回収できたのはこれだけだった。

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 各部屋は意外に小さくて残されたゴミも少ない。全てが必要最低限なんだろうなと思った。地代の回収と再利用はあきらめることにした。

 そのとき、なんとなく、これって食べられるんじゃないか?という考えが湧いた。ガリガリってカルメ焼きみたいな感じで。

 そして、ひょっとしたら、ドロバチの唾液や土のミネラル、毛虫の死骸や幼虫の排泄物などが混ざったのがうまく反応して、なんていうか、冬虫夏草みたいな強壮剤とかになっていたりするんじゃないか?一口食うだけで急に元気になって、どんな病気でも治って、20歳くらい若返ったりして...大発見!?とか、次々に妄想が湧き出してしまう。

 今、代表の中で「食ってみたい」という好奇心と「バカなこと考えんじゃないよ!」という理性とが戦っている。お茶にして飲んでもいいかもしれない。

セローとSL230 つづき

 代表が買ったばかりのバイク、ヤマハセローが生産終了になるらしい。

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 新しい環境規制に対処できないからみたいだが、その他の空冷エンジンのモデルや、水冷でも高い動力性能を誇ったWRシリーズなんかについても生産を終了すると発表された。

 ヤマハという会社は、商品に毎年ちょっとずつちょっとずつ改良を加え、長~く大切に育てる風土があったんだが、よっぽどの事情、万事手を尽くして解決する手だてがないというような結論になったのだろう。代表も技術屋だからその辛さがわかる。しかし、もうちょっと足掻いてほしかったね。
 
 もっとも、ホンダの方はとっくにあきらめてたんだから(10年も前。XR230を最後に撤退)、ヤマハはここまでよく頑張ったともいえる。

 ヤマハにしろホンダにしろ、あるいは、ジャンルは違うがアップルとかにしろ、昔のように、大きな夢とか異常な執念を持った人というのはいなくなったんだろうという感じがするね。こういった決定だとか、出てくる商品を見るとそれが伝わってくる。

   厳しい規制に対して「なにくそ」と反発して風穴を開けようとするような気概を持った経営者はまず見なくなった。市場が想像すらできない画期的な商品というのがまったく登場しなくなった。強烈な個性を持った人間を育てられなくなった社会の投影なんだろうと思う。

代表は予言する。ハードであれソフトであれ、これからの新価値商品は先進国からは生まれない。途上国から生まれる。新価値を発想し商品化するためには爆発的なエネルギーとパッションと財力を必要とする。その源泉となる激しい渇きや欲望を持った人はもう先進国には生存していないし、妄想に投資なんてしやしない。小利口な人間が増えすぎた社会というのは案外つまらないのだ。

 さて、一転して細かい話をば。
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拝啓鶴田松盛様

 拝啓

鶴田さん お変わりなくお過ごしのことと思います。わたしも変わりなく元気でやっております。

 去年里芋を届けたときには数が少なくて申し訳ありませんでした。なにせ初めての里芋づくりで、いったいどれくらい収穫できるのか見当もつかなかったことと、形が良く大きさも適当なところを厳選したために、だいぶ少なくなってしまいました。

 それで、今年は植え付け面積を2倍に増やしました。順調です。見てください。この大きく育った里芋を。

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 無農薬のため、虫にやられて葉っぱは傷だらけですが、それを上回るド根性で成長しています。健康です。きっと美味しい里芋ができると思いますよ。

 芋そのものの大きさはまだ親指ほどですが、収穫期の11月には、大きいのは拳くらいになるでしょう。今回は正月まで食べられるように、量を優先して大小取り混ぜたっぷり届けたいと思います。どうぞお楽しみに。

 敬具 

家庭崩壊

 夜中に家内と子供たちが言い争う声で目が覚めた。代表と家族との間でもめることはしょっちゅうだが、家内と子供たちがもめることは珍しい。みんなお母さんっ子で家内が大好きだからだ。

 眠っているふりをして話を聞いていると、家内が、拾った子猫の里親を見つけてきたことに対して、子供たちが反発しているようだった。子供たちに相談なく決めたことと、里親が可愛がってくれる人かどうか信用できないこととかで、家内と子供たちが本気でやりあっている。

 家内が「あなたたちは可愛がるだけだからいいけど、世話をすることがどれだけたいへんか、わかるの?猫が布団にオシッコしたとき、洗うのはわたしなのよ。わたしの責任で里親を決めて何がいけないの?」と日ごろの不満を爆発させている。

 子供たちは「自分にも拾ってきた責任がある。できたら家で飼いたいけど、できなかったら可愛がってくれる人にもらってもらいたい。自分たちで里親を探したい。」と涙ながらに訴えていた。

君たちのせいで家族はメチャメチャだニャー。

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 代表は「うるさいな。眠れないよ!」と思いながら、実のところ嬉しかった。みんな問題から逃げないで正面からきちんと自分の考えを言っている。いいことだ。雨降って地固まる。代表の家族はこれを機会にもっともっと仲良くなるだろうと思った。家内と子供たちが言い争う声を心地良く聞きながら、代表は再び深い眠りに入った。

農薬が体に良いわけない

 代表の畑には果樹が何本か植えてある。代表が育ててみたかったブルーベリーが4本。だめ元で挿し木してみたら育っちゃった巨峰が2本。それと、生で食べたかったプルーンが1本。

 果物が成るんだから木も美味しいんだろうけど、コガネムシとかカミキリムシとかカメムシ毛虫の類が、毎日毎日退治しても退治しても湧いてきて、葉は穴だらけで幹は傷だらけだ。

 このままでは実が成る前に食べ尽くされてしまう。代表自家製のトウガラシ液は、吹きかけたそのときは瞬殺だが、持続性はない。あまりやりたくなかったが、殺虫剤を使うことにした。土の中の虫には「オルトラン」、コガネムシとかカミキリムシには「スミチオン」という薬。おそらく専業農家でこの二つを使っていないところはまずないというようなポピュラーな農薬だね。

 オルトランは畑を始めたころに買ったのがあったのでそれをパラパラと木の根元にまいて、スミチオンは水で1000倍に薄めて葉っぱにスプレーした。その成果が下の写真だよ。

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 高々1メートルくらいの巨峰の木に、この数のコガネムシの死骸。1、2、3、4・・・、たくさんたくさんだ。ひと晩でこんなに寄ってきていたことにも驚いたが、農薬の威力にもびっくりした。こりゃー体に悪くないわけがないよね。どれだけ虫の攻撃を受けても、農薬を使うのはこれっきりにしようと思った。

新品種

 今年の夏野菜でいちばんよくできたのはこれかな。

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 このままぶら下がってて、「代表!」って呼ばれたもんで驚いた。食べ頃になると自分から声をかけるらしい。今、全部こういう顔のナスができるように研究中。難点はかわいくて料理しにくいこと。

最後のTシャツ

ひとの駅かわうちTシャツの12ロット目。マンスールの分を届けてきた。暑い日も寒い日も変わらずに一年中このTシャツを着ているのは、マンスールさんと代表の二人だけだ。

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年に一回ずつ作ってきたから、もう12年も作り続けてきたことになる。しかし、いよいよこれが最後になるだろうと思う。版下が劣化した。それだけ長い時間が経ったということだ。

セローとSL230

久し振りにバイクに乗る。やっぱ楽しいねー。代表が新しく買い換えたのはヤマハのセロー(本体価格 470、000円〈現在〉)というモデル。

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それ以前に乗っていたのはホンダのSL230(本体価格 359、000円〈1997年当時〉)。

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両方とも排気量250ccクラスの中型2輪で、舗装路もダートも走れるオンオフと呼ばれるジャンルのモデルだが、本気でダートを攻めるには物足りない。かなり舗装路寄りの、イメージ先行のゆるい商品である。代表がバイクに求めるのはこの適度なゆるさで、レーサータイプじゃ疲れる。アメリカンではゆるすぎる。

ただ、同じゆるいオンオフモデルなのに、ホンダとヤマハではずいぶんと考え方がちがう。それが形や味付けのちがいになって現れている。まったく同じ部分がなくて見てるだけで充分楽しい。

ホンダは細かい部分の見栄えにこだわっているが、ヤマハはあまり細かいところには気を使っていない。(と思う。)

例えば・・・、書きたいんだが、今日はも時間がないので詳しいことはまた改めて。<(_ _)>申し訳ない。

厄介者

 次女が厄介なものを拾ってきた。

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 生れたばかりでまだ目が開いていない。生れてすぐに捨てられたらしくて脱水症状に近い。代表は拾ってきちゃダメだといったんだが、子供たちと家内が結託して動物病院へ連れていったりしている。毎日いろいろなことがある。

ドロボー!?

 誰だ?代表の秘密のスペースに上がりこんでこさがししているのは!

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 家内か。

 馬小屋だったところ代表の部屋にしたので、天上が無駄に高かったんだが、そこの一部に床を張って物置にして、集めた骨董品とか趣味の物とか本なんかを置いたんだね。それを知った家内が登って家探しして、揚げ句「ろくなものがないわ」と。「始末しなさい」と騒ぎ出した。やめてよ。この物置がなかったら、代表は生きていけない。

狩人その後

 代表ん家のベランダに巣をつくった狩人(=ドロバチ)は、地代も払わずにどんどん巣を増築して、幼児のこぶしほどの大きさにまでなった。

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 ついにガラス戸にこすれるところまで延びてしまい、開け閉めでちょっと壊れてしまった。

 見た目には頑丈そうなんだが、壁が薄くて指で触れるとボロボロと土が落ちる。脆い。これでは何かの拍子にボッコリやってしまうかもしれないと心配になり、ガラス戸との仕切りも兼ねたプロテクターを設けてやった。

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 これでもう壊れることはないだろうと思う。

 ドロバチが気持ち悪いといって大騒ぎした家族だったが、今は何もいわなくなった。逆に応援するようになった。ベランダに出るとホバリングしながらじーっとこちらを見るが、刺しはしないということがわかったみたいだし、毛虫を運んだり巣を修復する一生懸命な姿が可愛い、とかいうようになった。知ることが大切なんだね。

 巣立ちの瞬間を見たいが、ずっと見ているわけにはいかないから無理だろう。巣立ったら、巣をカットして断面を見てみたい。 

代表の夏休み

 代表は11日間も夏休みだった。8月10日から20日まで。職場の連休は12日からだったんだけど、川越市が希望者に無料で配布してくれる土壌改良材「肥え土」の配布指定日が10日で、その日はどうしても休まないといけなかったため休んで、ついでだから遅れていた畑仕事を挽回しようと思って次の日も休みにした。

 ところが、この11日の間というもの一日のうち必ずどこかで雨が降った。そのために作業は予定通りに進まなかった。あまり休んだという気がしない、不完全燃焼感の残る夏休みであった。以下、代表の11日間。
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雨が降る日は天気が悪い

 雨ばっかりの春のあと日照りが続いたと思ったら再び雨。なんていう年だ。日照不足のために生産地では野菜がうまくできないそうだが、代表の畑も同じだ。準備不足手入れ不足の上にこの雨天つづきではどうしようもない。せめて秋冬野菜の種まきだけはしっかりやりたいと張り切っていたんだが、すでに時期を過ぎている野菜もあり、目論見とずれてしまっている。うまくいかないね。

 近所のスタバで野菜の種を確認しながらコーヒーを飲んで時間をつぶす。

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 正面のカインズホームの客も少ない。高い空をツバメが、蜜蜂たちは雨に濡れたアベリアの花の間を飛んでいる。鳥や虫も食料がなくてたいへんだろう。

川越こえど

 代表が住んでいる川越市では、公園などから排出された剪定枝など草木類のごみを土壌改良材にリサイクルして市民に配布している。これを小江戸にひっかけて肥え土(こえど)という。30キロ程度の小口と軽トラ一杯分の大口とがあるが、どっちも無料だ。ただし、月一回の抽選に当選しないともらえない。競争率は2倍までいかないので、申し込めばほとんど当たる。代表も当たったので資源センターにもらいに行ってきた。

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 肥え土は、手の指くらいの太さくらいの枝まで砕いて繊維がポロポロ解れるくらいまで完熟発酵させたものなので、牛糞堆肥から肥料分を抜いたようなイメージ。土が固まるのを防ぎつつ微生物の住処になる効果が期待できる。関東ローム層の粘土のために固まりやすい川越の土にはいいらしい。

 ネックは配布日が指定された平日だということ。資源センターは役所の一部だから仕方ないと思うが、会社を休まないといけない。

 畑まで運ぶ。

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 秋冬野菜の種まきに備えてすぐにも混ぜておきたいところなんだが、あいにくの雨。今年は天気が悪い。今年も、か。去年も8月は雨ばっかりで種まきが遅れてしまったが、天気に文句を言ってもどうにもならないので、できるときにやるしかないんだが、すでにワケギとラッキョウの植え付けができてなくてタイミングを逸してしまった。天気がいいときは用事があり、用事がないときは天気が悪い。くやしい。

 土が濡れては耕せないから、晴れるまで置いておくことにした。奥のブルーシートは落葉の堆肥を作っているところだ。

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 来月もまた大口を申し込んである。それは春の種まきに備えての土づくりのためだ。

人間の使い途

 母校に申請していた卒業証明書と成績証明書が届いた。成績証明書の方はふつう一通だけが手を加えられないように封筒に入って厳封されて送られてくるんだが、ありがたいことに教務課が気を利かせてコピーを一枚同封してくれた。おかげで思い出さなくてもいい(悪い)成績と一緒にいろんなことを思い出しちゃったよ。

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 ある教官の言葉。その教官は折々に「どんな人間でも使い途はある」と話していた。どんな馬鹿でも・・・という言い方をしたこともあったかもしれないが、学校での勉強内容はあまり覚えていないのにそれだけははっきりと覚えている。自信がなくいつも不安だった代表は、その言葉にずいぶん救われたもんだった。

 なんとか学校を卒業させてもらって、とりあえず世の中に足を踏み入れることができた代表だったが、これまであまり世の中の役に立てたという気がしない。好きなことをやっただけだった。心機一転一から学び直して使いでのある人間になりたいと思う。

狩人現る

 次女が「おとーさ~ん」と呼んだ。いつも代表を無視している家族がこういう呼び方をするときは目的が決まっている。虫が出て処分してもらいたいときだ。家内が虫嫌いのため、子どもたち全員虫嫌いになった。

 はいはい。今度はナニ虫かな?と行ってみると、狩人蜂がベランダに巣を作っていた。青虫を運び入れているところを今目撃したという。

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 次女は、気持ちわるいし洗濯物を取り込むときに刺されたら大変だから撤去してくれというが、こんな面白いものを手放してしまうのは惜しい。狩人蜂は人は刺さないことや、巣の中に青虫をたくさん麻痺させて入れておいて幼虫を育てることなどを説明して説得したが、ついに怒って「それなら自分で壊す!」と言い出した。

 ならばと妥協案を提案。次女がベランダに出ないで済むように、成虫になるまで代表が洗濯物を取り込むと。それで交渉が成立した。へへへ。代表は帰宅が遅いので、結局次女がやることになるのだ。

青虫には気の毒だが、この中で狩人蜂の子どもが育つなんて、好奇心がくすぐられるよねー。早く巣立ちが見たい。うちの子どもたちにも虫を好きになってほしいよ。

くさかった

 また臭かった。もとい、草刈った。このところ草刈りばっかりで肝心の畑の手入れまで手が回らない。本末転倒だ。

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 そんな状況でも、野生化した野菜が少しだが収穫できる。虫にアタックされて傷だらけで形も良くないが、なぜか味はけっこう良い。畑というのはほんとうに不可思議な場所だ。

嬉し悲し

 ずっとまとまった雨が降っていなかったから今回の雨は嬉しいが、願いが叶うなら土日には降らないでほしい。代表の畑仕事は基本的に休みの日にしかできないから、一回土日の作業ができないと実質2週間やれない。この時期2週間手をつけられなかったら野原と同じになってしまう。

 一週間前に草を刈った駐車場から畑への小路はもうこんなにぼうぼうになってしまった。

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 周りの畑の人たちが毎日歩いいるんだが、まったく関係ないみたいに、かえって踏みつけられる部分の方が葉が厚くて緑が濃くなっている。虐めれば虐めるほど強くなる。困ったもんだ。

 野菜の方は過保護に育てられているので草に比べると弱いんだが、代表は気づいたんだが、全部ではなく一部なんだが、放って置くと、あるとき暴走するというか、勢いよく成長するようになって、想像もできない形姿になる。たぶん野生化するんだと思う。

 この小路の草と同じように、野菜も適度に虐められた方が強く育つ。間違いない。

田舎がある幸せ

 次女は就職活動がうまくいかなくて本人あきらめムード。「就職できなかったらしばらく川内村に逃避したい」と話している。

 長女が前の職場を辞めたときにも、しばらく川内村でバイトしながらひとり暮らしをしていたことがあったが、きっとあれと同じなんだろうと思う。落ち着きを取りもどすのにいい場所みたいだ。最近は家内まで「お父さんと喧嘩したら川内村に引きこもる」と言うようになった。

 田舎が好きなのは嬉しいけど、女たちに乗っ取られそうで代表は不安だよ。代表が逃避できなくなる。

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原理的に正しいものが正しい

 蒸す雨の日の朝。時々通勤路ですれ違うおじさんの自転車が、道端にとまっていた。 ゴミの袋の中は、コンビニで廃棄された期限切れの食品とか、空き缶などだった。

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 おじさんの姿は見えなかったが、きっと近くのゴミの集荷場所に行っているのだろう。このおじさんがどういう人で何のためにやっているかわからないが、遊びじゃないだろうということは想像できる。真剣なはずだ。

 ところで、このおじさんの行為は資源の窃盗という犯罪になるらしい。しかし、実際に損害を被る人って誰なのか?たぶんいないだろう。どっちみちゴミは利用されるんだし。税金を使ってやるのと、老人が生きるために毎日自転車に一台分程度運び去って回収の負担を軽くするのとを足し引きしたら、おじさんのやっていることの方がよほど理にかなっている、と代表は思う。

 がんばれ!おじさん。代表はおじさんの隠れ応援団だ。

川越発 川内村経由 上板橋行

 川越の自宅をKトラで出たのは3時半(朝の)。川内村到着が8時。Kトラでチンタラ走るとやっぱり4時間半かかる。時速80kmだからねー。今回の川内村行きは、預かっている鶴田松盛さんの作品のひとつを広野町のご自宅に届ける約束になっていたから。広野町で新しくなった病院に展示することになったらしい。

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 作品が引き取られていくのはホッとする反面、寂しさもある。この気持ちをうまく説明することができない。
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くさかった1?

 臭かった。もとい。草刈った。

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 駐車場と畑を結ぶ小路の草を刈った。歩くところの草が廻りより元気に生えてくるから見ててね。一週間でわかります。

超ラッキー

 近所のスタバに行った。先月来たときにコーヒー一杯が無料になるアンケート付レシートが当たっていたので、それを利用して注文したら、出てきたレシートがまたアンケート付きだった。店員が「こんなこと初めてです!」って驚いていた。代表はついてるねー。
 
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 代表の人生、波乱万丈いろいろあったが、とにかく運だけは良かった。運だけでやれてきた気さえする。

 スタバのアンケート付レシートの連続当選が、最後のラッキーなのか、何か新しいいいことの兆しなのか。怖さと楽しみと半々だ。

めざせノーベル賞

 土日の作業で草取りが9割方終わった。残りの1割は畑の周りの部分。余裕があるときにやればいいだろう。 そういっている間に草だらけになってしまうんだが(笑)。

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 畑をやりはじめて一年目は、毎日毎日新しい発見があって面白かった。二年目の今年は、ちょっとマンネリ手抜き気味。そういう状況であっても畑は新しい姿を見せてくれる。だから退屈することはない。

 今回あれっ!?と思ったのはミニトマトの実り具合。ほったらかしなのに実の数が去年よりも多いんだよ。

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 去年は苗を20本も植えて、マニュアル通りに、枝を整えたりしながら徒長枝を几帳面に摘んでていねいにていねいに育てた。その結果、充分な収穫があってひと夏食べつづけることができたんだが、あんまり実を付けない苗もが半分くらいあった。

 ところが、手抜きの今年の方が去年よりも豊作だ。8本植えた苗すべて鈴生りだ。手入れが良く肥料もたっぷり与えられている周りの皆さんの畑のミニトマトと比較してみても、代表のミニトマトの方がいい感じに見える。味も良い(失礼だが)。どうしてなんだろうね?不思議だねー。

 思うに、前から考えていることだけど、人間と一緒で、逆境に置かれた方が強く育つってことじゃないかな。自分で何もしなくてもいたせりつくせり全部やってもらったら甘えちゃうだろうし、厳しい環境下に置かれて生きようと思ったらたくましくなるしかないだろう。 畑周辺にはそういう現象が多いんだよ。

 例えば、畑と駐車場をつなぐ小路だが、真ん中の人が歩くところが両脇の部分に比べて色が濃いのががわかるかな。伸びも速い。

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 踏みつけられていない草より毎日踏まれている草の方が元気なのは常識的にはおかしい。が、現実として、ある程度ストレスがあった方が生物は強く育つってことだと考える以外答がない。

 なんとかそれらを証明できないものかね。どんなストレスをどれだけ与えたらいいのかを作物別に整理できたらノーベル賞ものだと思うよ。

心の命ずるまま

 不耕起栽培って、ただのずぼら農業のことじゃない?今の代表の畑が不耕起栽培に近いと思う。

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 お袋が病気で向こう岸へ渡ってしまったのは52歳。そのときに代表はお袋が生きた歳までを仮の寿命と思うことにし、それ以上生きられたら儲かったとしようと決めた。仮の寿命から今年でちょうど10年長生きした。だからだいぶ儲かった。

 後悔はなく、その時その時で充実していた。が、今振り返ると30年は短かった。あっという間に過ぎた。ここが寿命といわれたら、素直に「わかりました」とはいえない。まだまだやりたいことが残っている。

 たぶんあと10年くらいだろうと思う。元気で痛いところもなく動くことができ、バイクに乗れるのは。次の10年があるとしたらおまけのおまけだが、やり残し対して十分とはいえない。仮の寿命からのおまけの10年とは重さもちがう。正真正銘これっきりの、最終最期に与えられた褒美の時間。一秒も無駄にはしたくない。

 だから、代表は、今から先の10年は、自分がやりたいことをやるためだけに使うことに決めた。無駄なことや余計なもの、形式だけのことは全部削いで、きれいさっぱり捨て去って、ただ心の命ずるがままに、シンプルに生きることにしたい。

ミント水

 悲しいことに、今、代表の畑で元気がいいのはミントと紫蘇だけだ。ハーブ系はたくましいね。雑草に負けていない。

 砂漠の民がミントティーに砂糖をたっぷり入れて飲んでいるシーンをどこかで見たことがあったので、きっとミントには暑さに負けない成分を含んでいるんだろうと思い、ペットボトルに水とミントを入れて飲んでみた。

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 少し青臭いけどうまいね。とってもさっぱりする。しかも、よく眠れる。ミントには安眠作用があるらしい。 それで暑さでの疲労が回復するのかな。

 スポーツクラブで汗を流したあと、何で水分を補給するか、いろいろ試したがぴったり合うものがなかった。ただの水ではなかなか渇き感が無くならない。お茶はカフェインのせいで眠れなくなる。ポカリ系は甘味料が口に残って気持ちがわるいし、炭酸水はなんだか体にいい感じがしない。ビールをくーっとやるのが渇きも癒えて気分がいいんだが、朝がちょっとつらい。市販の麦茶はあまり好きじゃない。

 ミント水はいい。冷蔵庫で冷やしておいたのをコップ一杯飲むと渇きと暑さとがすーっとおさまってくれる。いいものを見つけた。

ウソばかり

 本日で地獄の作業は終わり。キツかった。昼過ぎから畑仕事だが、炎天下でやることになるからまたキツい。それだけで土日がつぶれてしまう。

 そんなことで、今夏の代表の畑は荒れてしまった。草はぼうぼう。収穫も追いつかない。ガセネタも多くてポイントを外しているから無駄な作業になっていることが多い。時間がない容量が悪いの悪循環に陥ってしまっている。なんとかしないといけない。

 例えば、夜盗虫の親である蛾を捕まえてしまえばいいという話で、ペットボトルを加工したこんなもの。蛾が好むらしい焼酎と酢と砂糖を混ぜた誘引液を作って畑にぶら下げてみたが。

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 たしかに入る1匹とか2匹くらいは。でも半日で誘引液が蒸発してあとは効果なし。農業にはそのような問題と対策情報とが溢れているが、確かなものはひとつもない。本当に。なんとかしないといけない。

地獄のロード

 阪神は他の球団よりも優勝することがむずかしい。夏の高校野球全国大会のためにホームグランドが使えないハンディがあるからだ。精神的体力的に疲労がピークになっている時期にアウェイでの試合を続けないといけない。死のロードと呼ばれる。もうすぐ死のロードが始まる。

 代表は団地の植栽作業を地獄のロードと呼んでいる。5月から7月までの丸2か月、毎週水曜土日の3日間、9時から午前中の作業がつづく。代表の場合には仕事があるので土日だけだが、一番若いためにきつい作業をやらせられるので、また、なまじ機械のことを知っていたりするもんで作業後の手入れもやらないといけないから、疲れる。植栽作業だけで一日が終わってしまって他のことができない。暑いし、代表の疲労とあせりはピーク。自分から入ったボランティアだったのに、正直なところ今では後悔。

 今年の地獄のロードも今日で終了。の予定だったんだが、剪定が遅れているとのことで明日もやることになった。うわーだ。阪神の苦しさがよく理解できる。

 作業の開始前にストレッチ。

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 体育学校の先生だった人が指導してくれる。
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尽きない話

 ちょうど一週間前、代表とバイク仲間は花門に集まった。年に何回かの不定例会だ。

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 バイクが好きというところだけが共通点で、それ以外は仕事も年齢も考え方も乗っているバイクもバラバラ。しかしながら、バイクが好きというところを何回集まって何時間話しても、話が尽きるということがない。だからまた集まらないといけない。

背信?

 ホンダのバイクが好きで、ずっとホンダばっかり乗ってきたんだが、デザインがとんがり過ぎたり、重かったり、馬力が大き過ぎたり、足が地面に届かなかったりとかで、悲しいことに、ついに、ホンダには代表が乗りたいと思う、トコトコ走れるバイクが存在しなくなってしまった。ホンダばかりでなく、そういうコンセプトのバイクは、他のメーカーにも少なくなった。人も社会においても、そういう余裕がなくなったからだろう。

 今、代表の使い方にマッチするバイクは、世界でたった一台しかない。モデル名セロー250。メーカーはヤマハだ。

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 ちょうど代表が社会人になった頃、ホンダとヤマハは激しく戦っていた。世にいうHY戦争というやつで、1979年から1983年かけて、ヤマハの社長が血を吐いて倒れるまで、激しい商品開発競争と販売合戦をした。

 その時代を知っていて、なおかつホンダが好きな代表は、やっぱりヤマハのバイクに乗ることには後ろめたさを感じていた。

 しかし、当時は到底考えられなかったことだが、今度ホンダがヤマハの原付スクーターをOEMすることになったのである。時代は変わった。真の意味でHY戦争は終わり、両社の創業者である本田宗一郎と川上源一が固い友情で結ばれていた時にもどって、再びホンダとヤマハは仲良しになったのである。だからもう代表がヤマハに乗っても許されるだろうと思うよ。

悲惨な畑

 天気がわるかったり用事があったりして一週間以上行けなかった畑。この時期にそれだけ放置したらどんなになるかだいたい想像がつくので、畑に行くのが怖かった。案の定、悲惨な状態になっていたよ。

 雑草が畑中に繁茂して、トウモロコシはハクビシンにやられて全滅。

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 野菜だって植物とはいえ生き物。片手間では育てられないね。