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262歳の少年

 双葉郡美術協会長の鶴田松盛さん(右)が、週末に木楽に泊って双葉郡美術展に立ち合うとのお話だったので、土曜日夜、木楽に鶴田さんを訪ねて、ひとの駅事務局の齋藤昭蔵さん(左)と、たまたま遊びに見えた三春町の蕎麦屋さん(左から二人目)も交えて、四人合わせて262歳で一杯やった。

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 代表は、アートでビジネスをするならまず健全なアートの市場をつくらないといけない、と考えている。いま市場ができないいちばんの原因は、ビジネスの全部を画商まかせにして作家自身が語らず関わらないからだ、と思っている。何十年時間がかかっても、どれだけ遠回りしてでも、アート以外の商品と同じように、作家が作品について語り作品を販売するようにする。それによってアートに対する議論の場ができて、消費者のアートを見る目も養われて、必ずや市場が形成される。そういう新しい文化をつくりたい、と夢を見ているわけだ。

 鶴田さんは、才能ある若い作家を育てることが大事だとおっしゃる。そのためには、若い作家が作品制作に集中できるように、作品をグループで買うなどして援助できるようなことをやったらいいんじゃないかと考えておられる。

 昭蔵さんは、木楽の入り口まで来てコーヒー代込みの入館料の300円が惜しいために引き返すお客さんや、入館料を払わないで展示場だけ観て帰ってしまうお客さんをなんとかしたいと悩んでいる。それから、いつか余裕ができたら、若い時からの夢だった、自分がやりたかった彫刻を、一刀彫をやりたいんだと話す。

 蕎麦屋さんは、結果的にお客さんにとって蕎麦が美味しければ、どんな技術や魔術を使い、どんな作り方をしてもかまわないんだ、とおっしゃる。目で見て口から喉を過ぎるまで美味しい蕎麦だったらそれでいいのであって、喉を過ぎたあとでうどんになろうがカレーになろうがどうでもよいこと、なんだそうだ。

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 そういう四人が、ここいらへんをアーチストが集うところにしたいもんだねと、夜更けまで時間が経つのも忘れて少年のように語り合ったのだった。

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