「がんばろう福島」の幟(のぼり)を見て思うこと

福島のあちこちではためいているこの幟。「がんばろう福島」って、誰が誰に言っている言葉なんだろう?と見るたびに疑問に思う。被災地福島県の人たち同志で励まし合いましょう!というのが主旨だとは思うのだが、どうしても違和感がある。ひたすら駄文を書き溜める代表に文句をいう資格はないとお叱りを受けることは承知の上で、ちょっとだけ疑問を投げたい。

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たとえばの話。
代表一家が火事で焼け出されたとして、家族で励まし合おうと言葉をかけるときに「がんばろう!八木澤!」と言うだろうかと考えるわけだ。もし家内や子どもの手をとって「がんばろう!八木澤!」と言っちゃったとしたら、「お父さん、頭を打ったの?」ってことになるだろう。代表の友だちが代表に「がんばろう!八木澤!」と声をかけて、ハゲましてくれるのだったらおかしくない。

「がんばろう」と声をかけるときって、余裕側に立っている場合なんじゃないだろうか。瀕死の人が元気な人にとても言えないだろう。だから「がんばろう福島」には、被災していない人が被災した人をなぐさめるという状況が浮かんでしまって、余裕しゃくしゃくの人から「がんばろう!」と慰められている気がして、思い出したくもない不幸な自分を発見してしまい、かえって辛くなる。そういうことで「がんばろう福島」というスローガンは、福島県人が県内に立てる幟としてベストではなかったと思うわけなのだ。

でも、代表だけがそう感じるのかもしれないね。実際に福島県のみなさんが「がんばろう!福島!」って声をかけ合えることができていれば問題はないです。

ほれにしても、「がんばろう福島」「がんばろう東北」「がんばろう日本」という言い回しは、日本語としても問題なんじゃないんだろうか。がんばるのは生き物か、無機物にしても擬人化が可能なものでなくてはいけないと思うんだが。あるエリアを指して、そのエリアにいる人や生き物に「がんばろう」と言いたかったということなら、「がんばろう山の手線内」とか「がんばろう国会議事堂」とか「がんばろう青山墓地」とも言えるだろうけど、やっぱりしっくりこないよなぁ。
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