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嗚呼無人駅

 常磐線の夜ノ森駅が再開したと聞いたので行ってみた。川内村民にとって夜ノ森駅は都会への入り口。夜ノ森町自体が都会であり、ここから大都会の仙台や上野に向かったので、夜ノ森駅前に立つと気持ちが高揚したものだった。

 代表は、広野町に鶴田さんを訪ねた帰りに、6号線を北に走って小良ケ浜の交差点を左折して桜通りから入ろうとしたんだが、いまだに通行規制されていて進めなかった。夜ノ森と言えばこれまたイコール桜通り。夜ノ森駅が再開したらば当然桜通りも通れるようになっているだろうと思ったのだった。

 仕方なく富岡方面に引き返して、何本かある夜ノ森駅方面へのパスを走ろうと思ったらいずれも通行止めであった。行けないじゃないか。どっから行きゃいいんだよ!と頭に来て通行止めの立て看板の前に立っている誘導員に尋ねると「自分は地元の人間ではないのでわかりません。」という答えだった。つまりそういうことなんだな。6号線から直に行けない駅なんていくつ開通したってしょうがないだろう。とんだ骨折り損だった。夜ノ森駅を見るのは諦めて、川内村に戻るためにもう一回Uターンして、小良ケ浜のひとつ先の交差点を左折した。

 くねくねした線路沿いの道を戻るように走って、さて川内村方面へと右にハンドルを切ろうとしたら、それまで通行止めだった夜ノ森駅への道が通れるようになっていた。ここからなら行けるのか?と左折し、近道のパスを...と右に曲がったらまた通行止め。頭に来て通行止めの立て看板の前に立っている誘導員に尋ねると、「夜ノ森駅は向こうです!」と、今度は大熊町の方を指さされた。こらアカンわ。こんなことしてたら電車に乗り遅れてしまう。

 再びUターンして川内村へ左折しようとしたが、念のため右折してみた。メインの道だけが通れるようになっていた。他は小道含めて一切通れない。家にも入れない。ゴーストタウンの迷路の中の夜ノ森駅であった。

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 どこか余所余所しく見える新しい夜ノ森駅は、都会への入り口になって旅立つ人の夢や希望を膨らませてくれるのだろうか。川内村に帰る人たちを暖かく迎えてくれるのだろうか。そして、六角精児がこの駅の前で缶ビールをすする日は来るのであろうか。そうあってほしいと代表は思った。

コメント

残念な現状
今やっていることは復興というより破壊のように見えますね。自然破壊、環境破壊そして故郷の破壊。
残念です。
No title
人間が生きていくこと自体自然破壊でしょう。故郷の破壊というのは、これまでの破壊を破壊して新しい破壊を行うってことですかね。

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