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Kトラのメンテ その3 (終わり)

 点火プラグはどうなっているんだろうか?代表が感じるゴウンゴウンというエンジン回転の不整に対し、点火プラグの減り具合はどれ程なのか?代表の予想では、電極が無くなるくらいまで減ってしまっていると思われるが、果たして...。

 交換作業開始。アクティトラックのエンジンは荷台の下、このメンテナンス用のリッドの下にある。

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 固定しているボルト4本を緩めてリッドを外してみると、エンジンは埃で真っ黒だった。

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 箒と歯ブラシで埃を払うと、「久し振り!」と元気そうな顔を見せた。

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 懐かしい。代表が追加したアーシングの青い電線が美しい弧を作っている。さあ、いよいよ点火プラグとご対面だ。
 まずプラグキャップを外す。プラグキャップはこんなに長い。

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 この先っちょの奥まった所に点火プラグがある。だから、普通の工具では外せない。プラグソケットにレンチを繋いで届くようにして挿し込む。こんな感じだ。

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 ところが、こんな部分にもホンダらしさというか、設計した人の自己主張がある。メンテナンス用の穴の淵が、もう少し大きく作ってあればやりやすいのに、ギリギリにしている。このため、レンチを差し込む時にも回すときにも淵に当たってやり難くてしょうがない。一々要らぬ神経を使わないといけない。せめてあと1センチ広ければ格段にやり易くなるし、それくらい広がっても何も不都合が無いだろうと思うんだが、やらない。全てについてこういうギリギリの、必要最低限の隙間になっている。どうしてなんだろう?困ったもんだ。

 また、今の車はほとんどがこういう構造になっているんだが、点火プラグが奥まった場所にあるため、指が届かなくて、ネジを緩めた後で取り出すことができない。その対策として、プラグソケットに磁石が内蔵されたのを使う。

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 そうすると、こんな風に点火プラグがくっ付いて取り出せる。

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 どんどん車の構造が変わって性能が上がるが、それに伴って整備作業に深い知識と特殊な技術が求められ、ツール類も進化して新しくなる。揃えるのが大変だ。

 ようやく出てきました。点火プラグが。

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 思ったよりも減っていない。10万キロ近く走ったものとは信じられないくらい程度が良い。これくらいならエンジンに影響が出るレベルとも思えず、まだ2,3万キロ使っても大丈夫だろうと思うのだが、3本の中でやや真ん中の点火プラグの焼けの程度と減りが多目に見える。左右囲まれて真ん中は冷えにくいということなのだろうけど、その微小な差が本当にエンジン回転に出たのか、代表の気のせいだったのか。新しい点火プラグに交換したらはっきりするだろう。

 お待たせしました。これが新しい方の点火プラグだ。

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 同じ、日本が世界に誇る碍子メーカーNGKの、同じイリジウムの、同じグレードなのだが、既に形が変わっていた。

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 新しい方の電極は更に細くなり、反対側にはチップが埋め込まれていた。このチップ、最初はゴミか不良品かと思ったくらい小さい。よくも接合できたもんだ。細い電極と小さなチップ間で放電させることで、放電の場所と形がより安定するようになったんだと思うが、痺れる技術力だ。いたく感動した。ありがとう、点火プラグ。極めようとする方向は異なるが、代表のやる気にも火が着いた。

 点火プラグの交換を終えてエンジンをかけてみた。Five、Four、Three、Two、One、エンジン イグニッション!

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 ブルンッ。おおっ、回った。しかも、あの不整脈が消えている。やっぱり点火プラグが原因だったんだなー。毎度代表のメンテナンスに応えてくれて益々好調のアクティトラック。やっぱり手放せないなと思った。

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