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Kトラのメンテ その2

 ホンダアクティトラックは、他のメーカーの軽トラに較べて、値段が同じグレードで15万円は高い。売価を決めるのは、開発にかける費用、使っている材料の単価と部品の数、工数とも言われる労務費、それらの原価にメーカーや販社の儲けを載せた金額なので、バッテリーの組み難さに象徴される製造のし難さが、15万円の内の何円かを占めているに違いない。

 とにかく、この長いネジの先っちょの曲がった部分を、全く何も見えない状況で挿し込み穴を探り当てて通すのは、プロの鍵開け職人でも難しいだろう。

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 しかも、長いネジは裏側にもう一本ある。幸運にも片方が出来たとしても、もう片方をやるときに手を2本使わないといけないから、できた方を持っている手がもう一本必要になる。手が3本あるか、または、二人で作業するかだが、この狭さに二人で取り掛かるのは無理。ホンダの工場でどういう状態で組み立てられているのか知らないが、どうしたって前側のバンパーを外さないといけない。ホンダの車の整備は手が3本必要になるところが非常に多い。

 そういった理解しがたいところがある反面...
...ホンダアクティトラックの良い所は、高速道路でもビシーっと真っ直ぐ走り、エンジンとトランスミッションがタフでトラブルを起こし難く、何年ハードに使ってもボディや足回りがふにゃらけ難いことだろうと思う。軽トラは荷物が積めてとことこ移動できれば用が足りるのでアクティトラックのレベルまで上げる必要性があんまりない。安い方がいいか高くなっても基本をしっかり押さえた作りにするかはメーカーの考え方次第で、ホンダはその点真面目に取り組んでいる気がする。Nコロでの苦い経験がまだ活きているのかもしれない。

 真面目にやっているのはわかるにしても、このバッテリーの配置はもうちょっと何とかできなかったものだろうか。代表だったらウィンドウォッシャー液のタンクとバッテリーを上下入れ替えて、バッテリーを上側に置いたと思う。ウィンドウォッシャー液のタンクなんてどんな形にも作れるから、ずっと下の方にして液の注ぎ口だけ上に持ってくればいい。実際、そういうレイアウトにしている車は多い。ではホンダの人たちは何故そうしなかったのだろうか?

 重心の問題じゃなかったかと代表は思う。
軽い車程、重い塊の部品が走りに及ぼす影響が大きい。車をぶら下げて回したり上下に揺すると、あるポイントが動きの中心になるが、そこがいわゆる重心で、重心から離れた位置に重い物があると、例えば回ろうとしてハンドルを切った時に重しになって回頭の邪魔をする。ひとたび動き出すと、今度は慣性力が働いて、回頭をストップするときにも悪さをする。軽トラという1トンもの重量物の中で、高々10キロ程度の塊がどこにあろうが変わりなさそうにも思えるが、多分差があったのだと思う。テストドライバーはコンマ数ミリの重心の違いを感じられるという話だから。

 かくして、代表のKトラはジクソーパズルのようなバッテリー配置になり、バッテリー交換の度にやり難さに舌打ちしてきたが、それによって代表が望む気持ちの良い走りが達成できているという(以上はあくまでも代表の想像だが)、痛し痒しなのだった。買い替えの問題を含め、同じ悩みを抱えているユーザーも多いことだろうと思う。

 さて、面倒なバッテリー交換がようやく終わった。

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 工数1.0時間。賃率5000円/時間として、消費税込み5500円のご請求になります。普通の軽トラは(現行のアクティトラックも)、バッテリーが荷台の下の整備しやすい場所に配置されているので、30分あれば交換できるだろう。半分の工賃でやってもらえる。どっちにしても、自分でやれば2750円儲かったと言える。

 夜を待ってヘッドライトを点けて見ると、明るくなった。けっこう違った。

 また明日につづく

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