FC2ブログ

畑F

 代表もこんがらがってきた。近所のビニールハウスの1棟を作業場Aとして使うように調整してきたんだが、話のはずみで12棟あるハウスの内、8棟いっぺんに貸してもらうことになった。1棟の面積が198平方メートルあるので、掛ける8で約1.5反。畑AからFまで足すと約8反。

 一人で耕す面積としては広すぎるが、ここも作業場を除いて畑Fとして耕して作物を作ることにした。栽培面積を広く使って播種してから収穫までの日数が長い、芋類や豆類などを中心に栽培してみたい。芋類や豆類は、植えてしまえばあまり手を掛けなくて済む。雑草対策は、今年色々やってみて効果的なやり方を考案したし、害虫対策も弾がある。

  2019112401.jpg

 問題は、収穫の時の人手と作物の販売先だが、人手はアルバイトを雇えばなんとかなるだろうし、販売先はJまとめてAという選択肢もある。とにかく、売り上げを上げないといけないので、代表が目指す農業とはだいぶ方向がずれるけれども、2年の間だけだから、そこに特化して集中してやる。そうした中で、自分の立場を最大限活用して自身のブランドを築く。それがこの2年の最終目標だ。暴れてやる。もういるま野地区(13市町ある)から出て行け!と言われるくらいに。

 ところで、こういう領域に入ってみてその脱力さ加減がわかったんだが、農業の儲からなさ、後継者不足の現状は深刻だね。代表から見れば、あまりにも効率が悪いやり方だから、それを続けていたら当然こうなるよと思うけど、農業教育と農業行政の内側の空気しか吸ったことがない人たちには気付けないと思う。第1次産業などと持ち上げられて農業世界に閉じ込められ、2次産業3次産業の餌食になっている。士農工商とおだてられていた時代と根本は何ら変わりがない。もっと農業専門外の人間を受け入れたらいいのにと思う。そこが代表のねらい目でもあるので、覚醒しないでいてくれた方がいいんだが、ちょっと残念な感じもする。代表も、工学の世界だけに浸かっていたときは、それ以外のことは見えていなかったので、あまり人のことは言えないんだけどね。

 先週のビッグサイトの「アグリビジネス創出フェア」で、トヨタ紡織がブースを出していた。トヨタ紡織はトヨタ自動車の母体になった歴史のある会社だが、農業とは無縁のはずだ。どうして?と思って話を聞くと、「自動車が売れなくなった時を見据えて、次の商品になるもののひとつとして、農業分野の研究をやっている」ということだった。

 テーマ名は「起潮力同調栽培」で、植物工場を使って、月の満ち欠けのエネルギーを利用することで特別な追加エネルギー無しで生産性を高める手法の研究だった。そんなことがあるんですか?と聞くと、「民間の伝承レベル」とのことだった。それから、あなたは農業や天文学の専門家ですか?と尋ねると、「工学系のエンジニアで、農業知識の基礎も無く、参考にする文献も無く、独学で研究中」という話であった。ここにも代表がいた、と思った。

 農業の可能性は無限大だが、その道筋はまだ一部の人間にしか見えていない。

コメント


管理者のみに表示

トラックバック