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やっぱり弦呆けだった?

 さつま芋の試し掘りのドキドキも収まったところで、もう一株掘ってみることにした。残りの株が弦呆けでないことを確認しておきたかったからだ。結論から言うと、やっぱり弦呆けだった。

 だが、いわゆる弦だけ繁って細く小さい貧弱な芋がぶら下がった弦呆けではなかった。言うなれば新しい弦呆け、代表が初めて目にする弦呆けの形態だった。

  おかしいなーと思った。二株目を掘るのに昨日の弦の残りを引っこ抜いたら芋が付いて来た。何事か?と手当たり次第にスコップを入れると、中くらいのさつま芋が新たに6個出てきた。試し掘り1回目の株は30個近い芋数になり、重量が8キロに及んだということだ。穫れ過ぎだ。生り方もおかしい。

 そこで代表は、もしかして弦呆けした芋が育ったんじゃないか?という仮設を立て、化石を掘るように、弦をたどりながら掘り進めてみたらその通りだった。
 弦に沿って芋ができている。

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  弦呆けした芋が育ってこの収穫をもたらしたわけだ。さつま芋栽培の常道である弦返しをしなかった(できなかった)ために、怪我の功名、結果的に大収穫に繋がった。全部掘り出すと、またもや芋数30オーバー、総重量は6.8キログラムであった。

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 もう弦呆けとは言わせない。鈴生りだ。残り98株も同じだろうと思う。では何故こういうことが起きたか、である。

 さつま芋栽培の常識は、弦が繁ればそちらに養分が食われて芋が育たない、だから弦返しをしなければダメ、ということである。

 つまり、土中に肥料分があるとまず葉っぱを育てる方に使われ、育った葉っぱで作られた炭水化物は、肥料中の窒素分とタンパク質を合成し、更に草体を大きくしようとするために芋へ養分が回り難い。さつま芋はそういう特性を持った作物なのである。それ故、草部分の生育を抑制すると共に、茎から出た根に次々に芋が形成されるのを防いで、中央部のところの芋2,3個だけに養分を集中させて大きく育てる技術。それが弦返しというもの。さつま芋作りでは基本中の基本とされる。

 ところが、代表のさつま芋は、葉っぱの成長に使われる以上の炭水化物が作られたと考えられる。その炭水化物で弦呆けして付いた芋まで大きく育てることができたのだろう。たまたま弦返しをしなかった(できなかった)ことでそういうことが起こるのがわかった。代表のさつま芋だけそうなった要因としては、栄養成長理論に従った施肥手順及び代替の有機肥料以外にあり得ない。そこしか変えていないもの。

 いやいや、これはもう弦呆けとは言えない。「弦生り」と言うべきだ。

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