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里芋が頑張っている

 暑くて乾いた天気ばっかり続くと思ったら、また雨ばっかりになって嫌になってしまう。畑の土が乾かなくて冬の作物の種蒔きのための耕耘ができない。

 困った天気だが、里芋にとっては良かった。ちょうどカルシウムをやるタイミングで雨になったので、すんなり溶けて土中に入った。また、今回はミネラル分が多い牡蠣殻石灰にしたから、疲れ気味だった里芋がそれらを吸収して一日前とはまったく違う姿になった。息を吹き返した。

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 こいつらも一生懸命やっているんだなーってのがよくわかった。

 里芋にはここまでに7回肥料をやった。ふつうは元肥と追肥1回の合わせて2回だけで、それも全面全層に肥料を混ぜることが前提になっているから一度に大量の肥料を投入する。代表は元肥をやらない方針で、尚且つ株の根の範囲だけに肥料を置くやり方だからトータルの肥料量は少ない。ふつうのやり方の5分の1くらいで済む。

 7回の内、窒素を与えるためのぼかし肥料や液肥を使ったのは3回、リン肥のみの施肥が1回、カリ肥が2回、そして、今回のカルシウム肥料である。ぼかし肥料や液肥は6月末まで株の大きさに合わせて施して終わりにして、それだけで7月一杯草体をできる限り大きく育て、その後徐々に窒素を切らして行く。代わりに、リンとカリウムで成熟と生殖を促して、最後にカルシウムで養分を蓄えさせる。だから、この7回目で里芋の施肥はすべて完了。あとは11月の収穫を待つだけだ。

 代表のやり方の何が良いのかというと、まず葉に寄って来る害虫が少なくできること。葉に付く害虫の食性というのは、余剰な窒素が葉から滲み出ているのを舐めたくて来て葉を傷付ける。与える窒素が適度であれば滲み出る量も少ないので害虫が集まりにくい。

 もうひとつは、品質の良い作物ができること。大きさ、色、味、どれを取っても配合肥料の元肥と追肥で育てた作物、あるいは有機野菜でも害虫対策で元肥と追肥それぞれ少なくして育てた野菜類と確実に1ランク以上の差がある。手間はかかるが益は大きい。今は代表のホラ話だと思われても仕方がないが、いずれみんなが味わって納得できるようにしたいと思っている。

 代表の手法では栽培が難しい作物もある。窒素分を自らの知恵で調達してしまう賢い豆類と、葉そのものを食用にする葉菜類、この二つだ。

 それを見越して今年栽培してみているんだが、一昨日書いたように、豆類については失敗。来年もう一回勝負することになった。葉物については敢えて難易度が高い白菜を選んでチャレンジする予定。白菜は窒素をたくさん必要とする作物で、少ないと結球しない。いかに窒素を最小限に押さえて害虫を誘わないようにするかがポイントになるんだが、ここまでのデータに基づいて、自分としては非の打ちどころの無い完璧なプログラムを組んだつもり。

 いかんせんお盆から断続的に続く雨。その影響で準備がかなり遅れてしまっている。白菜は種を播く時期が大事なんだが、それを守れない時は大豆と一緒に来年に回すしかない。もう天気の回復を祈るだけだ。

コメント

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肥料のやり方、話を聞くほどに、深いですね!

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