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失敗も成果の内

 トウモロコシは甘くて栄養があるから様々な虫の餌食になる。特に、アワノメイガという小さな蛾の幼虫は、必ずトウモロコシに付いて、花とといわず茎といわず実といわずあらゆるところに食い入ってボロボロにする憎っくき天敵だ。アワノメイガの被害を防ぐには見つけ次第手で取るしかないが、その勢いは捕殺が追い付かないくらい凄まじい。完全に防ぎたかったら農薬を使うしかないだろう。

 代表の育て方だとどうなのか?種を播種するときに窒素分をやらずに、定植後も少な目の状態で育てるというやり方で実験してみた。結果は、効果があった。ゼロではなかったが、アワノメイガの食害がほとんど無かった。しかし、窒素分が少な過ぎて、途中で肥料切れし、充分な大きさにまで育たなかった。失敗した。

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 更に、もうひとつの実験が余計に肥料切れを加速させたと思う。その実験というのは、普通一本の株に一つないし二つの実を遺して大きく育てるが、代表は実っただけ全部育てた。しかも、たくさんの数の実が出るように肥料を偏らせてみたのだった。そっちの実感はうまく行って、次々に実を付けてどんどん増える気配を示したが、いかんせん施肥量がその勢いに追い付かず、貧弱な株に実沢山の可哀そうな姿になってしまった。

 更に更に、後からできた実は、受粉しようにもその時には既に雄花が無くなっていたたため実にならなかった。このように花粉を待っている状態のまま老いた。

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 可哀想なことをした。

 だが、収穫できた何本かのトウモロコシは美味しかった。驚くほど糖度が高く、その甘さには雑味が無く、山深い谷川の清水のようにどこまでも澄んでいた。

 結局、色んなことを一遍に試したために失敗するべくして失敗したダメな実験の見本のような結果になってしまったが、転んでもただでは起きないぞという話で、肥料のコントロールでアワノメイガの被害を少なくできそうなこと、同じく沢山の実を付けさせることが可能なこと、そして、代表の肥料で育てたトウモロコシは旨いことのデータは取れた。

 次は、窒素分を草体内に増やさないで且つ切らさない施肥の方法と、実が増えても花粉が供給し続けられるような手法を考えて実験してみたい。来年の話だけどね。

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