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ニンニクは腐った

 どれだけ理論が理解できていたとしても技術が伴わなければ野菜は作れない。農業において、考えることの必要性はもちろんだが、実際に自らの体で土を動かすことの大事さは、例えば数学などのジャンルとは別次元のものだ。コンパスが使えなくても数学なんてできるが、鍬が使えなければ野菜は作れない。

 土を動かした結果がどうなったのか、最後まで見届けることも大事である。数学なんて頭の中だけで完結できるが、蒔いた種がどうなるかというのは見続けることでしかわからない。種を蒔いただけだったら何もしなかったのと同じ。経験として限りなくゼロに近い。

 農大の短期野菜学科は、4月に入学して3月に卒業の一年課程だから、当然ながら3月以前に作業をして4月以降にしか結果が出ないものについては知ることができない。せっかくの経験がゼロになってしまう。それで代表はひと月に一回くらい農大に行って観察する計画を立てていたんだが、忙しかったりタイミングが悪かったりしてそうすることができなかった。ようやっと今日行けたんだが、既に遅し、代表たちが手掛けた作物はすべて収穫が終わっていた。

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 ニンニクは、新たに種を購入したものと農大で収穫して予冷庫に保管して置いたのとで成長パターンが著しく違った。新たに種を購入したものに対して農大のものは発芽が早く、その後の成長も早かったが、しばらくすると農大のものの成長がパタッと止まり、新たに購入した方に追い越された。あれはその後どうなったのか?秋に種を蒔いたスナップエンドウやソラマメは、初冬にかけて気温が高かったために成長が早すぎたが、あれはその後どうなったのか?ナスは?じゃが芋は?ビニールハウスのトウモロコシは?先生方がしばし実習指導の手を休めてぼかし肥料をかき混ぜながら代表の質問に答えてくれた。

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 農大で収穫して保管して置いたニンニクは、結果的には腐っていたとのことだった。原因は不明。秋と春を間違えたのか。新たに購入した種の方は普通に収穫できたらしい。豆類については全部虫害で収穫できなかった、とか。これで代表の中にも経験としてメモリーすることができたのでよかった。それから話は農法や肥料に及び尽きることなく、よくこうして先生に話を聞いたなとその頃にフラッシュバックした。いつまでもそうしていたかったが、実習時間中でもあり、早めにお暇した。それでも一時間が過ぎていた。

 帰りに玉葱とズッキーニをお土産に持たせてもらい、ニンジンを一本いただいた。Kトラの中でニンジンをかじると代表の時とはまた違う味になっていた。進歩している。代表も頑張らないとなーと思った。
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