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落花生はどうなの?

 作物は人間が面倒をみてやらないと繁栄できない。自然の中で放っておかれたら、再び野生化して生き延びる作物もあるかもしれないが、ほとんどは野生の草との競争に負けたり虫や動物に食われて滅んでしまうだろう。何百年何千年もの時間かけて選抜され改良を加えられ飼い慣らされた植物。家畜と一緒だ。キャベツならキャベツとしての特性が固定されている。

 しかし、固定された範囲の中で個性がある。同じ条件で栽培しても全く同じものはできない。作物にも個性があり、育った環境の影響を受けて反応し、それらの記録が種の中に記憶されて次世代に引き継がれていく。この能力はかなり高い。例えば、代表の畑の周りの仲間のネギは何代にも渡って肥料と水をたっぷり与えられて育てられたため、甘え体質になってしまっていて代表のネギより弱い。同じ畝に並べて植え替えると、甘え体質のネギはグニャーっとなって溶けてしまうものがある。作物も人と全く同じで、育った環境に反応して体質が変化し、その体質が子孫の体質に影響を及ぼしていく。

 そうかと言ってネギがキャベツになることはできない。環境に応じて形が変化したとしてもネギの範囲内でのことで、見たこともないような変な形が現れたとしても、それは元々ネギの中にあったものなのだ。だから甘え体質のネギでも代表の畑で頑張れば元の強さが甦って立派に育つ可能性がある。ネギ次第だ。

 落ちた種とか捨てられた芋の方が元気な芽を出すという現象は、厳しい環境に置かれたが故に「なにくそ」という底力が湧くためではないだろうか。落ちた場所とか捨てられた所が発芽に適していたということも考えられるが、これまでの観察からまずあり得ない。やっぱりそっちの方が遥かに厳しい。

 ということは、「なにくそ」で這い上がった苗の方が強いんじゃないかという話である。検証のために昨日は捨てた里芋を拾って植えてみたが、今日は畑Aで落花生を拾って畑Bに植えてみた。収穫のときにこぼれて芽を出していたのが13株あったので。

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 一方こちらは今まさに芽を出そうかというタイミングの代表が普通に植えた落花生。

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  さてどうなるか。

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