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指定席

 「4ばーん、キャッチャー 代表くーん 背番号 ひとの駅かわうち」 選手を紹介するアナウンスが代表の耳には聞こえる。もちろん幻聴だ。

 ここは近所の大学の野球グランドのスコアボードの横。時々ボールが飛んでくるので試合のときは駐車できないが、普段は大丈夫。というか、注意されないので勝手に大丈夫だと思っている。立つとフェンスが邪魔になるが、Kトラの荷台からだとグランドが見渡せる。今、ここは、代表だけの特別指定席。午前の農作業を終え、ここでから昼飯の弁当を食べながら練習を見るのが代表の楽しみなのだ。

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  退職してから基本的に自分が楽しいと思うこと、自分のためになることしかしていない。自分にとって意味のないこと、無駄なことは一切やらない。同じ話をしない。一度やったことを二度繰り返さない。人がやっていることも見ない。聞かない。関わらない。反応しない。

 ラジオも聞かない。テレビも見ない。本や雑誌も読まない。音楽も聴かない。ネットもしない。全然必要ないし不自由も感じない。読むのはスポーツ新聞の野球記事だけ。ネットはブログを書くだけだ。頭の中はつねに妄想でいっぱい。

 そんな暮らし方をしていたら適応障害でどんなにか窮屈で臆病に過ごさないといけないと思っていたが、逆だ。焦りも濁りもない雑音がまったくない自分だけの世界ってこんなにも清々してのびやかで穏やかだったのかと感動すら覚える。
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コメント

徒然なるままに
もはや代表という名前が雅号かペンネームになった感がありますね。

作者「人の駅 代表」、もしかしたら後世の教科書にこのブログが取り上げられるかもしれません。

古典として

No title
しょせん屁のようなものですよ。
それよりも世紀の謎掛け名人として田中さんの名前が残る方に100万オコジョドル賭けます。わたしの場合コメントで平均2日くらいは固まってます。

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