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農大受験はどうなった?

 退職してからずっと落ち着かなかった。不思議なことに「ゆっくりできるかなー」と思った時に必ず身の回りに何かが起こる。その種は自分で蒔いているんだけどね(笑)。

 まず、農大受験の経過と結果について報告しておかないといけない。

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 12月に公立の農業大学校を受験したんだが、結果は・・・
 ・・・不合格だった。

 まだ在職中だったこともあり、仕事の引継ぎやら退職の事務処理、送別会のことなんかもあり、試験の前の日には残業という間の悪さも重なって、準備が充分でなく気持ちの切り替えもできなかった。甘かった。あんなに忙しくなるとは思わなかった。

 そんなんで、試験の朝は薬ぶつに頼らざるを得ない状態だった。

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 たしかに試験も不出来だった。が、それ以前に志望動機がまずかったらしい。観察や実験をやりたいという趣味感全開の内容だったため、「あなたのような人が来る大学ではありませんよ。」というようなことを面接で言われ、その時点で落ちたとわかった。ショックのあまりどうやって帰ったのかも思い出せない。

 2週間後に正式な不合格通知が届いたが、後期の試験を受けることも可能だったし、浪人して来年受験するということも、また、別の農大を受験する道もあったから、そのために不合格の原因をはっきりさせておかないといけないと思い、農大OBの農家の人とか、会社の先輩で有機農業をやっている人とかにアドバイスをもらいに行った。それから、農林振興センターにも相談に行った。それでわかったことは、公立の農大である以上、何らかの形で県の農業に貢献する人材を育成することが目的なのに、代表は完全に外してしまっていたということだった。ちゃんと考えれば最初にわかったことなんだが。

 「家庭菜園で美味い野菜を作って食いたい」なんて戯言をたれている60過ぎのじじいにかかずらっているより、立派な農業経営イメージを持った若くて情熱ある人材を受け入れる方が、県税の使い方として遥かに正しい。代表はいたく恥じ入り、不合格の結果について納得した。

 そうしている間に叔父が亡くなり、次女の就活が切羽詰まって来、パソコンの挙動までがおかしくなりはじめたので、代表は余裕がなくなり、この農大へ入るのは無理だと悟り、農業に関してはとりあえず一年間会社の先輩の有機農業を手伝いながら自己流でやってみることに決めた。そうしておいて体制を立て直そうと考えた。職場の仲間からは「そんなことであきらめるなんて代表が言ってきたことと矛盾してる」なんて言われたりして辛かったが、後期の受験申し込みはしなかった。それからは気持ちが楽になった。

 もしもここで決着がついていたなら万事うまく運んだはずなのだったが、神様はいつも代表に試練を与える。

 次女の就活の付き合いで川内村に出発する直前のこと。机の上に置いていた携帯電話に留守電が入っていた。再生すると、メッセージは以前相談に行った農林振興センターからで、「農大の追加募集があったので書類を送りました」という。郵便受けには留守電通りに農林振興センターから封筒が届いていて、書類を見たら申込み締切日までたった2日しかなかった。迷惑もいいとこだった。

 代表は頭を抱えた。一回気持ちが切れちゃったし、農大を受験しない前提で一年の計画を立ててしまっていたし、自分がやりたいことは変わっていないから受験したところでまた不合格に決まっている。それに、一回目の受験には賛成してくれた家族も「定員に満たないから誰でもいいって感じじゃん!」と今度は逆風になった。

 しかし、農林振興センターの人の親切はありがたいと感じ、心配してわざわざ情報をよこしてくれたのに何も努力しないで終わらせてしまうのは、それもまた自分の生き方に反した。農業の基本を学びたいという気持ちにも変わりはない。どうする?代表は迷いに迷った。だが、どうにも結論が出せず、そのことを正直に農林振興センターの人にメールしておいて、書類を持って川内村に行った。

 川内村に行ってからも迷い、結局、受験申し込みだけはしておいて、試験日までの10日余りの間に最終結論を出すことにした。

 にもかかわらず、受験日が近づいてもなかなか代表の気持ちは固まらなかった。娘の就活対応やパソコンのトラブルに追われる中で、ついに前日になってしまった。代表は農林振興センターの人に連絡した。自分のやりたいことは変わらないので、再びそのまま臨んでみます、と。

 前期の入試でおおよその傾向はつかんでいたし勉強もしていたので、正解かどうかは別にして回答が書けた。あとは戯言をたれている60過ぎのじじいを受け入れてくれるかだけだが、客観的に考えて難しいだろうと思った。だが、やるだけのことはやり、義理は果たし、自分のスタイルを貫けたという満足感があった。これで落としてもらえたらスッキリした気持ちで今年一年やりたいことができる。落ちる気満々。合否はもうどうでもよかった。

 合格発表の日から5日ほどは再び次女の就活その他で川内村にいたために、どういう結果だったのか詳しいことがわからないまま埼玉に戻ってから農大から送られてきていた封書を開けた。結果は・・・「合格」になっていた。予想が外れた驚きと、予定がくるう困惑と、夢が叶った嬉しさがごちゃ混ぜになったが、せっかく授かった運をわざわざ手放すことはしない。それにしても、どういうんだろうね。偶然が重なって起こる、こういう不思議な流れって。やっぱり神様に代表の本気度を試されたってことなのか。

 そういうわけで、代表は春から学生として勉学に専念します。
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コメント

No title
本格的ですねえ。すでに家庭菜園の域を完全に超えちゃっていますね。

偉い人だなっていう印象です。
No title
不合格と合格の両方を同時に味会うなんて、入学の目的などを再確認できて、良かったですね。こうなれば、農業での
{博士号}取得を目指すべきですね。
頑張ってください。試作農産物の試食のほうで応援します(笑い)

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