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ラーメン店にあってパスタ店にないもの

 昼飯を食べるのにたまたま入ったラーメン店。ガラス戸を開けた瞬間「しまった」と思った。

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 BGMがラップ。しかもかなりの大音量。代表はラップ調の音楽に合わせて食事をしたり酒を飲んだりするということが苦手なのだった。しかし、そこで引き揚げてしまうのは失礼だと思い、BGMは我慢することにして、思い切って入った。

 食券を買ってくださいと言われ、食券販売機の前に行くと、[両替のないようにしてください][しわくちゃな紙幣は入れないでください]等々、メニューと同じくらいの注意書きが貼ってあった。周りを見渡すと[駐車場は白線の中に入れてください][駐車場のトラブルは責任を持ちません]その他諸々、張り紙だらけだ。勇気を出して引き揚げたらよかったと後悔した。代表は張り紙だらけの店で食事をしたり酒を飲んだりするということも苦痛なのだった。

 もう食券を買ってしまったので、空席を見つけて座ると、店主と従業員のやり取りが険悪なのである。なにかにつけて店主が従業員を叱りつける。代表は食事は楽しくしたい主義。従業員が楽しそうでない店で食事をしたり酒を飲んだりするというのは避けているのだった。「もう帰りたい」と思った。

 ラーメンが出てきた。しかし、店主が丼をガチャガチャ音を立てて洗う。またそれをガチャガチャ音を立てて代表の目の前のカウンターに重ねる。わざと聞かせてくれているのかと思えるくらいの尋常じゃない騒音なのである。BGMに負けていない。「もう食べ残して帰ろう」と思ったが、あまりたくさん残しては失礼だろうと我慢して食べた。代表は気が小さい。

 ようやく食べて店を出たが、どんな味がしたのか、覚えていなかった。ラーメン店は味でなくBGMで選ぶ時代になってしまった感じがした。残念だったが、腹だけは膨れたのでまあ良しとしようと思った。

 ラーメンはこういう感性でも客が入るしこんな店が多くなったが、代表が知る限りパスタ店やうどん店にはないね。いつかはパスタ店やうどん店もラーメン店のような営業形態になる時代が来るのかもしれないが、そのときはもう外食で麺類は食べない。

コメント

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今日も美術展の絵の解説で、バルールについて説明しました。いろんな色の中で一つの色の間違いで作品全体がダメになる。五感で味合う料理の中で聴覚と言う一つが間違えると、味そのものが全部だめになる。そんなことを思いました。

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