川内村で その1

 川内村に行ってました。 諸々春仕様への切り替え作業のため。

 金曜日の夜中に軽トラで川越を出発し、川内村に着いたのは土曜日の夜明け前。ほんとうは金曜日の朝早くに出る計画だったんだが、野菜の種蒔きの遅れを挽回したくなり、予定を変更して金曜一日畑仕事をしてからにした。ろくに寝る時間がなかったもんだから川内村に着いたときには足元がふらふらしていた。

 たまにしか帰れないからやることは多い。とりあえず荷物を降ろし、止めていた水道を出して、ストーブを焚いて薬缶を載せ、掃除機で床に散らばった虫やゴミを吸って、コーヒーを一杯淹れて手帳に書いたやるべきことのメモを見る。

 時間が足りない。しかも雨模様の天気。頭の中で並べ替えてみたりするが、終わらせらるのは無理だ。最初からわかっていた気もする。が、来ないわけにもいかない。次いつ来るか考える。その繰り返しだ。仕方ない。時間ないから。マグカップを空にして動き出した。

 まず親父のライフのタイヤを交換。

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 ホイールとセットで買った中古のスタッドレスタイヤだったんだが、ひび割れが出ていた。来シーズンは新しくしないといけない。親父は「山があるうちは大丈夫だ」という。山が無くなるまで走らないともったいないと。いやいやゴムが劣化して硬くなったから割れるんで、そうなるとタイヤがたわむたびにそこからひび割れが延びてついにパンクする。だから使っちゃいけないんだよと説明するんだが、「パンクするまでは大丈夫だ!」といって聞かない。いったいどこでパンクするつもりなんだよ。

 親父には物質は劣化するという認識がないみたい。工具も農具も一輪車もコードリールも薪も石鹸もタワシも長靴まで庭で野曝しにしておいてみーんな駄目にしてしまう。はいはいわかりました。勝手にやっておくから。

 代表の軽トラのエンジンオイルを交換し、ラジエター液とウィンドウォッシャー液を補充してやって洗車した。そして、水道管のヒーターとサーモスタットを片付け、水をポリタンクに入れて持ち帰る準備をしたりしたらあっという間に昼近くになった。いつものことだが時間が経つのは早く、時計を見るのがほんとうに怖い。

 携帯をチェックしたら同級生のせっちゃんから「美味しいコーヒーを用意したから飲みにきな」とメールが入っていた。代表が川内村に行くって知ってわざわざコーヒーを買っておいてくれたんだねー。ありがとうせっちゃん。飲みたかったけど、「今回は行けません」と、泣く泣く返信。

 インスタントラーメンを食べながら思ったんだが、老化のせいか最近食べたり飲んだりした後に作業するとひどく胸焼けするようになった。潰瘍になりそうなレベル。やっぱり食事の後はしばらく休むべきなんだね。南欧の人たちが食事の後ゆっくり休んだり寝たりするのは怠け者だからだと思っていたけど、理に適っていると思った。

 川内村のいいところは、望まなければ余計なものとの接触を一切絶てるということだ。テレビもラジオも新聞もない。人工的な文字も音も映像も一切見えたり聞こえたりしない。そのことは不便なようだが、ここに来ればわかるが、とても安らげる。世の中必要のないものが多すぎる。

 昼過ぎに雨が上がった。ふた畝ばかり耕してジャガイモを植えた。長女と家内の車の夏用タイヤや、ポリタンクふたつに川内村の水を満タンにして軽トラに積んで広野町に向かった。二ツ沼公園ホールで今日から鶴田松盛さんの作品展が始まっている。代表は夕方5時からのオープニングパーティに参加させてもらうことになっていたのだった。

 明日につづく
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