ライフの点火プラグ交換

 興味がない人にはまったくつまらない整備の話シリーズで申し訳ない。長女のライフが減速したときにエンジンが止まることがあって怖いということなので、昨年末から様子をみている。

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 いつも止まるんだったらポイントが絞りやすいが、止まったり止まらなかったりということだと代表には症状がわからない。手の打ちようがない。まあ回転落ちがちょっと早いかなーという感じがする。アクセルを踏んだり戻したりしたときにも多少回転がバラつき気味であった。

 バッテリー電圧は12.7Vあって正常レベル。エンジンオイルの汚れも量も問題ない。じゃ、あれか?というわけで、点火プラグをチェックしたら、電極の減り方にバラツキがあった。

 新しいのに交換することにしたが、点火プラグって今時はホームセンターとかカーショップにほとんど置いてないんだね。いくらかあるにはあるが種類も本数も少ない。しかたがないのでまたネットで注文したが、正月を挟んだので時間がかかった。なので本日は点火プラグ交換の巻です。
 しかし、点火プラグって今時はホームセンターとかカーショップに置いてないんだね。いくらかはあるが種類も本数も少ない。しかたがないのでまたネットで買った。正月を挟んだので時間がかかった。

 これがライフのエンジンルーム。

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 黄色いPの字みたいなのがエンジンオイルレベルゲージで、その周りに6本の点火プラグが配置されている。1気筒あたり2本。昔の車は1気筒で1本だったが、今は2本が主流になっている。その方がまんべんなくガソリンを燃焼させられるので、馬力も出るし燃費も良くなる。ツインプラグ方式と呼ばれる。当然値段は高くなる。こういうシステムは軽自動車も高級車も変わらないので、軽自動車の価格が200万円というのも珍しくなくなってきたわけだね。

 まず、交換作業の邪魔になるエアクリーナーチャンバーを外す。

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 このチャンバーはレゾネーターとも呼ばれていて、エンジンの出力アップに効果があったり、また、エンジンが空気を吸うときに発生するゴーっという音を打ち消したりする役割があって、大きさや形状や位置は複雑な計算によって決められる。形づくりも複雑で面倒な時代になったね。

 エアクリーナー本体とチャンバーをつなぐチューブのバンド。

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 こんな単純な部品でも昔に比べるとかなり進化した。かつてバンドはただの平板だったが、要所要所必要な部分が補強された。バンドを締めるビスも単純なネジだったのが段付きになっている。こうすることで目論んだ分だけゴムを締め上げ、しかもネジが緩まない構造になっているわけだ。こういったところだって昔よりコストは高くなっているわけなんだね。

 エアクリーナー側の、チューブの結合部分。

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 バイクの場合には、こういったところには抜け止めのリング状の突起があるんだが、この車にはないね。エアクリーナーとチャンバーがそれぞれ固定されているのでその必要がないからだろう。突起がない分組み立てやすくなるので、そういうところでコストを下げようとしているんだと思われる。

 プラグキャップを外す。

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 車はみんなこういうタイプになっちゃったよねー。面倒なんだが、しょうがない。

 尚且つ奥のプラグキャップは長い工具がバルクヘッドの天井に当たって 使えない。工具の組み合わせを変えて作業。

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 まったく面倒だ。

 その次にプラグキャップのカプラーを外す。これががまたいやらしくやりにくい。

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 代表の人差し指のところにある硬くて小さい爪を、指先で押しながら引き抜かないといけないんだねー。女性ではとても無理だと思うよ。

 最近メディアでは「自動運転の時代到来」だとか、「AI(人工知能)が人間の頭脳を越えた」だとか騒いでいるけども、その電気を通す部分だとかセンサーだとかっていう基本の技術ってせいぜいこんなもんなんだよ。このシステムだけはエジソンの時代とほとんど変わっていない。

 プラグキャップ。

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 この先っちょに点火プラグがあります。

 この穴の奥。

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 普通の工具は使えないので、こちらのプラグレンチを使う。

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 これもバイクや車によってサイズがまちまちで揃えるのがたいへんなんだよ。また、ライフみたいに奥に点火プラグあると、ネジをゆるめても取り出すことができないから、磁石を内蔵してあるものが必要になる。代表のも磁石付きだ。

 奥まで届くようにプラグレンチとレバーをつないで、点火プラグをこじってエンジンのネジを崩さないように、慎重に慎重にゆっくりゆるめて、

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 こんな感じで取り出す。

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 電極の角が減って丸まっている。まだ使える状態だが、6本それぞれ減り方がちがうため、厳密な確認はできないが、そこが回転バラツキの原因になっていたとも考えられる。新しいプラグに交換しよう。

 新しいプラグ(写真下側)はイリジウム。今までのと比べると電極が細いのがわかるかな。

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 耐久性が高い材料なので細くても減りにくく、また、細いことで火花が強力で安定する。性能が良いわけだ。ただし、値段も高くて3、4倍する。

 イリジウムプラグを付けて、あとは外したのと逆の順序で部品を組んで、完了!エンジンをかけてアクセルをふかしてみる。おー、よく回る。安定している。これで大丈夫だろう。まったく世話がやける長女だ。もとい、世話がやけるライフだ。
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