人生は旅 つづき

気のおけない安定した関係を維持できる人間の集団は150人まで、という説を提唱したのはイギリスの人類学者のダンバーという人で、これをダンバー数というんだが、代表の中学の同級生はほぼ150人だった。そのためかいじめもなくチームワークが良かった。この歳になればみんなそれぞれいろいろあるので、時々こうして会える人数は限られているが、お互いに知らないというような同級生はなくて、会えば誰にも兄弟みたいな感情が湧く。代表以外のみんなも同じだと思う。ダンバー数ってけっこういいポイントを突いている感じがする。

 今回集まったメンバーは関東地区に住んでいて、ゆくゆく川内村に戻る予定なのは代表だけで、みんなはこっちで老いる道を選んでいるわけだが、そういうものなんだろうとは思う。人間の数だけ道があって、誰もが自由に時間と空間の旅をしている。代表たち150人は、たまたま若い日に川内村という点で交錯し、花火みたいにスパークしたあと、またそれぞれ別の方角に散って、何十年かを経てここで何人かが再会したということなんだろう。ラッキーであった。これから再びどこかで交錯するかもしれないし、これが最後なのかもしれないが、それは意志だけではどうにもならない。神的なものの差配によって変わること。だから今この時間をうれしい偶然としてしっかり刻まないといけない。年々そういう気持ちが強くなっている。

 それはそれとして、房総って楽しいところがいっぱいあるんだねー。

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代表たちは房総半島の玄関口的な蘇我に集合し、そこから千葉県民組が用意してくれた車に分乗して、一日目が濃溝の滝。

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 そして、誕生寺。二日目は有名な南総里見八犬伝の元になった館山城。

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 アンド、廃校を活用した総合観光施設の道の駅保田小学校を回ったんだが、どこも面白かった。

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 宿は鴨川の鴨川ヒルズリゾートホテルだったが、ここがまたサービスが素晴らしくてとってもリラックスできた。100点満点の房総旅行だった。

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 とくに、保田小学校ではいろいろ考えさせられたねー。ひとの駅かわうちでやりたかったのとコンセプトが同じだったから。

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 しかし、周辺が観光地の中で多額の初期投資をして商業施設として地域総出で立ち上げた保田小学校と、資金もない人もいない地域の視線も冷たいという状況で、美術館をベースとして少しずつ実績を積みながら過疎地に観光地そのものを創造しようとしたひとの駅かわうちとの差は大きい。保田小学校はいきなり完成形にできて成功している。ただ、もし代表たちに資金が潤沢にあったとしても、保田小学校のような規模でスタートするのはリスクが大きく無理があっただろう。やっぱりあの場所ではあれ以外のやりかたはなかったなーと、あれがベストだったなーと改めて思った。心残りなのは、ひとの駅かわうちが活動に行き詰ったからではなくて、震災が起きたために続けられなかったこと。それも流れだからどうしようもないことだけどね。道の駅保田小学校、ずっと続いてほしいと思った。
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