畑の土づくり その3(おわり)

 荒地の雑草はどうして野菜よりも元気なのか?人間は何にも手を加えていないのに...。

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 代表の疑問に隣の畑のジンボさんが答えてくれた。
「それは荒地が酸性土質で、それに適応した草だけが伸びているからですよ。」と。ジンボさんは博学だ。実家は大規模農家で野菜づくりのセンスも抜群。代表はジンボさんから多くのことを学んでいる。

 「なるほど~」と納得。いちおう裏付けをとっておこうと思い、PHチェックキットを使って調べてみた。
 そうしたら、中性だったよ。アルカリ性に近いレベルの。

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 荒地の草が元気なのは酸性が好きだからということではかった。

 みんなが畑に石灰を投入してわざわざ中性にしているのに、何もしていない荒地が中性???。なんか変。同じ植物でも野菜と雑草とでちがうのか?そんなことはないだろう。そうだとしたら大発見だが。

 ふたつのことが考えられると思う。

1.「自然のままの植生環境に酸性化を防ぐ仕組みがある?」
2.「植物は人工的な畑より自然のままの環境が生育に適している?」

 なんかそんな感じだねー。

 仮に代表が畑で、野菜ではなく雑草を育てたとしたら、荒地の雑草に負けてしまう気がする。余裕がないし、畑としてきちんと手入れするというのが地主さんとの約束だからやれないが。現実に起きていることを素直に受け取れば、早い話、自然のままの状態(土)を畑に再現すればいいってことになるんじゃない?

 ところで、野草が茂る自然のままの土とはいったいどういうものなんだろか。

 植物が育つことができる土というのは、粘土、腐植、砂礫、動物の死骸などが混ざってできたもので、その中には、有用な微生物とか、ウイルス、様々な小動物と、線虫や病害菌などの有害な生物までが混然と共存しているものらしい。代表が最初に土づくりの必要性に気づいたとき、微生物のことはまったく頭になかったが。

 普通の土中には有用微生物として、バクテリア、カビ、酵素などが暮らしているらしい。

 有用微生物の餌になるのが落葉、ワラ、木屑などの有機物なので、本来はそのために畑に腐葉土や堆肥を投入するわけだ。すると、有用微生物たちがセルロースなどを分解し、排泄物や窒素やリン酸を生み出してそれが作物の栄養分となる。この連鎖で有害物質の蓄積が緩和され、酸性化も抑えられる。

 ところが、一般的には、化学肥料や殺虫剤を使って微生物を排除してしまうようなことをやってしまっている。そのため、分解されるべき物質が分解されずに蓄積されて過剰障害になる。なぜ微生物を排除するかというと、微生物がいることによる少しの害を許容できないからだ。

 微生物には益もあるが害もある。野菜づくりに協力してくれる有用微生物だけを取り出せればいいんだろうけど、有害な生物がいるおかげで有用な微生物も生きられる互助関係もあり、技術的にもコスト的にもむずかしいみたいだ。だったら、面倒だから害と益の両方とも排除して、その機能は薬物で補う、というのが今の畑管理の主流になっているようなんだねー。それによって畑の劣化、すなわち酸性化や砂漠化、過剰障害などが出る、と。そんな感じかねー。 でも、この部分はカルト的なところがあって、全体像を把握している人がだれもいない。信じるか信じないか。そういう危ない領域だ。

 しかし、代表の土づくりの方向性は決めた。有用微生物や小動物がいた方がいいだろうと考え、彼らが住みやすい畑をめざすことにしました。雑草が伸び伸びと育つ荒地を先生にして、いかにその良い部分を畑に反映できるか。そういったことにチャレンジしてみることにした。

 具体的には、・・・だから、それがよくわからないんだよねー(笑)。まわりでやっている人も考えている人もいないし、ネット上でも「これだ!」という学説は見つからない。手法が確立していないみたい。どっちかというと否定説の方が多いくらい。代表もいろいろ考えながらやってみたいと思います。
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