はじめてのクラッチ交換 その2

 クラッチ交換作業の続きです。

 クラッチ廻りがどうなっているか?緊張しながらエンジンの右側のカバーを外して見てみると・・・

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 想像していたよりずいぶんきれいだったよ。焼けたオイルが付着したりして真っ黒かと思ったんだが。というか、ほとんどまっさらな状態。ケースとカバーの間のパッキンは、たいていはエンジンにひっいてしまって、固くなったのをリムーバーでちょっとずつちょっとずつ削って除去しないといけないんだが、劣化も少ないし破けてもいない。すばらしい。それでもクラッチはダメなんだもんねー。納得いかない。

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 さて、このSL230のクラッチを外すには、そのためだけの特殊な道具(工具)を使わないといけない。
 資料には四角いフライパンのようなものを取り付けてクラッチ全体が回らないように固定しておいてセンターのナットをゆるめろと書いてある。

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 その前に手前のオイルポンプを外さないといけないが、オイルポンプも回ってしまう。どうしたら外せるんだよ?立体パズルみたいでややこしい。なんでこんな構造にしたのか。ったくセンスがない。

 バイク屋さんや自分でクラッチを交換する人は、この四角いフライパンのようなものを買わないといけないが、値段がけっこうはって1万円以上もする。よくフライパンなしで、鉄パイプなんかを回り止めに突っ込んでやる人がいるが、たいていはギヤの歯を欠いたりケースを割ったりして失敗する。フライパンを持っていない代表はどうしたか?バイク仲間のやっさんから手作りのスペシャル工具を貸してもらったのだ。

 いやいや傑作。感心した。バイクよりもよっぽどできがいい(笑)。材料は、ホームセンターで売っているL字アングル長短3本とカラー4個。それらを下の写真のように組み付ける。

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 あとそのへんに落ちている歯車を1個のせるだけ。

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 そうすると、クラッチとオイルポンプのネジを緩めるときも締めるときもロックできるという寸法だ。時間が無いので詳しい説明は省くが、歯車をギヤ間にポンと置いて回り止めにしたところとか、L字アングルの長さがちょうどリヤフォークピボットのボルトにかかってストッパーになるところとか、短いL字アングルで長いL字アングルを結合してエンジンのボスへの負担を軽くしたところとか、長いL字アングルの一部を切り欠いてネジ回しが入るようにしたところとか、あるいは長いL字アングルの一方の一部を切り欠いて締め緩めの両方でリヤフォークピボットを利用できるようにしているなど、代表がこの工具を借りるときに説明は一切受けなかったのだが、にもかかわらず製作者の意図が映像を見ているようにひじょうによくわかった。材料費は1000円くらいだろう。

 クラッチを外しクラッチ板を見てみた。写真左上が新品。

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 クラッチ板は全部で5枚あるんだが、フリクション材がそれほど薄くなっている感じがしなかったし極端に減っているのもなかった。焼けた跡もなかった。しかし、調整代がほとんどゼロだったのは事実なので、均等に減って寿命になったということだろう。普通に乗って3万kmか・・・。これでは地球半周も走れない。寿命が短かすぎないかい?まあ仕方がない。次回のためにやっさんの工具をコピーしておこうと思った。

 途中省略して交換完了。初めてで慣れていなかったし、クラッチ板の順番を間違えるとやり直しになるので慎重にやったので、予定より大幅にオーバーして6時間もかかってしまったが、調整代が取れた上レシーバーと排気管の隙間もできた。

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 この半年のやることの中でいちばん面倒だったクラッチ交換が終わって少し気分が軽くなった。

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