茹でキャベツ

 まだまだ冬に逆戻りすることもあるこの時期。雪が降ったり霜がおりたりする可能性もあるから代表の小作も油断できない。しかし、今の代表にとっての敵は雪でも虫でも獣でも乾燥でもない。敵は風だ。せっかく野菜の苗を植えても、まだ根がしっかりしていないものだから風であおられて折れてしまうのだった。

 そこで代表は「こんなのがあれば便利だ!」と、バケツを逆さまにしたようなドーム形の風除けを考案しスケッチしてみた。

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 透明なプラスチックでできていて、光と雨を通すが、苗が倒れない程度に風を弱める装置なんである。おそらく風が止んで暑くなると蒸れてしまうので、縁に水を貯めてその気化熱でドーム内を冷やせる仕組みにした。

 試作品を作ってみたいと思い、改造ベースにできそうなものを探しにカインズホームに行ったら、ナント!すでに同じような商品が置いてあった。商品名を苗帽子という。暑さ対策が控えめだが、風を防いで蒸れることもないとも書いてあった。専門メーカーが商品化したものなんだから効果は充分確認済みなのであろう。5個セットで700円とはちと高いんじゃないかと思ったが、自分で作るよりは安いのですぐに買った。

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 早速風が強かった先週末の夜に、とりあえず比較のため、五つのキャベツの苗にだけかぶせておいた。風を通さないわけだからあおられて折れてしまう心配は無用になった。代表は安心して寝た。

 次の日の朝の天気は快晴だった。タイヤ交換をしてから11時頃に畑を覗きに行くと、苗帽子の内側に水滴が付いて中が見えないくらいに曇っていた。嫌な予感がし、急いで苗帽子を持ち上げると・・・可愛そうに、小さなキャベツの苗はドームの中でゆだっていた。苗帽子をかぶせなかった他のキャベツはシャンとしているのに。

 苗帽子の宣伝文句は嘘であった。風対策は代表のアイディアの方でもう一回トライしてみたい。
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