この道はどこへ

 じつは先週、ラジオも聞かずテレビも見ないで、インターネットもほとんどやらずスポーツクラブにも会社にも行かないでたまった用事を片付けていた。とりわけ畑の準備には時間を費やした。

 新人小作人の代表が畑に立つとき、なんだか勉強をしないで試験場にいるような不安を感じる。きっと最後まで作物を育てたという経験がないからなんだね。

 たしかに子供の頃は農業や林業の手伝いをさせられた。しかし、石を除くとか草をむしるとか断片的に関わっていただけで、汚れるし疲れる労働というものを軽蔑していた。それよりか薬品を混ぜ合わせてリンゴやイチゴの味をつくる理科室の試験のほうがよっぽど知的で魅力があって熱中した。それで工学の方に進んだわけなんだが、実際やってみると農業の世界も広くて奥深い。しかも、理科室でやる実験は趣味レベルだが、農業は実践と結果がすべて。厳しい。もっと真剣に手伝ってしっかり学んでおけばよかったと思うよ。

 畑という小さな空間には世の中のすべてが凝縮されている感じがする。ここで野菜を作ることで、多くの新しいことを学べそうな気がする。

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コメント

総合科学
農業は総合科学だって話ですね。
ライフワークとしては最高なんじゃないでしょうか。
No title
野菜は厳しくするといじけるのがでるし甘やかしてもだめ。人間と同じですよ。

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