農具は大事

 芸術や技術をエラそうに語っていた代表は今度は農業を語ろうというのだろうか。いや、そんなだいそれたことはできない。農業は奥深くて代表が足を踏み入れらる世界ではない。それがよくわかる。代表はただ決められたとおりに小作するだけだ。それで精一杯。代表がやれるのはその風景を伝えることだけだ。

 それにしても農業は面白いね。その人を映す鏡という言い方ができるんではないだろうか。

 畑を耕す決心をしてからまだ一ヵ月半。ホンダの中古の耕運機を手に入れてからたったの一ヶ月だ。しかし、代表の中ではもう一年くらいやっている感じがする。けっこう充実していた。その間、合理的でないと気がすまない企業勤め人の習性のままに、動きやすさとか種を植える順番とか酸性に強い野菜と弱い野菜などの情報を並べてこんな感じにしたいというイメージをつくった。

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 えー、左上は野菜の種類を植え付け時期の順番に並べた表で、その下は畝に何を植えるかのイメージ図。右側は酸性に対する強さの順に野菜を並べた表で、その右はポイントのメモ。これに連作障害を防ぐためのローテーションだとかも入れたいと思っているのだが、合理性を徹底しようとするあまりわずかな非合理が我慢できずに膠着状態。他が進まなくなるので、これはしばらく止めることにする。

  次は道具を揃えないと、ということで、耕運機に取り付けて畦をつくる培土器というアタッチメントを発注したが、恥ずかしながらネット詐欺にひっかかってしまった。
 代金を振り込んだのに商品が届かなかった。カード会社に被害届けを出したらクレジットカードのナンバーを変えろということだったのでカードを新しくした。10日もかかった。被害の詳細はカード会社で調査中だが、この手のサギは調査が追いつかないくらい多いらしい。みんなも気を付けてね。

 同じアタッチメントを別の業者に発注し直し、先日ようやく届いた。

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 カッコ良くない?これについてもいろいろ報告したいことがあるが、写真を撮る時間がなかったので詳しい話は次の機会としたい。

 これで代表が必要と考えるほとんどの道具が準備できたが、ひとつだけまだ揃えられていない道具があった。それは、鍬(くわ)。これがなくては農作業にならないだろう。

 代表としては昔ながらの鍬でじっくりと農作業を味わいたいと思ってさがしたんだが、売っているところがないんだねー。もちろんホームセンターにはたくさん並べてあるが、あれはただの鉄板で、軽いしすぐに曲がるし味も薄い。だれがどんな目的で作った商品かということを考えればとても持とうという気持ちにはなれない。昔の鍬が川内村の家にもまだ残っていたはずなんだが、雨曝しだったために腐ってボロボロだった。修理しようとしたもののうまくいかなかった。

 それで、四国の方で古農具の鍬を手に入れた。もちろんネットオークション。これは良い物だった。

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 良心的な作り手からなる正真正銘手作りの一品。鍬の先に行くにしたがって微妙に凸凹しながら薄くなっているところがいいよねー。根元は強く、先は薄くして「土を切る!」という意思が伝わってくる。何世代も畑で使われながら改良が加えられた究極の形なんだと思うよ。じつに美しい。いい買い物をした。代表は一生この鍬を使うだろう。

 これで小作に必要な道具はすべてそろいました。
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