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すばらしき福島弁 例えば「あっぽたっちぇ」

「あっぽたっちぇ」
これを読んで意味がわかるひとは福島県人か、あるいは相当な福島通だ。
びろうな話で恐縮だが、意味は「ウンコがしたい」ということ。

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「あっぽ」は名詞で「大便」の福島(東北?)の方言。「たっちぇ」は、同じく動詞「する」の方言で「たれる」の希望をあらわす活用形。合わせて「あっぽたっちぇ」だ。標準語で「ウンコがしたい」というよりも「あっぽたっちぇ」のほうが、大でん筋に力をいれてモジモジしながら必死に便意をこらえている様子がイメージできて、可愛いくないですか?角がたつところはやわらかく、微妙なニュアンスをイメージしやすく語感で伝える福島弁って、すばらしいなぁとおもう。福島弁は福島の大切な財産だ。
ひとくちに福島弁といっても、県の中でも地域によって多少の違いがある。それに個人差も加わってバリエーションは豊富だ。また代表のように福島をはなれて、各地のことばと入り混じった亜流に退化した福島弁もどきを話す県人もいるので奥行きも深い。

もし福島弁を学びたかったら、ひとの駅かわうちホームページの右下にリンクが貼ってある『正統相馬弁を学ぶなら・相馬弁保存会』がおすすめだ。代表が感激して、乞うてリンクをお願いしたものだ。紹介されているのは相馬弁だが、福島県やあぶくま地域でつかわれているボキャブラリーはほぼおなじで、おおよそ網羅されているとおもう。また、相馬地方の情報も知ることができて、ローカル色豊かで楽しいし、ここを入り口にしてもっと深い世界も待っている。『相馬弁保存会』にいちど目を通して、はずかしがらずに話してみよう。

ところで、「あっぽ」というとおもいだすことがある。代表が子どもの頃は、男子が小中学校のトイレで「あっぽたれる」のはとても恥ずかしいことだった。現場を見つかろうものならみんな大挙しておしかけて「あ~、女便所であっぽたっちぇるー。男のくせして女だー、女だー」と囃し立てられ、その汚名は卒業するまで消えなかった。だから福島の男子は、学校で女便所に入るくらいならいさぎよく「あっぽ」を漏らした。

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代表も二回ほど家まで我慢できず小学校の帰り道で漏らした。(野グソという選択肢もあったが、野外でケツを出すと肛門から「じんむぐり」に入られて内臓を食われる恐怖があった。「じんむぐり」については、また項をあらためて書きたい。)一回目のときは親に見つからずに風呂で洗ったが、二回目のときは真冬で、しかもちょうど親戚が来ていて「はやぐこっちゃきて顔みせろ~」といわれてコタツに招き入れられたために、コタツの中に芳香を充満させて発覚してしまった。それからしばらくはことあるたびに「あっぼむぐし」と呼ばれた。「むぐし」は「もらし」の福島弁で・・・つづく。(つづける?)

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