冬支度終了・・・前篇

 いや~天気予報は外れる。予報では先週末の川内村は快晴だったので、代表は冬支度をするために先週金土と川内村に行ったのだったが、結果的に両日共に不安定な天気だった。特に金曜日は荒れ土曜の明け方まで雨風が強かった。土曜の日中も風が強く時折雨が降った。日本気象協会に恨み節だが、人間の技術なんてもので自然様には敵わない。未来を予測することは不可能ということだ。

 いつものように金曜の早朝川越を出発して9時前に川内村に到着。早々に作業開始した。冬支度の基本パターンは、水道管や給湯器が凍結破裂しないように、ヒーターを作動させて、水を抜くことと、車のタイヤを冬用に交換し、S2000をシートで覆い、冬の間乗らないバイクと車のバッテリーを外して充電しておくこと。順調に行けば一日で終わる。

 では、タイヤから。親父と長女の軽自動車と代表のKトラの3台分だ。

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半年置いたくらいでけっこう空気が抜けてしまうもんだね。全部3キロくらい入れておいたのに、ほとんどが2キロを切っていたので、Kトラに積んでガソリンスタンドへ運んで空気を充填。こういうときにKトラはほんとうに便利だね。
 親父のライフのを交換。アルミホイールを奮発してやった。

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 見ていた親父が「やっぱしアルミ履ぐど格が上がるな!」と満足そうであった。代表も嬉しい。しかし、スタッドレスタイヤでも凍結したら滑るし、前輪駆動とはいえ雪が積もった道は得意ではない。船引に買い物に行くときは、できるだけ天気がいい日に、遠回りと言ってもなんぼもちがわないんだから、大滝根を越えないでわりと平坦な都路村経由の道を行くように話す。

 つづいてKトラの番。

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 だいぶ減ってきた。来シーズンは新しくしないといけないだろうなー。長女のは川越に運んで交換する。そっちも減ってきたから来シーズン新しくしないといけない。

 作業をしているときに、家の前の道を同級生のお母さんのKトラがトト~と通った。あれ、足を骨折していたはずだが!?と思って親父に聞くと、治って退院したということだった。さすがは親父の指導役だ。親父より2つ上だからもう86歳なんだが、いやいやこの世代はほんとうに強い!びっくりする。60くらいで「疲れる」とか「忙しい」なんて言っていられないと思った。

 昼ごはんはラーメン三七三へ行った。

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 代表は野菜炒め定食を頼むことが多いんだが、メニューに野菜炒め定食が無かった。それじゃ新しいメニューが増えたのかな?それを食べてみよう、と思ってまじまじ見たが、それも無い。「メニュー変ったの?」って聞いたら、「野菜炒めが作れなくなったからメニューから外したんだ」ということだった。「え?野菜が足んないの?」って聞き直したら、コーゾーさんの手首が腱鞘炎になってしまって中華鍋が振れなくなった、という話だった。そうだよなー。代表がもう60なんだからコーゾーさんだって歳取るよ。少しさびしさを感じながら、カツ丼を注文した。かつ丼もうまい。

 それからコーゾーさんは「この前、ひとの駅かわうちTシャツを着た外人さんがテレビにでていたの見たど!」と話した。マンスールさんだ。福島でも放送されたみたいだね。「学校はもう壊されたのが?」と聞かれたが、代表もしばらく行っていなかったので、それには答えられなかった。予定通りに進んでいればもう無くなっているはずなんだが・・・。行ってみるか。

 というわけで、久しぶりに川内村大字上川内字十八窪129に行ってみると、三小はまだ解体されていなかった。

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 今年度の補助金でやらないといけないはずなので、これから一番寒い時期に壊されるのだろうな。たいへんだ。もしかして来年度に変更になったのかもしれないが。まあ、代表が気にしてもしょうがないことではある。

 家にもどり、雪になったりする気まぐれな雨や、吹きつける冷たい風を恨めしく感じながら、冬支度の続き。外したタイヤや車を洗った。外気は冷たいが、水は冷たく感じない。深い地下から吸い上げているもんで、年間通して同じ冷たさなんだね。夏は痺れるくらい冷たく感じるが、今の時期は温く感じる。ありがたい。

 そういえば、代表ん家から7,80メートル南側の親戚が同じように井戸を掘ったんだが、赤く濁っていたらしい。もっと深く掘ってもダメで、仕方なくフィルターを使ってろ過しているらしいが、すぐに詰まってしまうということだった。赤いのは鉄だ。この辺りの地面は鉄が多くて、代表ん家の以前の井戸水も鉄分が多く赤っぽかった。更にそこから100メートル南の家の井戸は、透明だが渋水だったとこれも親父が話していた。今の代表ん家の井戸水は透き通ってとても美味しいんだが、ちょっと位置がずれただけでこんなにちがうものなんだねー。不思議だ。宇宙へロケットをバンバン飛ばす時代に、自分の足元のそんなこともわかっていない。人間は少し謙虚になったほうがいいだろうと思った。

 日が少し翳り始め、雨風が強くなったため作業を中断。親父も来て、ストーブの前でタバコを燻らしながら暖まっていた。代表が二ヶ月ぶりに川内村に帰ったので、親父も話したいのだろう。

 親父には、来年のお盆に子供たちを召集するように頼んである。そこで、いろいろ話してほしいと頼んである。子供たちが生まれる前のこと、一緒に暮らした日々のこと、そして親父がいなくなってからのこと。親父の口から直接子供たちに伝えるように。最後の儀式だ。冷たいようだが、きちんと受け止めて、そうしておかないといけない。ほんとうはもっと早くやっておかないといけなかったが、ずっと親父は突っぱねていた。屋根から落ちて大ケガをして必要なことがわかったのだろうと思う。

 その予習をするかのように親父は話し出した。

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 栃木の大田原辺りで農業を営んでいた家の跡継ぎに生まれながら、家長とそりが合わず家を飛び出して日立で床屋をやっていた親父の親父のこととか、そこで出会った親父のお袋の家は袋田と矢祭の間にあったことなど。いずれ親父と一緒に消えてしまう遠い昔の物語は、セピア色のトーキーでも見ているような感じで懐かしく、トタン屋根を叩く雨音と一緒に聞いた。代表にもいつかこうして子供たちにこの親父のことを語るときがくるのだろうか。

 S2000の洗車まで終わったが、毛布で覆ってからシートを被せないといけないので、乾かさないといけないが雨が断続的に降っているため乾かない。明日に賭けることにした。明日も雨だったら観念来週もう一回来ればいい。来年こそは余裕を持って早めに終わらせるぞ、と誓った。

 行くつもりはなかったが、かわうちの湯の回数券が3枚残っていて、期限が12月19日だったので、行くことにした。しかし、かわうちの湯は料金が高い上にこういうサービスも良くない。平日だったせいなのか利用客も少なくて、というか男性湯には代表以外一人だけで、その客も湯船の傍に大の字になって爆睡していた。知り合いに会うことも少なくなったし、大丈夫か?かわうちの湯。負のスパイラルに入ってしまったのかもしれない。代表の勘はけっこう当たるので心配だ。

 焼酎を飲みながら晩飯を食ったら、堪えられないくらいに眠くなったので寝た。

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 夢の中で一晩中雨風の音を聞いた。

 明日につづく
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コメント

存続希望
部外者の立場ではありますが、校舎は残しておいて欲しいなって気持ちもありますね。
世代を超えて継続する歴史や時間も必要だと思うんですが。
どういうスパンで世界を見ているか、でしょうね。今日明日だけ見るか、50年後100年後まで見るか。そもそも50年後100年後まで見ていたら、過疎化になってから慌てることも無かったことでしょう。だから、50年後も同じことをやっているんじゃないでしょうか。

ところで、田中さんのコメントがついたエントリーを誤って削除してしまいました。田中さんのコメントは、重曹でうがいをすると歯が丈夫になる、という情報でしたね。

対処療法的な感じがします。やっぱり元を正しくしないといけません。歯が細らない食事と体質改善を目指すのが良いと思います。因みにわたしは、若い頃に歯磨きのし過ぎで歯槽膿漏になった経験から、今はあんまり神経質に磨かないようにして、なんでもよく噛んで食べ、時々拳で自分の顎まわりをドツいたりしてます。歯に栄養を与えつつ、危機感を持たせる作戦です。

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