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バイク HONDA SILK ROADつながり

先日、中内さんの作品を運ぶために訪れた東京芸大で、一台の古いバイクが駐車しているのを見て感激した。このバイク、1981年に発売されたシルクロードといって、代表が若い頃に開発にたずさわったモデルだったのだ。

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シルクロードを見た瞬間にたくさんのことがフラッシュバックして思い出された。シルクロードのコンセプトを考えたのは、昨年末までひとの駅で作品を展示していた池田均さんだった。代表と池田さんとは、あのときからつながっていたわけだ。
               【池田均さん】
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そのコンセプトというのは、「歩くようなスピードで風景を楽しみながら走るバイク」で、そのために極低速でもエンストしない、ローギアよりさらに低いスーパーローギアを装備していた。これによってアイドリングに近いエンジン回転数でもトコトコと走ることができた。
商品の名称をシルクロードとしたのはもちろん中国とヨーロッパを横断するシルクロードをトレッキングするイメージからで、販売促進のイベントの下見のためにプロジェクトメンバーが実際にシルクロードを走った。
         【シルクロードのシルクロード】
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そのときのことがWEBマガジン「TORACTIONS」で紹介されている。当時の中国はまだ鎖国に近い状態で、道路沿いに軍事機密施設が点在していた関係でイベント開催は実現できなくて、結局代表はシルクロードへ行けなかった。
また、シルクロードが発売になったときに、会社の先輩三人が「やぎちゃんが設計したバイクだから」といってわざわざ買ってくれて、涙がでるほどうれしかったのも思い出した。その先輩のひとり山中勲さんからは、最近『ホンダ・フラッグシップバイク開発物語 -名車を生み出した熱き技術者たちの戦い-』という本を執筆したとの情報があったばかりだった。

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いやいや、よもや芸大でシルクロードに出会えるとは思わなかったよ。こうして一見関係のないばらばらのパートが、まるでジクソーパズルが組み上がるように、そしてそのことが予定されていたかのように、今の代表につながる不可思議さにはトリ肌だった。

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