川内村にもどって・・・横溝森子さん

 横溝森子さんから詩の最新作をあずかってきた。

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 誰にでも心に残る風景というのがあるだろうと思う。代表にもある。故郷の家の裏山の、南向きの山の斜面に並んで腰掛けた祖父と弟の姿。祖父は、かわいくてしょうがないという眼差しで弟を見ている。季節はいつのことだったのか覚かでないが、梢から射し込む光が祖父と弟を明るく照らしていたから、芽吹きの頃か、小春日の頃だったのだろう。幼い代表は、その周りの乾いた土の上を走り回って遊んでいた。それが代表の忘れ得ぬ風景。ずーっと忘れない。

 横溝森子さんの心に残る風景は、川内村の高田島周辺らしい。その場所のことは繰り返し聞かされるし、詩にしたのを渡されてもいる。

 横溝森子さんの生まれ故郷は、焼額山を越えた会津の山奥だから、ほんとうの心に残る風景というのはそこにあるのかもしれなくて、高田島の風景を透かして心に残る風景を見ているのかもしれない。ほんとうのことは本人以外知ることはできないが、本人が気づかないこともある。人間の心は不思議なのだ。しかし、横溝森子さんは川内村が好きで、川内村にもどったことは事実。昔の仲間が川内村に来るときは連絡欲しいそうです。

 では、横溝森子さんの最新作を紹介します。
『 川内村にもどって  -横溝森子-

三春から船引を抜けて 常葉を過ぎたあたりから
車の数もぐっとへり たったひとりのマイウェイ

滝根山のグリーン峠を登りきると 見慣れた山々がとびこんでくる
両手両足バンザイ

峠を少し下ると 私の大すきな場所がある
高田島の奥入瀬渓谷と かってに名前をつけた

大きな一枚岩と小さな三段滝 
そこを流れる水音 それだけがあり それしかない 
しゃがみ われを忘れ 時をすごす

高田島の集落に入ると 咲き乱れる菜の花が
水がはられた田んぼが キラキラと光っている

里山のパッチワーク 私もパッチワーク
ああ いい やっぱり 川内は いいなぁ  』
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コメント

奥入瀬
私も高田島の渓流は奥入瀬のようだと思います 一枚岩と三段の滝がどこにあるのか気になります。
お気に入りの場所があるのは幸せですね。こんど聞いておきます。

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