信用

 新しい事業などを始めるとき、資金を集めたり協力者を募ったりするのに信用というのが大事だ。ひとの駅を始めるときには、代表と仲間の学歴とか勤務先の会社名とか仕事とかずいぶん活用させてもらった。ひとの駅の最後の片付けのときに、黒板と黒板に貼ったベニヤ板の間から出てきたこの写真も、そういう使い方をするために持ってきたのだった。

 ワイン・ガードナーが自筆で「ヤギサワサンヨ カラダニキヲツケナ」と書いてある。懐かしい。1987年のロードレース世界選手権500ccクラスチャンピオンだったが、そのワインと付き合いがあったというのは、自分を信用させるために大きかった。

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 代表はバイクの人たちにたくさん来てほしかったので、有名ライダーのサイン入り写真とか、バイクの本物のデザイン画とかも展示したが、まあ、有名人と一緒の写真を見せて投資話を持ちかけたりするという、詐欺師と同じやり方だね。代表たちは本物の詐欺とちがって真面目にやったから、問題も無いことはなかったが、うまく行きかけていたと思う。残念ではある。

 思い返せばこの手の、つまり、政治家や芸能人の誰々を知っているとか、ジャーナリストとか写真家とか組織役員のタイトルとか、いわば虎の衣を借りて自分の力を認めさせるようなやり方を常としている人たちは、概して力も無かったし自ら行動することは少なかったように思える。人の振り見て我が振り直す。代表も反省して、そういうふうに利用するのは金輪際止めようと思う。ワインの写真は、代表の部屋の中の、他の思い出の写真と並べて立てておいて、自分だけで振り返れればいい。

 ワインよここまでありがとう。
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