老化現象

 代表は、「すごい」という言葉を使うのにすごい抵抗を感じるのであまり使わないのだが、ある会社の社長の退任インタビュー記事1ページの中に、インタビュアーと合わせて「すごい」が7回も使われていたのを読んですごいと思った。

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内訳は、
①「〈すごく〉大変な状況」
②「〈ものすごい〉工夫」
③「力強さを〈すごく〉感じた」
④「〈すごい〉チャレンジ」←インタビュアー
⑤「〈ものすごい〉技術力」
⑥「〈ものすごく〉いろいろなチャンス」
⑦「事業がひろがっているのは本当に〈凄い〉こと」

 「すごい」は「素晴らしい」に置き換えられる感じで、ポジティヴなニュアンスで使われている。

 しかし、すごく【凄く】の意味を調べてみると、
非常に気味が悪い。ぞっとするほど恐ろしい。びっくりするほど程度がはなはだしい。ということなのであった。本来はネガティヴなことの形容に使われるものなのであろう。

 適当に、さっきの7回のすごいと置き換えてみる。

①「〈非常に気味が悪い〉大変な状況」
②「〈ぞっとするほど恐ろしい〉工夫」
③「力強さを〈びっくりするほど程度がはなはだしく〉感じた」
④「〈非常に気味が悪い〉チャレンジ」←インタビュアー
⑤「〈ぞっとするほど恐ろしい〉技術力」
⑥「〈びっくりするほど程度がはなはだしい〉いろいろなチャンス」
⑦「事業がひろがっているのは本当に〈非常に気味が悪い〉こと」

 となって、まるで正反対のイメージになってしまう。

 この社長もインタビュアーもそういう意味で言ったんじゃないだろうけど、正しくはそうなってしまうからしかたがない。そもそも使い方として「すごく」が正しく「すごい」という言い方はまちがいらしい。

 自分の支離滅裂な文章を棚に上げてだが、言葉なんて表面的なことはどうでもいいことなんだが、最近、そういいうことが気になって気になってしかたがない。こういうのが歳を取ったということなのかな。もしかしてこの会社も老化現象なのか。
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