幽霊の正体

 Kトラの左のドアの音が一体どこから出ているのか、今日は徹底的につきとめることにした。手でドンドンと叩いて振動を加え、凸凹を走ったのと同じような状態にして音の発生源を見つけようとしてみる。

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 そして、ついにわかったその原因。代表のブログ最大級の写真数で詳しく報告します。
 ドアを叩くとビリビリと音がする。音の出る方向へ範囲を狭めていくと、ドアのAピラーあたりになった。

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 しかし、まだどの部品がビビっているかまではわからない。さらにドアを叩きながらあちこち触ったり押さえたりしていくと・・・、ドアミラーを掴んだときに音が消えることがわかった。

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 「ここだ!」というわけで、世紀の大発見をしたくらいにうれしくなった。ドアミラーの内部にふらついているところがあるはずなので、分解すべく、その構造がどうなっているのかパソコンで調べてみる。ドアミラーを外すのは初めてだからね。

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 ふむふむ。なるほど。構造を頭に入れて早速分解開始。まずネジのあるところを隠しているカバーを外す。

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 傷が付かないようにマイナスドライバーの先にガムテープを貼るが、相手はプラスチックだし、簡単に外れるようにはなっていないので必ず傷が付く。こういう部品は外すときのことはあまり考えられていない。付いている時に美しく、工場を出るときにだけそうなっていればいいという考え方なんだろうね。
 
 カバーの下はガタついているような部品はなかった。次にドアミラーそのものを外してみる。

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 外れた。

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 しかし、そこにもガタついているようなところはない。

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 ドアミラーの方にもない。

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 おかしい。ドアミラーを外した状態でドアをドンドン叩いてみると、やっぱりその周辺から音がする。どうもドアの鋼板の合いが悪く接触するところがあって干渉しているみたいだった。だが、そこがどこかというのは、ドアは溶接でコンプリートしてあるので、それ以上たどれない。音は聞こえる。干渉しているところがわかれば、その間にゴムを入れれば大丈夫のはずなんだが。

 代表は、閃いた。それらしいところにゴムを詰めてはどうかと。使ったは自転車のチューブ。子どもが空気が抜けたまま走ってボロボロになったのを、パンク修理に使おうと思って捨てずにとっておいた。

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 適当な長さに切って、鉄板と鉄板の間に突っ込んでみる。

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 叩きならやってみると、ゴムがダンパーになって制震するのでそれなりに音が変化する。どんどんタイヤチューブを突っ込む。ビビっていそうなところにひたすら突っ込む。

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 いい感じになる。調子に乗って関係ないところまで突っ込む。もう叩き過ぎで手が痛い。

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 まあ、高級車が高級感を出そうとしてやっていることは結局はこういうことです。その分重くなり価格も高くなるというわけで、代表が今やっているのは、いわばKトラの高級車化だね。高級なKトラが欲しいという人はある程度数いるのかもしれない。実際に何百万もかけてKトラを改造する人たちの市場が存在する。

 大家さん(駐車場の)が、またやってんの?という感じで様子を見に来て、ネギをもらった。

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 大家さんはこのあたりの大地主だ。前に花門で飲んでいたときに、花門の隣の豆腐屋さんが「このへん(上板橋)の駐車料金は安いんだよー。おれが借りているところなんて2万7千円だぜ。」と話しているのを聞いてびっくりしたことがあるが、川内村だったら一軒家が借りられる金額だ。代表は田舎者なので、いまだにただの地面にお金を払うという感覚がわからない。ここの賃料は一台分ひと月6000円。年間7万2千円。それでも高いと思ってしまう。

 話が逸れた。ビビリ音がしなくなったのを確認して完成。やったー!

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 確認のため、勇んで走り出してみる。「あれ???」まだ、音がする。同じところから。

 明日につづく

 いやいや。もう続けるわけにはいかない。とにかく、ドア側の音は完全に消えたはずだ。とすると、ドアとどこかの間で音が出ているってことだ。Aピラーを手で押さえてみる。音が消えた。そこだ!

 車を降りてAピラーをチェックすると、ボディ側のモールが浮いてドアと当たっているところを発見。こすれてAピラーの塗料がモールに不着している。

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 しかし、まさか、よもや、こんなところではないだろう。こんな簡単なところであってもらっては困る。もっと難しい、専門家でしかわからないようなところであってもらわないと、何ヶ月も知識をひけらかして大騒ぎしてきた代表の立場というものがないではないか。

 いちおう、そこだとしたら、ガムテープを貼ってみればはっきりする。貼ってみる。

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 走ってみる。

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 「・・・・・・無音・・・・・・」

 明日につづく

 いや、逃げてはいけない。音が消えた。

 なんてことはない。音を出していたのはここだった。そして、シートとおんなじでガムテープで消せるような話だったのであった。恥ずかしい。負け惜しみじゃないけど、高級感はトヨタのクラウン並にアップしたよ。クラウンのパトカーに乗せられたことがあるからわかる。

 代表のお気に入りのCDを聴いてみる。左からピンクフロイドの「狂気」、はっさくの「ふるさと」、フレディ・マーキュリーの「バルセロナ」。武道館のコンサートより素晴らしい。よくできたリスニングルームで聴いているみたいだ。

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 有名な古い川柳に「幽霊の 正体見たり 枯れ尾花」というのがある。幽霊だと思って怖がっていたらススキの影だったという句なんだが、いちばん怖いのは人間の思い込みだという話だ。代表もなまじ専門知識とか経験とかがあるために、いきなりそっち方向に向かってしまって、枯れ尾花をお化けだと信じ込んでしまった。思い込みを深く反省。またひとつ利口になった。

 Kトラの音についてはこれにて一件落着ということで。

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 たいへんお騒がせしました。
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