スポーツクラブ通い3年目に突入のつづき

 昨夜は書いているうちに眠くて意識を失ってしまった(笑)。

 代表がスポーツクラブに通い始めて2年。ブログを始めてから6年だが、その間、学生時代のことはほとんど書かなかった。何故か?人生の恥部だからだ。書くには清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟が要る。でも、行きがかり上触れておかないと話が繋がらないのでちょっとだけ書きます。

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 代表は、ジーンズをはいているというだけで退学になるような学生運動の末期に地方の都市で学生時代を送った。オイルショック只中の暗く混迷した社会の中で、訳のわからない焦燥感に胸を掻きむしっていた。世相に同調して代表も荒れて、酒、タバコ、ギャンブル、それから・・・とても書けなが、とにかくいろいろな悪さをして、毎日毎日今思い出しても顔が赤くなるくらい夥しい数の恥をかいた。

 自慢するわけじゃないけど、代表が通った学校は県内あちこちから秀才が集まる工学系のエリート校だった。5年制で、機械科、化学科、土木科、電気科の4科があり、各科40人ずつの1学年160人だった。

 代表は電気を専攻したが、電気が好きだったからではなくて競争率が一番高かったからだ。就職に有利だろうと考えただけだ。ほんとうにやりたかったのは建築。そのためには大学に行かなければならなかったが、我が家にはそれだけの経済力がなかった。代表みたいな貧乏人が行く学校でもあった。

 自宅から通えない学生のために学校には寮が併設されていた。遠くの学生がほとんどだったので、ほとんどが寮生だった。代表も寮に入った。寮生活で代表の世界観や人間観が一変した。そこは小説のような世界だった。個性のるつぼというか、原人タイプから宇宙人タイプまでありとあらゆる特性の人間がいた。囚人が狭い牢獄にギューっと押し込められたような感じだった。

 入寮したその日の夜。新入生が一人ずつ裏山に呼び出されて、5百メートルくらいの間に点々と居る先輩の間をどやされながら洗礼された。礼儀を教わると言えば聞こえはいいが、服従を誓わせられたのだった。代表は恐怖のため3週間くらい血尿が止まらなかった。

 一部屋4人で、その内の一人は面倒を見てくれる先輩。その部屋が2つから3つ構成になっているので、常時8人から12人が一緒に生活する。寮全体では300人くらいいたと思うが、もうちょっと少なかったかもしれない。代表の同部屋は、超キザなナルシスト。女みたいに可愛い顔でニコニコ毒を吐く会津っぽ。親父くらいに老けた一浪生。その他にもぜったい風呂に入らない奴。いつも猛烈な勢いで何かを書いていて一日二日でボールペン一本使う奴。男同士でふざけているうちに射精しちゃった奴。ところかまわずいきなり前転やバック転をする奴とか、恐山のイタコみたいに死者の霊がのりうつってしまう奴。蚊が体毛に絡まって死ぬくらい毛深い奴とかもいた。

 勉強していると、窓のところにヌっと顔が現れて「今のままの生き方でいいのか?」と話しかけてくる。一年上の先輩だったが、何かの団体の勧誘をして歩いているのであった。

 一週間に一回くらいの割合で、夜中に「わぁーーーー」という声と「ぎゃーーーー」という声がして、ドッボーンと水音がする。気に入らない奴がまわりのみんなに担がれて池に投げ入れらるのだった。時々教官も池に浮いた。

 まー全員が全員今思い出しても頭がおかしくなりそうな変わった連中ばっかりで、また、そいつらが意味がわからないような教材をスラスラ暗記してしまうような秀才だったわけで、代表も奴らからみたらおかしかったと思うけど、代表の常識はガラガラと音を立てて崩れてしまった。

 このままでは狂ってしまう。それで代表は、人間ていうのはそういう生き物なんだと解釈するようになった。人間は、社会性というか善的な部分と、クセが強いというのか悪魔的な部分との両面を持っている。その間を行ったり来たりしている。できる奴ほど善的な部分と悪魔的な部分の差が激しく、それを抑えたり隠したりして利口ぶっているのはたいてい嘘つきで、そっちの方がおかしいんだと。こっちが常識なんだと、そう考えるようになった。

 そんな連中ばっかりだったから、失恋してくらいで自殺を図るなんてのがいたって不思議ではないという感覚にもなっていた。スポーツクラブで話しかけられた人というのが、最初に会ったときになぜか友だちの面影が重なった。よく見れば全然似てなんていなかったのだが。

 申し訳ない。また眠くなってしまいました。
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