Kトラのシフトノブ交換

 代表のKトラ、ホンダアクティトラック(型式HA7)の4WDモデルの変速はマニュアルだけでATの設定はない(2WDにはAT設定がある)。

 他のメーカー、例えばスズキのキャリィには4WDでもATモデルがあるし、何よりホンダアクティトラックと基本共通のアクティバンにはATがあるのだから、アクティトラックだって4WDのATタイプが作れるはずなんだが、技術的に難しくてできなかったというよりは、そういうモデルを欲しがるお客さんが少ないので、会社の都合で切り捨ててしまったのであろう。ドライなメーカーだ。

 マニュアルのギヤチェンジはシフトノブを通してやるので、その形や感触っていうのはとても大事だ。要と言ってもいい。代表のKトラのシフトノブもそこのところよく考えて作られている。

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 大きさはちょうど手の平で包めるくらいで、大き過ぎず小さ過ぎず。基本的には丸っこいが、どんなふうに手を添えても操作に支障がないように絶妙な形になっている。

 触感はほどほどに硬い。かといってかっちりというのではなく力を入れるとわずかに凹むくらいの硬さ。材料はプラスチック(塩ビか?)だ。表面はすべすべで、天井の部分にはシフトパターンが彫られている(シフトパターンが見えるように表示されていることは必須項目。そうでないと認可されない)。溶けたプラスチックを型に流して固めればどんどん同じのが作れるからコストも安いのだろう。

 単品を手に載せるとけっこうな重さがある。計ってみたらぴったり85グラムだった。この重さも重要で、ある程度重い方が慣性がついてシフトがやりやすくなるみたいである。しみじみ眺めてみると、こんなピンポンが付いていてもいいような部分も経験と技術とデザインの粋なんだろうなと想像できる。素晴らしい。

 しかし、欠点もある。
 ずっと握っていると手が汗ばんでくる。その汗でべたついてくる。プラスチックなもんだから熱を伝えにくくて、シフトノブの表面付近に熱が篭って暑くなるからだ。ソフトな感触で安く作れるが、オールマイティというわけにはいかない。

 その欠点を解消したアルミニウムとかステンレスとかチタンなどの金属をつかったシフトノブがある。金属は熱を伝えやすいので、手の熱がどんどん放熱されていくために、プラスチックみたいに汗ばむようなことはない。反面、寒いときは冷たくなるし暑いときはチンチンになるんだが、手を添えればすぐに馴染むのであまり気にならない。代表のもう一台の車S2000には金属のシフトノブが付いているが、いつもサラサラしていて気持ちがいい。

 というわけで、Kトラに使えそうな金属製のシフトノブを探していたら、ネットオークションで見つかった。下の写真の真ん中がそれ。左は現在のKトラのシフトノブ。

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 1995年発売のホンダインテグラTYPE-Rのもの。材料は腐食しなくて軽いのが売りのチタンだが、調整してあるのだろう。ずっしり重い。242グラムもある。シフトパターンが5速とバックとでKトラと同じだから車検もOKだ。このネジは、たいていは10ミリでピッチが1.25なんだが、ホンダの車だけネジピッチが1.5と特殊なので、それ用のロックナットも買った(上の写真の右側)。ロックナットの重さを測ってみると8グラム。シフトノブと合わせるとぴったり250グラムになった。この数値に何か意味があるんだろうか。たまたまだろうか。

 早速付けてみた。

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 とってもよろしい。手にぴたっとはり付いて、それでいてシフトアームと一体化したみたいに自在に動かせる。重さも効いているのか、シフトチェンジの質感が格段に向上した。微振動は消え、スコスコと入る。S2000並みだ。いやー、ちがうもんだなー。あまり自己主張しない部品だけど、こういうところって大事なんだなと思った。
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