朝起きたら~だった、という話

 小説やドラマで、朝起きたら<見知らぬ異性が隣で寝ていた>とか<他人の体と入れ替わっていた>とか<南方の小島にいた>とかいう設定のものがあるが、あれはダメだ。おめでたすぎてついていけない。個人が夢想するのは自由だと思うけれども、他人の共感を得ようとする心理がわからない。代表は共感できない。

 朝起きたら代表のKトラが新しくなっていた。これもあり得ない話だけれども、現実にそれに近い感じになった。

 まず、Kトラと呼んで大切に乗っていた代表の軽トラがひと月前に壊れてしまった。なんで壊れたかは折をみてレポートしたいと思うが、QトラからKトラに替えたのが一年前だったのに早すぎだ。縁がなかったというしかない。

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 縁とか運というもの。世の中の流れに伴う様々な事象の不可抗力的確率と自分の意志の作用とどっちがどれくらいの割合で結びついた結果縁とか運という不思議な現象に結びつくのかわからないが、コントロールや予測が不可能なことだけは確かだ。ただ、そういえば予兆みたいなものがあったなーと、結果に至ってからだが納得できたりするということはある。

 今にして思えば、Kトラの購入を決めたときにも予兆めいたためらいとすったもんだがあった。代表のところに来てからも何かと手を焼かせて、なんとなく他人行儀というか馴染まないというか、いくら可愛がっても噛み合わない印象で、あまり相性がよくないのかな?という感じはあった。今その予感が当たったという感覚があるわけなんだが、代表の過酷な使い方に耐えてよく働いてくれたことは認め深く感謝しつつ、運とあきらめて手放す決心をした。終いの1台と考えていたKトラは結局は継トラになってしまった。

 軽トラ抜きでは代表の生活スタイルが成り立たない。代わりを見つけないといけなかった。それも頑丈で高速安定性に優れるホンダのアクティトラック3代目。HA7型じゃないとダメだ。生産中止になって5年も経つもんだから新車は存在しない。中古車をさがす以外に手に入れる選択肢はない。

 前回もそういう焦りでやって失敗(あわてて妥協)したことをふまえて、今回は落ち着いて時間をかけて探し現車もきっちり見ることにし行動開始した。北は宮城県から南は静岡、西は新潟あたりまでネット上の情報を丹念に拾い上げ、とりあえず7、8台に絞り込んで、現車をチェックするために旅に出た。

 が、しかし、いやはや、やっぱり軽トラの中古だ。「小キズくらいはありますよ。軽トラですからね。」という営業トークとは裏腹、事故車かと驚くくらい凹んでいたり汚れていたりで、代表ががっくりくるものばっかりだった(ネット上の画像ではキレイに見えたんだけどね)。

 「今時程度が良いHA7が残っていると期待する方が無理ですよ。」と開き直る営業マンの声を背に、納得できるものを見つけようと辛抱強く訪ね歩いた。

 そうして訪れた何ヶ所目かの中古車店。そこにあったのは幻を見ているかのような美しいアクティトラック。
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 平成16年式。SDX(スーパーデラックス)4WD・エアコン付。走行距離はたったの5、000km。

 生産時期が継トラより更に5年も前だから10年も前の車だがまるで新車だ。塗装はピッカピカ。プラスチック、ゴム部品の劣化もほとんどない。雨の中を走ったことがないみたいで水滴の跡もなくホコリさえ付いていない。かろうじて10年の歳月を感じさせたのが、オゾンクラックが入ったタイヤと、うっすら錆びが浮いたクロムメッキのホンダマーク。そして、前オーナーが付けたらしい小キズが3つだけという・・・。信じられなかった。そんなことがあるもんなんだ。

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 代表が来るのを待っていたとしか考えられないような、まだ何色にも染まっていない真っ白な最後の最後の奇跡の1台(継トラを手に入れたときにも似たことをいった・笑)。このチャンスを逃したら代表が満足するHA7は二度と手に入らないだろう。結局、すべての出来事はここへ導かれるための伏線だったのか。必然か?縁か?運か?あんまりうれしくて頭が混乱し「朝起きたら代表のKトラが新しくなっていた。」くらいの気分になったのだった。

 速攻予約。これこそ代表にとっての終いの1台だ。今度の正月休みは、Kトラのアレンジに専念するつもり。アオリにひとの駅ステッカーも貼らないといけないし。
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コメント

導かれているのかも?ですね(^^)
でしょうね。怖くて言えないようなこともあるんですよ(~_~;)>

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