書きかけ・・・書きました「スマートDio-Z4復活」

 スクーター、ホンダスマートDio-Z4(以降Z4と呼ぶ)を動くようにした。

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 代表が大きいのかZ4が小さいのか。小さいんだね、スクーターって。

 このスクーターは、2005年に親父のために所沢のバイク屋から中古で買った。それまで親父は代表のおさがりのイエローの初代タクト(1980年発売)を愛用していた。それがついにエンジンがかからなくなって、川内村の松崎輪業でみてもらったら電気系統がダメということだった。すでにプラスチックのボディもボロボロ。あっちこっちサビサビで、順ぐりに修理が必要な状態だったので、廃車にするようにと親父に言った。

 しかし、昔の人はなかなか物を捨てない。「修理すればまだ乗れっぺ!」と頑張った。それで、松崎輪業で修理してもらったらしいが、修理したけど直らないということが二、三回続いてからようやくあきらめてくれた。

 初代タクトは単純構造の2サイクルエンジンだから、全部分解して問題のある部品を直すなり交換するなりすれば直せたはずだが、代表は手を出さなかった。Z4に乗ってほしかったからだ。
 時代は変わっていた。四半世紀の間に50ccのスクーターも飛躍的に進歩した。昭和時代に隆盛を極めた2サイクルエンジンは4サイクルの時代に移り、わずか50ccの排気量ながら4バルブとFI(燃料噴射システム)にまで進化していた。エグゾーストバルブはこんなに小さい。

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 五寸釘と間違えられたこともあるくらい。てか、誰が見たって五寸釘そのものだろう(笑)。が、これは技術の塊で、つくれるメーカーは世界でひとつしかない。代表は持っていたくて一本だけ買った。

 こんなのが、親指と人差し指で作った丸の中くらいの大きさのところで4本もピコピコと1分間に1万回も動いている。あまりに小さいために重量が軽過ぎて、ヘッドとバルブの間に入った微細なカーボンの粉さえ潰せない。そのために圧縮比が上がらなくてエンストしたりした。人間が乗るもののエンジンとして限界のサイズだと思うよ。何言ってんのかわからないかもしれないが、とにかく親父にもの変化を感してもらいたかったし、代表もそういうことの記念車として持っていたかった。

 そういう経過で、初代タクトを捨ててもらってZ4をプレゼントしたのだったが、乗りやすいもの喜ばないわけがない。けっこう気に入ってくれて、天気が良い日は富岡や船引あたりまでZ4で出かけていた。

 何も起きなければそのままだったが、2011年3月に震災があって、以来しばらく外に出られなくなったり病気したりしたためにあまり乗れなくなっていた。で、Z4は一度甥っ子のふぶき君のところに行った。ふぶき君が避難先の郡山で1年あまり乗った後関東方面に移ってしまった。兄貴のあらし君が面白がってちょこちょこ乗ったりしていたらしいが、はまることはなくてほとんど放置状態になっていたらしい。

 そんなときにちょうど代表の次女が車の免許を取ってスクーターにも興味を持ち出したのと、乗っていないとどんどん劣化してしまうってことも心配だったから、長女のライブに付き合って郡山に行ったついでに軽トラに積んできた。

 ところが、到着したDio-Z4を見た家内が、また横から割り込んで「わたしが乗りたい!早く乗れるようにして!」と言ってきた。その上、「古いのはイヤ!」とか「錆びているのはイヤ!」とか注文をつける。ムッとしたが、やっておいて悪いことはないしそのうち次女も使うだろうからと思って、それらも含めて手を入れることになった。

 チェックしたところ、機能的に問題が出ていたのは3つ。前後タイヤの空気漏れとヘッドライトのバルブ切れとバッテリー上がりだけだった。簡単だ。

 Z4はセルモーターが回らなくてもエンジンが始動できるシステムになっているので、キックアームをけってみると、トゥルルルル~と一発で始動した。いやーなんとタフなFIだろう。電気が無い状態で、キックするだけでフューエルポンプを動かしてガソリンを送り、インジェクターから噴射させ、空気と混ぜ合わせて最適条件にして点火プラグを着火させる。それがどんだけ難しいか。わかっているだけにいたく感動した。

 さて作業開始。まず、面倒なヘッドライトのバルブ交換から。右と左のバックミラーを外して後ろのハンドルカバーに締めているタッピングスクリュー2本外せば前側のハンドルカバーが外せるんだが、光軸調整用のボルトも外さないといけないと思って、そのボルトはフロントカバーがじゃまになって回せなかったため、フロントカバーも外してしまった。失敗。

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 失敗したが、ついでだもんで汚れを掃除。

 これがヘッドライトのバルブユニット。

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 ハロゲンでかつ専用のため値段が高い。純正で1個3000円ちかくする。バルブの中には常時点灯するロービームと遠くを照らすためのハイビームのふたつのフィラメントがあるんだが、ロービーム側だけが切れていた。ヘッドライトのバルブユニット交換終わり。

 カバーの組み立て、バッテリー交換、タイヤの空気入れ、エンジンオイル交換等は写真を撮る時間がなかったので報告は省略。

 家内がこだわる褪色したリヤースポイラーの上のエンブレムも新しくした。

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 自賠責保険のステッカーと団地の駐車ステッカーを貼って終了。しばらくは代表のそばに置いて面倒みよう。初代タクトと同じく25年は楽勝で乗れる。次女から息子、そのあとらいき君が乗るかな。また親父のところへもどるかも知れないが、そのときには親父も90歳を超えている。最後の最後は代表と一緒に臨終だろう。

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 家内は、メットボックスに入っていたふぶき君のヘルメットを被って得意気に走っていったが、うしろ姿はまるで小僧だった。世界初のメットインスクーター、ホンダPAL(パル)に乗った家内のうしろ姿をカワイイと思ったのも今は昔だ。
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