川内村報告

 川内村パソコン再登場。

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  昨夜、ちょうどブログを書き始めたところで、マイクロソフトからの例の「WINDOWS8.1にアップデート可能です」という横帯が表示された。このアップデートで、苦労して設定した内容をすべて初期化され困らされたことがあるため、やるつもりはない。なので「あとでアップデートする」にチェックを入れようとしたんだが・・・いつもあるボタンがない。いきなりアップデートしか選択できない状態にさせられていた。これを暴力と言わずに何というのだろうか?今週末に打合せやイベントを控えたいちばん大事なタイミングだというのに・・・。怒り心頭で代表がフリーズ。

強制的に電源を落としてもう一度電源ONしてみたら横帯が消えたので、とりあえずブログ更新できない旨のブログだけは書けたものの、また横帯が!うーん。怒りが収まらない。次回からは絶対マイクロソフトはやめると心に誓う。

 どうしよう?バージョンアップすると、またデータとソフトが消えて、日本語キーボードにが使えなかったり写真ビュアーがおかしくなったり電源が面倒だったりYouTubeが見られなくなったりする。その対策をやると丸一日かかってしまう。そんな余裕はない。

 悩んで床についた。と、川内村パソコンがあったことを思い出し、起きて、チェックしてみたらまだメールとインターネッ トができるのを確認できた。時間ができるまで、当面こちらを使うことにします。

 では、遅ればせながら、川内村報告です。
 代表は人に会うことを「会う」と書いてきたが、これからは吉本隆明に倣って「遇う」と書くことにしたい。「遇」は偶然の「偶」と同じで、たまたま思いがけずに出会うことを意味しているらしい。代表はこれまでにたくさんの人と出会ったり再会したりしてきたが、その中に常日頃起きないような偶然がいくつも重なり合った出会いがあった。やっぱりそれは「出会い」でなくて「出遇い」というものだったろうと思う。ただ、出遇いを宿命と受け止めるにはまだまだ代表の存在は軽すぎる。いつか堂々と受け止められる人間になりたいと思う。

 土曜日の朝は寝坊して外環道の渋滞にはまってしまった。いつもの休憩場所、常磐道の関本パーキングエリアへ到着するのに30分余計にかかった。すでに9時近く。でも、今回の代表は余裕。川内行の目的は、ひとの駅で預かっている藤原洋人さんの作品を東京芸大取手校舎まで搬送することだけ。しかも日曜日。それ以外誰とも約束がない。その気楽さから寝坊したとも言えるが(-~-)>。

 関本パーキングエリアでモーニングコーヒーを飲む。

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 いつもはドトールなんだが、ファミカフェが設置されていたのでそっちにしてみた。秋晴れの空の下で楽しむコーヒーの味は格別だった。

 関本から代表の愛車ホンダS2000のルーフをオープンにして走った。

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 ルーフがあるときは、エンジン音とか風切り音とかタイヤの擦過音とかの騒音が室内にこもってラジオが聞こえないくらい騒々しい(代表はそれも好きだが)。

 しかし、ひとたび屋根を開けると印象が一変する。オープンにしたときにだけ、耳障りな雑音がスカーッと抜けて、もっともオープンエアを楽しめるようにつくってあるからだ。その一点だけを追求したために、他の快適装備はバッサリ切り捨てられている。この潔さ。今ある技術を惜しみなく投入して、細部まで妥協も誤魔化しもなく誠実につくられたマシンというのはホンダS2000だけ。この先も二度とつくれないと断言する。ギミックはいくらでもできるだろう。しかし、本物はS2000が最後だ。一人のエンジニアの思い入れが形になような時代ではなくなった。

 あ~代表がとろける~。

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  楽しい気分も束の間。家に到着すると親父が何事かやっているのが見えた。嫌な予感がした。

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 どうも新しい井戸を掘ってしまったらしい。井戸の場所を決めるときには連絡くんちゃいと頼んでおいたのに・・・。そう言うと「いいんだ!おれがきめだんだ!」ということで、もう掘っちゃったし、任せたわけなのでそれはもうしょうがないとあきらめた。

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 40メートルの深さまで掘ったらしい。近くを流れる木戸側の支流の川床より30メートルも低い。既に濁りもなく、やわらかくてくせのない美味しい水だった。

 あれ?水道の元栓のところに被せてあったコンクリートの角マスは?
「あんなものはいらねえ!すてだ!」いらねえって・・・それは困る。あれがないと水道の元栓のふたが凍っちゃってバルブの開け閉めができなくなるんだよ。「そんなごどねえ!」いや、そういうことがあったからわざわざ買って被せたんだってば。「おれがねえったらねえんだ!」というわけで埒があかないため、自分で拾ってきて再設置。

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 話がわかる親父を持つ人がうらやましい。

 その時、不運にも、このまえゴルフで痛めて治りかけていた左ひざをひねってしまう。続いて、腐食したスコップの取っ手が壊れて、その拍子に左手首と中指を捻挫してしまう。

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 頑固親父のせいで、受けないでもいいダメージを負ってしまった。

 昼飯の後、親父を軽トラにのせてひとの駅へ。軽トラをゆっくり走らせながら親父の自慢話を聞く。ろれつのまわらなさ具合や、声のかすれ具合などから「ずいぶん歳取ったなーと」感じるが、世の中は自分中心に回っているという鼻っ柱の強さはいつもどおりだ。まだしばらくは大丈夫だなと思った。

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 作品を積んだ帰り、食品検査所に義母ちゃんがいるのを発見し軽トラをとめた。シメジが採れたので放射線量を測りに来たということだったが、義母ちゃんも元気そうだった。

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 そのシメジがあんまりでっかいんでびっくりした。シシタケほどもある。

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 しかも、採れたのが山じゃなくて家の近くだという。だからシメジじゃないんじゃないか?と喧々囂々議論になっていた。放射性物質よりもキノコ中毒の方が怖いっていうわけだ。だが、シメジの良い香りがしているからきっとシメジだろう。

それから、同級生のシンイチ君が新米を届けてくれたので精米しに行った。精米機がかわうちの湯の駐車場にできていた。

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 代表が子どもの頃は、同級生のケンちゃんの家が精米屋だった。町分から林に来るところで右に大きくカーブするところに精米所があって、高い天井まで何本もベルトがかかった大仕掛けの精米機で精米していた。建物の中は糠まみれてそんなにきれいではなかったが、あのドッドッドッドッという機械の音と雰囲気にはあこがれたものだった。今じゃこんな小さな機械であっという間に精米できちゃうんだもんなぁ。30キロを10分。料金300円也。

 少し早めにかわうちの湯に行って汗を流した。秋の日暮れははやく、家にもどったときにはもう暗くなっていた。

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 近づく冬の気配を感じながら、焼酎のお湯割りをちびちびやっているうちに意識が遠くなった。9時過ぎに就寝。

 開けて日曜日。朝、川内村を出発し、取手市に藤原洋人さんを訪ねた。再開は4年半振りだ。現在藤原さんは東京芸大大学院で助手をしておられる。長い間お借りした作品をお返しする。またひとつ責任を果たせて少しほっとした。

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 そのあと、近くの蕎麦屋で昼食を食べながら、お互いの4年半を振り返った。藤原さんは最初に遇った時と変わらず苦悩し、同じように輝きを放っていた。
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