整備編改め 自己満足日記 その2

 たまたまだったが、台風が来る前にワイパーを交換してあった強い雨風でもバッチリだった。改めて日本のゴム技術はすばらしいと思った。

 それでは、自己満足の続きです。

 スピードメーターケーブルを外す。

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 最近では距離計も電気式が主流になって、こんなふうにケーブルと歯車で機械的にカウントする構造は少数派になってきたんだが、やっぱり機械式はいいねぇ。構造が見えるというのはいい。安心する。なにかトラブルがあってもある程度なら自分でやれるし。プリント基盤とトランジスタの塊では何もできない。
 そして、電線のカプラーを抜く。じつは代表、整備で最も好かないのがこのカプラー抜きだ。

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 理由を一言で言うと、すべてについてフィーリングがひじょーによろしくない。抜け止めの細い小さなツメを親指で押しながら抜くんだが、ツメをどこまで押したらいいのかはっきりわからない。且つ、強く押さないといけないので親指の先っちょが痛くなる。抜けたかどうかもわかりにくい。カチッとしたメリハリというものがない。他の電気部品が飛躍的に良くなっているというのに、このカプラーの基本形態というのは代表の記憶が芽生えたときから一歩も進歩していない。

 このカプラーだけでなく、電気の接点部分、いわゆるブレーカーと呼ばれる部品は、電気を利用するようになって以降基本形がおんなじだ。原発からプラモデルまで一緒。なぜそうなのかというと、電気を切ったり繋いだりするときには強力なスパークが発生するので、力ずくでやるしかないという事情があることはあるんだが、代表は、電気をオンオフする部分が電気・電子工学と機械工学の狭間領域のために、双方から置き去りにされてしまっているのが原因だと思っている。電気にも機械にも詳しい、センスの良い技術者が不在なわけだね。電気の世界には最先端科学とエジソン時代そのままの技術とが渾然としている。早く新しいシステムを発明してほしい(←無責任)。

 また脱線した。メーターを外し・・・

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 メーターの裏のカバーを外す。バルブを差し込んでいるところが現れる(電線が終わっている部分)。

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 バルブを抜き出す。

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 ここから水が入らないように、バルブがさしこんである部分のゴムのベースにリップがあるためなかなか抜けない。リップを傷つけてしまうと水が入るので、要注意。傷つけないように抜くにはコツが要る。というか、しつこくちょっとずつ抜くしかない。そういう面倒くささが楽しかったり、抜けたときに声が出そうになるくらいの快感を感じるような、そういう性質はノーマルでないだろう。オタクまではいかないが、変態の亜種だと思う。

 フィラメントが切れたバルブを抜いて新しいバルブを挿入。他の3つのバルブ、ウィンカー(橙)ニュートラル(緑)ハイビーム(青)も寿命が近いはずだからついでに交換しておいた。全てのランプが点灯するのを確認。

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 いいね!ところで、この青色部分のインジケータで思い出すんだが、今年のノーベル物理学賞を受賞した青色LEDを世界で最初にモビリティに採用したのはホンダなんだよ。VRXというオートバイのメーターに。

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 VRXが発売されたは1995年だったから、開発が始まったのはその1、2年前ということになるが、まだふつうのLEDさえ珍しい時代。青色LEDが商品化されたてでほやほや湯気が立っている頃に、値段がバカ高い青色LEDを一オートバイに採用したホンダというのは愉快な会社だったと思う。今VRXに乗っている人は、日本人のノーベル物理学賞受賞に弾みをつけたと自負していただいていい。それにつらなる自分のいくつもの偶然性に、いつもながら感動を覚える。

 また話が逸れたわい。整備終了。モノを見たり触ったりするというのは癒しになるなぁ。しばし余韻に浸る。

 時間が余ったので、切れなくなっていたアーミーナイフを研いだ。砥石は川内村から持ってきたんだが、親父が山仕事で使う鉈や鎌を研いでいたやつだから相当古い。たぶん年齢にしたら代表と同じくらいになるだろう。昔の良質の砥石だ。

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 ナイフを研いでいると、しだいにまわりの音が消える。風の音なのか。ベランダに光の粒子が降りそそぐ音なのか。それとも血液が体を流れる音なのか。さーっという音だけ聞こえる。ナイフを砥いでは刃を指先でさすって確かめる。その繰り返し。ただそれだけなのに気持ちが良くって天上にでもいるような気分になる。恍惚。代表はもう何もいらないと思った。音楽も文学も芸術も、娯楽もお金もテレビもラジオも新聞も言葉そのものもいらない。そういう心境になった。バイクと車は要るけどね。

 ついでに包丁も研ぐ。

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 研いだナイフでりんごを切ってみる。

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 無抵抗でスッーと入った。もうりんごの季節か。早かったなぁ。リンゴの味は渋かった。
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コメント

VRXロードスター
日本人のノーベル物理学賞受賞に弾みをつけたと自負致します(*^^*)

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