ボンネットバスよ、君はどうする?

 ひとの駅かわうちのシンボルはもちろん旧川内村第三小学校だが、他にもいくつかある。校庭にあるボンネットバスもその中のひとつ。元々双葉森林組合で使われていたものだが、今となってはどういう経緯でそうなったのかわからないが、下川内のとある農家の物置になっていた。それを、隆之さんが自分のコンテナと交換してもらってここに運んだ。隆之さんはレストアして川内村を走らせたいと話していた。

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 隆之さんは病気で亡くなったためにそれは実現しなかったけれども、ボンネットバスの大らかな姿はひとの駅のシンボルとして親しまれてきた。ひとの駅が賑やかだった時はという条件が付くが。代表もこのバスが川内村を走る風景をイメージしながら自分でも走ってきた。だから複雑だ。今となっては愛嬌のある表情もうつむき加減で寂しそうだ。

 ボンネットバスの行先を見つけてやらないといけない。君はどこへ行きたい?
 実は、こういった旧車の愛好者はけっこういて、これまでに、以前から代表のところに連絡があった。ぜひ譲ってほしいというわけだ。ひとの駅を止めることになってからもそういう話があった。ただ処分するということなら引き取り手は多くて困ることはなさそう。それに、骨董品みたいなものなので、高値でも買いたがる人もいるみたい。うまくやれば儲けることもできそうだ。

 しかし、と代表は思った。隆之さんだったらどうするだろう?また、どうするのがボンネットバスにとっていいのだろうか。見世物がいいのか?もう楽になりたいのか?それとも、まだ走りたいのか?走るとしたらどこなのか? 

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 代表は隆之さんになって考え、隆之さんにもボンネットバスにもひとの駅にも川内村にも良い道を選ぼうと思った。
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コメント

旧車をレストアしている郡山の方が面倒を見てくれることになりました。再び川内村を走る姿を見ることができるかもしれませんよ。

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