頑張れ!小保方晴子さん!理研の終末の巻

 岡潔って知ってる?多変数複素解析関数論を完成させた天才数学者なんだが、奇行が多かったことでも知られている。代表は岡潔のような変わった人が好きだ。人間味を感じる。岡潔の書いた著書も好きで、語句や内容を何度かブログで使ったことがある。

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 代表が岡潔を知ったのは、その奇人性を取り上げた文章が、たしか中学校の国語の教科書だったと思うけどあって、それを読んだことがきっかっけだった。編集者が岡潔に会いに行ったら、マンガのおそ松くんに登場するイヤミみたいに靴下を上下ひっくり返してはいていた、というようなエピソードを紹介したものだった。俗なものを嫌い、お金には興味がなく使い方も知らない、というようなことも書いてあってその人間味にひかれた。大数学者の岡潔のもうひとつの顔は、そのようなエピソードに事欠かないおかしな人物なのであった。

 岡潔は、1901年大阪府生まれの1978年没。京都大学数学科を卒業し、京大講師、助教授、フランス留学後、広島文理大助教授、奈良女子大、京都産業大の教授などを歴任した。1960年に文化勲章受賞を受賞している。

 情緒論とか日本人の心についてのエッセイを多数残し、その中で盛んに「このままでは日本人はダメになる。日本は滅ぶ。」的憂いを吐露しつづけていた。代表は、10代後半の頃に岡潔の著作を読んでずいぶん大きな影響を受けた。代表のシュールさなんかは岡潔の影響だと思っている。

 岡潔の奇行のいくつかを紹介してみよう。
 三高時代の3年間に一度も歯を磨かなかったらしい。30歳代のときに「発狂して強盗を働き、山中に潜伏中に逮捕(広島文理大在籍当時の新聞の見出し)」という事件を起こしている。

 京大数学科の講師をしていたときなど、考え出すとじーっと動かなくなって、時間を無視して夜の8時頃になることもあったそうだ。たいへんに怒りっぽい人であったので、その間学生たちは動くことができなかったらしい。京大に限らずどこで教えたときでも、いつも自身の研究テーマに没頭してしまい、まともな講義というのはできなかったことが多かったみたいである。

 学生から「真面目にやって欲しい」的なことを言われて喧嘩になったり、ストライキが起きたりもしている。結局、岡潔が謝って終わって、また次の講義の時も同じことが繰り返された、というような話があちこちに残っている。

 岡潔と小林秀雄が対談したときには、岡潔が「講義は研究のじゃまになります!」と言い切って、野原で大きな声を出して練習してから講演や大学の講義に挑んだという小林秀雄と意見が対立して喧嘩別れしたという。

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 ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹は、3高に入学したときに、背広の腰にきたない手ぬぐいをぶらさげ、靴の振動は頭に悪いといって、晴れの日でも雨の日でも年中ゴムの雨靴を履いていた岡潔に会っているそうだ。

 まだまだある。

 勤め先の奈良女子大まで歩いて行く途中にお地蔵様があり、その前までくると道端の石を拾ってお地蔵様に投げつけ、もし当たれば大学に行き講義をし、当たらなければ家に引き返してその日は休講にした、とか。別の先生が数学の講義をしている教室に突然岡潔が入ってきて、黒板をサッと消して「こうやるんです!」とやったとか。

学生と花見の約束をしていたが、雨が降ってきて、先に来て待っていた岡潔が「こんな天気の時に花見をするバカがおるか!」と集まった学生一同を叱りとばしたとか。講演のとき、一言もしゃべらずに、壇上に突っ立っていたとか、あるいは、壇上に上がってマイクを指でトントンと叩き、「あ、あ、あ、本日は晴天なり」と二回繰り返して、すたすたと帰ってしまったとか。煙草を吸うときにライターが使えなくてマッチだけだったとか。もう限りなくある。

 入院とか休職とか辞職とか無職の連続の人生。家や田は売ってしまい、掘っ立て小屋のような所に家族5人で住み、芋を栽培して余事には目もくれないでナリフリかまわぬ生活をし、ネクタイもしめず、ヨレヨレの背広を着て歩き、夜は着たまま寝床に入ってしまう。よその家では敷物や座布団の上に煙草の火を落とし穴をあけて謝りもしない。岡潔は、天才数学者と言われながら、社会人としては失格者だったのである。

 岡潔だけではない。天は二物を与えず。天才と呼ばれた人たち、偉業を成し遂げた学者とか研究者に社会人として行儀が良かった人なんて珍しいのであって、そんなことに頭と時間を使うような研究者は大きな発明などできないのである。

 今日は何がいいたかったというと、理化学研究所の改革委員会が策定したという「研究不正再発防止のための提言書」という、研究者が研究をしやすくしようという配慮が一切ない、ただ管理監督者が管理と監視をしやすくしただけの提言を読んで、そういう組織では岡潔のような天才は生息できないだろうと思ったのだった。そんな理研はもう存在意義がないのではないか?

 明日につづく
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コメント

欧米ではすでに世界三大不正事件に認定されているらしいですね。

理研・改革委員会の対応は適切です。
わかる人がみれば研究不正は明らかなのです。

こうした明らかに不正を行った研究者を感情的にかばい続けることがいかに日本の国益を害しているか自覚しているのでしょうか?
なぜそれを公開の場で研究者自身に実験的に証明させないのでしょうか?研究者は「証明する」と言っているし、やればSTAP細胞があるか、あるいは誰がどんなミスをしたかがはっきりするのに。

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