ひとの駅かわうちにて

 先週末の川内村はずーっと雨だった。雨もいいものだ。ひとの駅に着いたら、玄関に看板が置いてあった。「ひとの駅かわうち 8km」と書いた左矢印の看板っていったら、JA双葉川内支店のところに設置したものだが、はて?どうしたんだろうか?誰かが撤去したのか?はたまた倒れてしまったのか?なにか暗示的なものを感じてドキッとしたが、ご親切に届けてくださった方、どなたか存じませんが、どうもありがとうございましたm(_~_)m。

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 今回の用事は、ひとの駅の作品と備品の確認。
 震災前は二千点以上もの作品が展示してあったんだが、今では数えるほどしかない。ガラ~ンとしている。残っているのは、事務局だった齋藤昭蔵さんつながりと東京藝大関係の皆さんの作品だけ。言うなれば、ひとの駅と不可分の、関係の深い作品だけが残っている。震災以降の三年をひとの駅と一緒に耐えてきた作品だ。

 藤原洋人さんの作品「表面の影」を移動したら、作品のあった場所の床の色が違っていた。濡れているわけではなかった。周りの色が褪せて、もとの床が濡れたように浮き出たものだった。

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 これが3年か。いろいろなことが思い出される。たまさか出会った人たちが、泣いたり怒ったりしながらにぎやかにやっていた。遊びでやろうよということだったのに、みんな本気になった。だっから刺激的で感動的で面白くて、人間ドラマ含めたひとの駅そのものがひとつの大きな芸術作品だったと思う。

 ひとりでこんなことをやっているとどうしてもしんみりしてしまうが、代表はうれしくもあった。初めて落ち着いて作品を鑑賞することができた。代表なんて営業の平社員みたいなもんだったから、いつも誰かを案内していたり、一人だったとしても次の用事が控えて時間がなかった。こうしてしみじみ作品を味わう余裕がなかった。

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 貸切りのひとの駅。作品が放つほのかな楠木の香りと、梅雨空の光が射しこむ異次元空間。いいもんだなぁ。体の疲労物質が気化して、フレッシュな養分が浸潤してくるような感覚。ほんとにいいもんだ。こういうのをあぶくま全体に広げたかったんだよなー。

 思わず代表もひとの駅の作品になって・・・

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 撮影会かいっ!(`_´#)凸

 予定した作業が終了。さあ、また次のステップだ。

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コメント

私は、ひとの駅から多くのものを学んだ。
そのスケールの大きさではなく、やろうとしている目標と情熱を学んだ。今、楢葉町に「ひとの駅」の「種」が飛んできて芽をを出した。その芽を育てようとしている人が、八木澤さんの中学校の恩師の井出先生とは、浅からぬ因縁を感じてしまう。ひとの駅の種は、これから彼方此方で芽を吹きだしてくるに違いない。
何かいいことありそうな
ひとの駅川内まで8キロと言う標示が何かを暗示しているように見えますね。後8か月後に何か起きるんでしょうか。

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