勉強禁止のファミレス

 代表が休みの日に朝のひと時を過ごすファミリーレストランは、フランチャイズ制らしく、店舗によって微妙に料理がちがい、営業時間もちがう。雰囲気もちがう。オールナイトで営業しているのは少なくて、代表の行動圏内では2つ。その両方をその時の気分で選んで利用している。

 代表が利用する早朝の時間帯に、オールナイト営業のドリンクバー飲み放題を売りにするレストランに、代表はじめ品の良い客が来るはずがなく、客といえば徹夜で酒を呑んだハイテンションをそのまま引き摺っているグループとか、独り身と思しき服がヨレヨレの老人とか、コーヒーで眠気を抑えながら徹夜で勉強する学生とか、代表みたいにまとめ物や本を読む人とかが多いわけだ。

 こういうレストランは早朝の時間帯はそういう客を見込んでいるはずなのだが、ある日こんな注意書きが貼られていた。

 『勉強禁止
 かねてよりお客様の多数のご要望により、全時間帯でお勉強を禁止させていただくこととなりました。何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。

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 また、当店は食事を楽しむレストランでございます。ご飲食以外でのご利用につきましてもご遠慮いただく場合がございます。』

 かわうちの湯も刺青をした人の入館は禁止だが・・・。それにしても直接『勉強禁止』と書くのも情けなく感じる。心当たりがある。この注意書が貼られるきっかけになったのはたぶんあのグループだろうと思った。このファミレスを勉強に利用する常連客で、ちょっと話し声が大きい女子高生のグループがいた。代表としてはそんなに社会常識を逸脱していたとは思えなかったが、そうだとしても、それなら、そのグループだけ注意すれば済むことなのに、張り紙で間接的に注意したことにするというやり方がいやらしいと思った。しかも、社会常識の範囲内ならレストランでどんな時間を過ごそうと個人の自由なはずなのに、制限するのは問題だ。消費者団体が騒ぐから、チェーン店の本部がこのことを知ったら大変だろう。代表はチクったりしないけど。

 じつは、代表はずいぶんこっちのファミレスを利用していなかった。なんでかというと、従業員がしょっちゅう厨房で大声で喧嘩するもので、それがいやだったんだ。もうその従業員もクビになっただろうと思ってしばらくぶりに来てみたらこの注意書きだったわけで、勉強する女子高生たちはいなかったが、相変わらず厨房は騒々しかった。店の雰囲気に合った客が利用していたということだろう。この注意書きによって店の思惑とは反対に良い客は逃げると思う。

 代表も、勉強はしないんだがモーニングメニューで2時間も粘るんじゃ利用禁止対象だ。別の店に行くことにした。
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