芸術で復興は可能か? その4

 問題に対して答えはひとつでなければならない。芸術で復興は可能か?という設問に対する答えは「可能」または「不可能」のどちらかにしないといけない。「可能ともいえるし不可能ともいえる」とか「可能でなく不可能でもでもない」とか、そういう曖昧な答えであってはならないのである。

 それと、復興ってどういう状況を言うのか、それをきちんと文章で定義しておかないといけない。同じく芸術もパブリックも定義しないといけない。

 その上で、芸術で復興は可能なのか?の答えをださないといけない。

 では、復興の定義というのはあるんだろうか?

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 そういうのは見たことも聞いたこともない。あったら教えてほしいが、ないのである。仮にあったとしても、すべての人の納得が得られる内容というのはない。各人各立場でそれぞれ都合よくイメージしている。コミュニティの形をいう人もいれば経済状態をいう人もいるし個人の心のあり方だという人もいるだろう。全部を指す人もいる。そのレベルもまちまちだ。

 芸術やパブリックについてはどうだろう?それにしたって、これまでに明確に定義できた人などいないのだ。

 したがって「芸術で復興は可能か?」という問いに対する答えとしては「前提がないため答えはだせない」になる。前提がはっきりしなかったら「結果はなんでもあり」になってしまう。

 しかし、現に芸術による復興事業、福島芸術計画は進められている。だから芸術による復興事業に失敗はないのである。

 またつづく
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