家族で食事

 代表は中学を卒業して川内村から地方都市に出てしばらくの間、一人で外食することができなかった。恥ずかしかったからだ。バスに乗るときも電話をかけるときもとても緊張した。二十歳の頃にようやくそういうことが人並みにできるようになった。

 3人の子どもたちにはそういう苦労をさせたくないと考えて、赤ん坊のときから人ごみの中に連れ出した。周りの人に申し訳ないと恐縮しつつ、レストランとか喫茶店とか、イベントやパーティーなんかにも連れて行った。その甲斐あって人ごみの中でも物怖じしない、よく出かけよく遊ぶ子どもたちに育った。

 そんなことで代表のところはよく外で食事をする。今晩も近所のレストランにうなぎを食べに行った。

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 メンバーは長女をのぞく4人。長女も誘ったんだが、この日は友だちの誕生日祝いがあって参加できないということだった。彼女もいつも遊びで忙しい。

 それにしてもよく食べる。

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 代表も腹一杯食った。

 衝立で見えないんだが、隣で賑やかに食事をしていた大人数のご家族の、お婆ちゃんらしき人が汁物でむせてしまって、気の毒なんだが、その様子が可笑しくてみんなで大笑いした。声をだして笑うわけにはいかないので苦しかったが、その苦しんでいる顔が可笑しくてまた大笑いして、思い出しては大笑い。おかげで味があんまりわからなかった。

 家族で楽しく外食できるのも、ずっとたどっていくと代表の田舎者コンプレックスが原点だったが、こういうところでも田舎モンは出ちゃうね。ハンドタオルで首を拭いて「やめて!」って子どもに怒られた。代表はコンプレックスを克服したのじゃなくて、ただ鈍感になっただけかもしれない。
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