『第17回双葉郡美術展』のお知らせ

 震災後では2回目となる第17回双葉郡美術展が開催されます。

 昨年は「会員のほとんどが避難中で新作を描く余裕はなく、旧作も流されたり避難先へ持ち出せなかったりだ。もしかすると最期の双葉郡展になるかもしれない。」と、協会長の鶴田松盛さんがはじめて弱気をのぞかせたくらいに困難つづきでの開催だったが、じつは、そこを基点に創作意欲を蘇らせた会員が多かったらしい。たまたま代表が会場にいたとき、震災で作品を失った会員の、かつて鶴田さんが買い上げた作品を展示してあったところ、その作家さんがまた買い戻していった、ということもあった。そんなこんなの苦労で、ほとんどひとりで段取りした鶴田さんは疲労のためにオープン直後に倒れたのだったが、そういう姿からも会員のみなさんは多くのことを感じただろうと思う。

 とはいえ、描きたいという気持ちがあっても、狭い避難先ではまだまだ大きな作品に取り組むことはできない。そこで、今回は小さな作品に限定したとのことだが、それでも、出店できた会員は30名のうち18人だったそうだ。しかし、応援出品を含めた68点は小ささを感じさせない、絵を描く喜びが凝縮された作品ばかりという先行情報が届いている。早く見てみたいものだ。

               【応援出品 小樽市 鶴田徳郎 『北国の番屋』】
      北国の番屋

 また、団体毎のセクショナリズムが強く閉鎖的という美術の世界は福島県でも同じだが、県の画壇を代表する高名な作家さんが、双葉郡展への出展を自分から希望されたという、ふつうは考えられないことも起きているらしい。何かが変化しているみたいで、その兆、新しい流れの源となる何かを双葉郡展で見つけることができるかもしれない。それも楽しみだ。

 双葉郡美術展は、10月3日からです。

●主催  双葉郡美術協会(電話:鶴田松盛 0240-27-3180)
●会期  平成25年10月3日(木)~10月28日(月)
●会場  ギャラリー木楽 (電話:斎藤昭蔵090-3366-7861)
      入館料  300円(ギャラリー内すべて入館できます)
      営業日  木曜日~日曜日・祝祭日
                    (定休日 月曜日~水曜日)
      営業時間 9:30~16:30
      住所 福島県田村郡三春町御祭字小山119
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コメント

中身の問題
人の駅も木楽も余りにも人里離れていてお客を呼べるのかなと不安でした。
しかし美味しい料理を作れば場所の悪いレストランでもお客は探して来るんですね。

本当にいい絵を描いて展示できれば、自然にお客が集まって来ると思っています。
その為にも絵描きは頑張らなきゃなりません。

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