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2019年07月の記事 (1/1)

草むしりは握力勝負

 太陽が顔を出したのが7月23日。それから13日間ずーっと畑の草むしりをしている。先に畑Bをやって、次に茫々の畑Aをやっていたが、ようやく9割方終わった。残りは一番外側の部分。早くやってしまってすっきりした気持ちでお盆を迎えたい。

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 草むしりの作業は簡単そうだが意外に難儀だ。まず握力が無いと無理。この握力もいわゆる握力と違って、指で草をつまむ握力。それと、ひたすら草をつまんで引き抜く持久力。このふたつが備わっていないとできない。普段やっていない人は15分も続かないだろう。

 もうひとつポイントを付け加えると、草をしっかり見て一本一本正確につかんで抜くこと。慣れないと、草の塊をつかんで抜こうとしてしまうが、こうすると草は抜けない。小さな草も何本かまとまると大きな草のように地面から引き抜きにくくなるし、手から滑ってしまう。より強い力でつかまないといけなくなるので疲れて長く続けられない。小さな草は指でつまんで、大きな草は手の平で包むようにして一本ずつ引き抜くのがコツなんだね。

 畑Aの除草を終えて畑Bに行くと、あんなにきれいに除草したのにまた雑草で覆われてしまっていた。また草取りだ。

 

擬態

 獣が畑Aに脱糞して行ったのがたまらなく匂うんだが、その匂いと液肥の匂いが同じだった(笑)。だからみんな使わないんだろう。獣は足跡から狸と思われる。きっと狸の腹の中も嫌気性に近い状態なんだろうね。

 糞を棒で突いて崩してみると、動物の毛とかザリガニのハサミなどが見えた。あとは真っ黒で何が何だかわからない。動物はたぶんネズミだと思う。毛が細くて短い。ザリガニがいる川は畑Aから500メートル離れていて、そこは畑Bのすぐ近くだから、この狸は代表の両方の畑の作物を食い荒らしている可能性が高い。早く何とかしないといけない。動物の毛とザリガニの殻を参考に今後箱罠の餌を工夫したい。

 畑Bの落花生が勢いを増し、黄色い花がたくさん付くようになった。収穫は10月末頃なのでまだまだ先だが、既に花が落ちて土に潜り出したのもある。いい感じだ。

 結果を促すため消石灰の飽和水溶液を如雨露でかけながらカタツムリを取ったり雑草を抜いたりしていると、毛虫が一匹いるのを見つけた。わかるかな?

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 主茎から分岐した葉茎に向かって右斜め上に渡ろうとしている。落花生の茎に良く似せた色と形、擬態だね。何という名前の毛虫だろうか。蚕にも似ているがちょっと違う。

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 むろん即畑の養分だ。罪名は不法侵入。カタツムリでもカメムシでもバッタでも、こういうときにちょっとでも躊躇すると逃げられてしまう。彼らの感覚は鋭くて、人間の視線を感じたとたんにあっという間に姿を隠してしまう。油断は禁物だ。

 収穫までもう少し。待ち遠しくてしょうがない。

早起きしても暑いね

 日中は暑いし夕方は雨が降るしで農作業が思ったように進まないので、朝早くならはかどるだろうと超早起きして畑Bに行った。軽く圃場を確認して回ると、まず、蝉の羽化に出会った。

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 代表がまだ小学生の頃、この蝉の羽化が見たくて見たくて、夏休みになると朝の暗いうちからひとりで山に入って必死に現場を探したのだが、ついに遭遇することが叶わなかった。諦めて山を下りると足元から羽化した蝉がパタパタと飛び出して、ああここにいたのか!と見逃した悔しさに地団太踏んだものだった。

 苦節50数年、ようやく巡って来たこのチャンスを逃したら大馬鹿者だと思って、蚊取り線香を手にしてじっと見入った。わずかな間に土の中の生物から空を飛ぶ別の姿に変わってしまうドラマチックなショーに、今はもう老人になってしまった代表だが、時間を忘れ感動に浸った。死ぬ前に見られて良かったと思った。

 おととい定植した長茄子はどうしたか?様子を伺うと、葉をピンと立てて今日も元気だった。
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箱罠の次の手は電気柵

 昨日定植した長茄子はうまく活着した。液肥が効いているのが葉っぱの傾きでわかる。葉っぱがしゃきっと立ってくる。液肥は素晴らしい。リポDみたいだ。

 代表は、この前川内村に行った時に、ストックしてあった家具などの廃材を利用してある物を作った。また昨夜から朝にかけて雨が降ってしまって畑に入れない状態なので、持ってきたそれを完成させることにした。

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 板の合わせに木工ボンドを塗りながら木ネジをねじ込んで組み立て、防腐のためのペンキを塗って完成したのは...
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不本意ながら長茄子を植える

 今朝、代表がブログをしたためている時に畑仲間から電話がかかってきた。日本長茄子の苗をやるから植えたら?という内容だった。断る前に「苗を置いておくから」と言われてしまい、もらわざるを得なくなった。基本的に代表は人が作った苗はもらわないし、売っている苗も買わないことにしている。理由は、そういうのは多肥で育てられてしまっているために代表の農法に合わないからだ。

 しかも、台風が来るという日の朝に苗を押し付けられて参った。が、そうなってしまった以上は植えてやるしかないので、ブログを書くのを止めて苗を確認しに行った。苗の数は6本だった。

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 やっぱりこの苗のポットにも既に肥料が入れられていて、化成肥料の白い大きな粒が見えた。贅沢に育てられたワガママ苗だ。

 今年の農作業が遅れて夏に食べる野菜作りが間に合わなくて、カインズホームでナスとシシトウとトマトの苗を数本購入して植えたけど、結果は全然芳しくなかった。春に畑の師匠からもらった甘やかされた九条ネギを植えたのも同じだった。どっちもか弱くて病気ばっかりして厄介者だった。それだけ産まれ育った条件の影響が大きい。だから代表は、苗は全部自分で作ることに決めていたのだったが...。

 この、代表の農法(栄養周期理論)と作物との関係性の考え方は現在の慣行農法と根本的に違う。難しいので一度わかりやすく整理して書きたいと思っているんだが、まだはっきり結果が出ていないため、大恥をかく可能性もゼロではないから躊躇している。ここまでは確かに害虫が少ないし葉色も理想的な範囲にあり、うまく行く確率が高いと踏んでいるんだが、何が起こるかわからない。全ては収量と味を確認してからでないと。収量が少なかったり味が悪ければ論外なので、この秋に、さつま芋や落花生が収穫となる10月末、あるいは、里芋が収穫できる11月中旬になったら結果を含めて詳しい報告と説明をしたい。今まで何回も書く書くと書いて書いてないテーマがたくさんあるが、それらもいつか書くが、これについては必ず書きます。神かけて誓います。

 さて、苗の定植をやらないといけない。定植は夕方か曇り空の日に行うと成功率が上がる。晴れた日中の作業となると植えたばかりの根では水分吸収が蒸散に追い付かず、寒い日だと今度は蒸散が少なくて根から充分に水が吸い上げられない。曇りの日とか夕方くらいがちょうどバランスが良い。わざわざ今日みたいな台風直撃前のカーッと日差しが照った風の強い日に定植してはいけない。しかしながら、夕方には防風雨になってもっと条件が厳しくなるかもしれないので、今やれるだけのことをやってダメだったら諦めることにした。それしか選択肢がない。
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里芋とわたし

 恒例、里芋と代表の記念写真。

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 代表が縮んだのか里芋が大きくなったのかよくわからない写真になってしまったが、里芋が大きいのだ。この先7月一杯かけてできるだけ大きくして、そこから徐々に窒素を切らして行く。代わりに今度はカリウムを与えて成熟を促し、最後にカルシウムを施して炭酸同化を促進させる、というイメージでやっているんだけどね。

 元々化成肥料ベースの理論に対し代表は有機肥料で代替しているし、どれくらい与えるかっていうのも定量的な指標がないもんで代表の適当な推論と計算とで決めている。里芋は毎年うまくできていたが、ここまでで言うと今年のが一番出来が良いと思う。うまく行くかもしれない。

空が暗い

 うまくいかない。
朝から畑仕事を片付ける予定だったのに、前夜に強い雨が降って土が濡れ、また畑に入れなかった。仕方なく草刈りをしたが、15時過ぎから空が暗くなって、遠くから雷の音が聞こえてきた。洗濯物が濡れてしまう!と畑仕事を終わりにして家に戻ると、ザーっとたっぷり降った。また明日もダメだろう。

 水シャワーで汗を流してからスポーツクラブに行くと、近くのマンションが火事。

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 夜中にカミキリムシとカメムシとコガネムシが入って来て、家内と娘と猫の騒ぎ声で起こされた。天気が悪いとリズムも悪い。もうちょっと光が欲しい。

ブログ再開します

 用事から戻りました。甥の結婚式で福島に行ってました。

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 3日振りに畑A,Bに行ったらアッピア街道は草茫々だわネギや落花生がナメクジとカタツムリにたかられてボロボロになっているわトウモロコシは獣に食われてるわでびっくり仰天。やっぱり農業というのはこうなる前に先手を打って置かないとダメだね。しばらくたいへんだ。

ブログ休みます

 用事があるので2日3日ブログを休みます。

                         代表

二十日大根作り惨敗

 生意気な口をたたいて蒔いた二十日大根だったんだが、こんなことになっちゃったよ(笑)。

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 大きさが不揃いな理由は、個体差と土の差、それと、間引きができなかったことによる肥料の取り合いのせいだと思う。同じ野菜の種を同じように蒔いても絶対に同じ大きさ同じ形にはならない。蒔かれた場所の環境のわずかな差に反応して形は千変万化する。

 時にとんでもない姿になったりすることがあるけど、それでも二十日大根。元々持っているものが出るだけのこと。何らかの刺激によって違う特性の作物ができることがあり、それを突然変異というが、自然の中では100年に一回くらいの確率でしか発生しない。バナナみたいに皮に包まれた二十日大根ができたら突然変異だが、もちろんこの中にはなかった。

 長いのと短いのができるのは土の硬さが均一でないことが原因かもしれない。全体的に軟らかい土だったら短いのももう少し伸びることができただろうと思う。

 もう一つ考えられるのは肥料が吸えたか吸えなかったかの差。吸えたのは長くなって吸えなかったのは短い、据えたのは大きくなり吸えなかったのは小さいまま育たなかった可能性がある。根菜は、肥料が十分だと先が太くなり、肥料が不足すると先細りになる傾向がある。白い大根を見ると、短いのはやや先細りしている。株と株の間が狭いのにそういう差が出るのは、発芽した時期の差により、早く芽を出した方がより多く肥料分を吸収することができたためだろうと思う。

 しかし、里芋なんかでもそうなんだが、株と株を離して株の周りに同じ量の肥料を施しても、良く育つ株と成長が遅れる株が必ずできる。しかも一株置きに交互にそうなる傾向がある。代表は、作物間で肥料の奪い合いが起きていると考えている。どれだけ肥料をやったら奪い合いが解消するのか、それとも、肥料の多い少ないに関係なく奪い合うものなのか、それは代表の大きな研究テーマのひとつなのである。

 割れているのは実の成長に外皮の成長が追い付かなくなったからで、もう収穫適期を過ぎてしまっているからだ。それなのにまだ形が小さいのがあるのは、肥料分が足りていなかったからと考えられる。成長期間が基準より一週間くらい長かったのはそのせいだろうと思う。まあ、言い訳になるが、天気のせいで里芋や大豆の方が大変で二十日大根の面倒をみる時間が割けなかった、やるべきことがやれてなかったのが大きな敗因だ。もう一回やり直して今度は立派な二十日大根を作りたいと思います。

☀マーク

 代表は日記帳に日々の天気を記し、太陽が出た日は赤い色で☀マークを付けるんだが、今日久々に☀を書いた(☁も+だったが)。この前☀だった日を遡ってみらた6月26日のこと。なんと21日振りの太陽だった。梅雨とは言えこんなに雨ばかり続く年も珍しい。

 雨が上がってもすぐには畑作業ができない。完全に乾く必要はないけど、長靴が泥団子にならない程度にはなってくれないとダメ。なので午前中は草刈りにして、午後から畑に入り大豆のエリアの草むしりをした。

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 豆類の多くは、大気中の窒素を固定して養分にする根粒菌と共生しているので、よっぽど痩せた畑の場合でなければ窒素肥料をやる必要がない。根粒菌は窒素肥料を嫌うため、与えるとかえってうまく育たたなかったりする。

 じゃゼロでいいかというとそうでもなくて、根粒菌が働いて根粒が機能するくらいの大きさに育つまでの窒素分は要る。また、窒素以外のリン酸やカリウム、カルシウムだって必要だし、ホウ素やマンガンなどの微量要素群も必要だ。やるタイミングも肥料毎に違う。その加減が難しい。

 誰も教えてくれないので代表は一人寂しく模索している。しばらく大豆とにらめっこだ。

なんで?

 代表の里芋は重要な実験中。今後の方向が里芋にかかっていると言っても過言ではない。毎日まずは里芋。代表の農作業は里芋の状態を確認することから始まる。いくつか条件を変えてあるが、条件通りに育っている。

 代表の里芋は今たいへん良好な状態で、大きさ葉色共、所沢周辺の農家の里芋に見劣りしない。里芋農家の畑のは大きさが揃っているし、食害など見当たらないところはさすがプロの仕事だと感心するが、茎の太さなどむしろ代表の方ががっちりしている。

 しかし、最近、代表の里芋に受難が続いている。カラスに突かれて倒されることがあるのと、何故か葉っぱと茎の境目が切れてしまう。こんな風に。

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 どちらも畑Aで作っている時には無かったことなので、なんでなの?と悩んででいる。カラスの方は、虫を食うわけでもなく、ただ突くだけ。意地悪しているとしか考えられない。これについてはカラスが近づかないようにすれば済む。

 葉っぱの脱落については原因がわからないため対策のしようがない。毎日大きくて立派な葉っぱから落ちていくのを見るのは悔しい。そうこうしている内にネギの葉にも変化があって穴が開き出した。見ると大小のカタツムリとかナメクジがびっしり付いている。こいつ等か?

 畑Bは水路と使っていない田んぼに挟まれていて、田んぼは既に雑木林になっている。いつもジメジメしている害虫の巣だ。これをなんとかしないと、里芋もネギもなめ尽くされてしまいそうだ。参ったなー。


『安田充岐 作陶展』に行く

 木工家の中内安起徳さんと陶芸家の安田充岐さんは、その昔、代表がひとの駅かわうちという、廃校を利用した美術館兼交流施設を作ったときに、初めて作品を提供してくれた、当時東京藝大で学ぶ学生だった。

 二人が大学院に進学してからも、卒業し結婚して中野区のアパートで暮らし始めてからも、忙しい間を縫って代表の活動に協力してくれた。それからしばらくして二人は創作の場を山梨の北杜市に移した。その時に代表は、クルマくらいないと苦労するだろうと思って、代表の初代Kトラをプレゼントした。

 いい思い出だ。あれから何年経ったのかもうわからない。二人が東京に来た時に何回か会ったが、ここ3、4年は会っていなかった。その安田充岐さんから作陶展の案内状が届いたので、会場の上野の松坂屋に行った。

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 やあやあと、懐かしさと嬉しさが入り混じった気持ちで挨拶を交わし、代表が作った作品(じゃが芋・二十日大根・キュウリ・ブルーベリー)を差し上げた後、中内さんやお子さんのことなどを伺いながら作品を見せていただいた。

 動植物をモチーフにした青白磁は、徹底的に精緻なところは変わらず、北杜の暮らしが焼き籠められたものだった。彼女らしい楽しさと優しさ、ひた向きさが作品に現れていた。

 中内さんは今週の半分を大学院で講師として教えて、お子さんは来年小学校に入る年齢になったということだった。Kトラも健在。まだ頑張って活躍してくれているらしい。安心した。

 この先、中内安起徳さんと安田充岐さんの作品は評価が高まって行くだろうと代表は思う。そうしたら川内村の諏訪の杜の二人の作品も注目されることになるだろうけど、その時に川内村として恥ずかしくないように、しっかりと守って行くのがこれからの代表の役目だと思った。

大豆はだいず(大事)

 雨が降っても植物は育つ。雑草の育ちは作物より早く、草刈りしてからたった一週間で刈る前の大きさまで伸びてしまう。引っこ抜いて横にして置いても濡れていては枯れてくれない。復活してしまう。無駄な除草ばっかりやっているようで嫌になる。

 代表は草むしりが嫌いではない。むしろ作物個々の育ち具合や土の状態虫の状態が良くわかるので好きな作業なのだが、雨でぬかるみ畑に入れなくては思うようにならず、初めて防草シートを使うことにした。

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 色が暗いし、なんだか植物をいじめている感じがしてこれまで使ったことがなかったんだが、実際に使ってみると、いいね。結構な作業量だった除草から解放されて、何より動き回りやすい。こういう資材を活用すれば規模を大きくすることも可能になるだろうと思う。今年のような天候の時には特に。想いだけでは転がっていかない。

 大豆が播種から5日目で芽を出した。大豆は日本食の基本の食材。代表の農業の基本に据えている作物のひとつだから大事に扱っている。

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 これは、豆腐の加工に適していると言われる里のほほえみという品種で、枝豆としても食べられる。

 もう一つの品種、丹波黒も同じく5日目で芽を出した。

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 こちらも枝豆として食べられる。前に植えた印旛青が莢を付け出し、湯上がり娘がもうちょっとで莢を付ける。食べられるようになったらまず自分で味わってみて、美味しいと思う大豆と付き合って行きたいと思う。

日々暗中模索

 今の野菜作りの肥料の遣り方としては、畑全体に肥料を混ぜる全面施肥が主流になっている。その時期は、野菜の種を植える前、元肥として入れる。

 全面施肥は、畑の通路になるところも作物の根が届かない所にも肥料を置くことになるため、その分無駄だと考える代表は、密植する作物以外には、根が届く範囲にだけ肥料を置く局所施肥というやり方をしてきた。収穫が少なくなるとか、畑に何か悪い影響があるのかなと心配しながら試してきたが、全くそういうことは無かった。局所施肥で使う肥料の量は全面施肥の5分の1程度。節約になるし環境負荷も小さい。一石二鳥だ。手間がかかるのがまだ課題だが。

 農大を出てからは元肥を止め追肥だけで育ててきた。作物が幼体の時に周りに肥料分があると吸ってしまって贅沢体質になり、葉から滲み出る窒素分を舐める虫を集めるために食害を受けやすいという仮説に基づいて、解決策になるかも!と考えたからだ。大体当たった。害虫を無視できるレベルにはないが、かなり少ない。あとちょっと何らかの防御をすれば食害の影響は無くせる感じだ。代表の夢のひとつ、露地で虫の食い跡がゼロの有機野菜を作る、その道筋が見えてきた。

 しかし、ここに来て次の問題が出た。追肥では肥料が効くのが遅れる、ということだ。根が地下にあるのに地表に肥料を置くことになるわけだからどうしても時間差ができてしまう。効かせたいときに効かせられない。

 対策として、効かせたい時期を想定して早目に追肥する方法が考えられるが、正確なタイミングを測るのが難しい。また、肥料を溶かして土中に拡散させるのは雨に頼らざるを得ず、天気の予測まで含めると不確定な要素が多くて余りにもギャンブル的過ぎる。

 液肥を使うことも考えられる。液肥なら直ぐに効かせられる。代表もそのために液肥を作って試してきた。が、万能と言う訳にはいかなかった。液肥は原液で施肥することもできるが、その場合軽い肥料焼けを起こす場合があることがわかった。確実な使い方としては、薄めるか、あるいは根から遠ざけて入れるしかないんだが、その分肥効は少なくなるし、時間の遅れも出る。それでも野菜はできるが、代表はもうちょっとシビアに追求してみたい。

 更に、ぼかし肥料と比較した時、効きは早いが肥効が切れるのも早いこともわかった。液肥で追肥をする場合は薄めて回数を多くする必要があるが、株が大きくなっていて株元への施肥作業が難儀になることも考えられる。賢い使い方ではない。

 新たな問題が発生した時は新しいアイディアが産まれる時でもある。このぼかし肥料をどうやったら作物が欲しがる時に「はい、どうぞ」と根元まで届けられるのか。

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 代表の試行錯誤問自答七転八倒は延々続く。 

雨ばっかりの日々

夜からの雨が午後に止んだので畑の見回りに行った。畑Bは農法の研究目的で真面目にやっているから手入れできているが、畑Aはほとんど家庭菜園のまま手入れも後回しになりがち。この一ヶ月雨ばっかり続いて畑に入れない日が続き、何故か作業ができそうな日には用事ができてしまうというサイクルになってしまって畑Aはいつも荒れた状態。早く何とかしたいが天気予報はこの先も雨。二十日大根なんて収穫もままならなず、膨らみ割れが出てきた。

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 困った天気だ。

鍬を買う

 畑を耕すには鍬(くわ)という農具を使う。長い長方形の鉄の板状の物に柄が付いたあれだ。土に入る部分が長いため、畝とか田んぼの畔を作る時に効率良く作業ができる。その板状の所が鍬の半分くらいの大きさの農具があって、それを唐鍬(とうぐわ)という。代表はこれまで古い唐鍬一本で耕してきた。理由は、使いやすい良い鍬が無かったからだ。

 最近の鍬の例をあげるとこんな形になっている。

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 ケチを付ける訳ではないが、代表に言わせると木の柄と鉄の本体を繋ぐやり方が理に適っていない。軟らかい木を鉄板で外側から挟む、しかも細いボルト2本で鉄板を押すという構造だと、木がたわみボルトも軸力が出ない。ボルトの先と鉄板は点接触だから緩みやすい。しかも、余計な部品が多いから重くなる。

 もうひとつ例をあげてみよう。
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デキャンタでワインがぶ飲み

 今、代表の頭の中は農業一色。脳味噌の割合で言うと9割1分が農業関係で、残り3分が食事とか歯磨きとか排泄とかの生活に必需のこと、2分が掃除洗濯ゴミ捨て、1分が車の運転や移動での注意に使い、1分がスポーツクラブでの運動、2分をブログの更新に割くといったイメージ。とにかく、寝る直前まで農業のことを考え、眠っている間も畑を耕したりしている。

 最早常識さえ疑わしい。代表の農業計画の展開上、どうしてもカリ肥料が大幅に足りなくなってしまうんだが、「灰を手に入れればいい!」と思い付き、危なく火葬場に電話をするところだった。かろうじて踏み止まったが、もう頭がどうにかなってしまっていると思う。現実と妄想の境目が無くなっている。

 そんな代表にとって、昔の仲間から飲み会の声をかけてもらうのは現実の世界を意識する貴重な機会になって本当に有難い。今日は仲間の退職を祝う会に誘われ、しばし農業を離れて懐かしく楽しいひと時を過ごして来た。嬉しくてデキャンタ4つ分くらいワインを飲んだ。

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 みんな元気で頑張っていた。代表ももっと頑張って、農業関係を9割1分から9割6分くらいまで上げて、なんとしても夢を形にしたいと思った。

 

肥料のイエス

 野菜作りの、人間がいじれる部分として、基本は土と肥料だ。気候も重要だが人間の力では変えられない。気まぐれな天気を毎日受け入れるて行くしかない。

 土、土壌、土質も変えられない。花壇くらいの広さだったら土を入れ替えればいいが、1ヘクタールの畑になったら無理だ。せいぜい土の表層20センチくらいに色んな物質を入れて、掻き混ぜ、多少使いやすくするくらいが関の山だ。

 だが、肥料はいくらでも工夫できる。野菜の食べ物になる、野菜の命をつくる基本中の基本の肥料。大事だ。人間の食料と同じだ。やりかた次第で野菜の育ち方が変わる。なぜそのことを皆なは真剣に考えないのか。嘆かわしい。

 農大でも同級生たちは肥料作りを避けたが、有機農業を専攻していながらぼかし肥料のひと船も作れないで卒業して大丈夫なのか?と代表は代表を避ける同級生によくその大切さを説いたもんだが、馬耳東風。やるときゃやるから、てな反応だった。

 しかしここにきて「肥料がうまく出来ない」という声がちらほら代表の耳にも聞こえてくるようになった。仕方がない、教えてやるか、ということで、材料を揃えて同級生の家がある深谷まで出かけて行って、ぼかし肥料と液肥の作り方を伝授した。

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 同級生の幼なじみだという里芋の専業農家の方も見に来ていたが、里芋の肥料は鶏糞だけしか使ってこなかったという話で、これじゃ日本の農業はだめだ、代表が肥料の伝道師になって変革して行こう!かな?なーんて軽目に決心した。

アンビリーバボー!

 今朝、箱罠にアライグマが入っていた。アライグマにしては毛色が濃いが、どうやら新種らしい。

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 近づくとフーっと声を出して代表を威嚇する。気性の激しさも従来のアライグマとはレベルが違う。あえて言うならば野良ネコに近い感じ。ネコとの雑種かもしれない。罠に入ったということは、コイツはキャラメルコーンが好きということだから、ネコよりアライグマの血が濃いんだろう。

 どうしたものか。引っかかれたり噛みつかれたりしたら大変だ。このまま放っておくか。市役所に連絡して引き取ってもらうか。思案していると、隣の畑の仲間がやって来て「猫が入っちゃったね、可哀そうに」と言って罠の扉を開けて逃がした。ネコだったんだ...。罠の周りで信じられないことばかり起きる。

ギョエー!

 珍しい一枚。アライグマの罠の餌のキャラメルコーンの下に山ができているが、これ、全部蟻なんだよ。鳥肌だよ。

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 最近キュウリが育たないと思っていたらアライグマに横取りされていた。それでキュウリの畝の両側に罠を仕掛けたら、今度はその餌を目がけて蟻がピラミッドを建設して横取りしていたという話。

 それにしてもコイツらの生きようとする執念桁違いだ。憎らしさを超えて尊敬の念さえ湧く。しかし、許しておくわけにはいかない。

何やってんの?

 アッピア街道を通る人たちから最も多く受ける質問が「何やってんですか?」である。他の畑と作物の様子が違うし置いてある道具もやっている作業も違うからだろう。人物も相当に怪しい。

 代表は相手によって答えを変える。犬を散歩させているような人には「枝豆を植えてます。」と作業自体のこと。畑仲間の場合には「空気吸ってる」くらいの冗談を言っておいて、何にどの程度興味があるのか探りを入れてから。そうしないと代表の空回りになってしまう。

 神経を使うのはいつも代表の様子を遠くから窺って「怪しい奴だ」と訝っている専業農家の人たちだ。可笑しな話なんだが、同じ農業に取り組む当事者なんだが、現代の慣行農業と代表が目指す有機農業とは基本で相容れない部分があって、農業に真剣に向き合っている人ほど代表の行動は奇異に見えてしまうのである。また、代表がやっていることを説明しようとすると、どうしてもその人たちの仕事を否定することにもなってしまう。だから、そっちもありだけどこういう考え方もあるんですよと、軟らかくオブラートに包むように話さないといけない。パラドックスを抱えながら理解し合える接点を見出す、そこが一番難しい。

 この日も、宿場でぼかし肥料の材料をいじっていると、いつも代表の様子を窺っていた老人がついに近寄って来て「何やってんの?」と聞かれた。

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 代表は一時間くらいかけてぼかし肥料と液肥について話をし、その上で、生育段階に合わせて単肥を施して成熟を促す農法について話した。

 老人は混乱していた。もう何十年も元肥と追肥で施す農業を良しとしてやってきた方だからこそそういう反応になる。残念ながら今ひとつ説得力に欠けるのは作物を提供できる段階ではないことなんだが、それでも、長く野菜を作って来た人なら畑を見てもらえば大体予想がつく。育ち具合は一目瞭然、良好だから。老人は、それほど怪しい奴ではない、と一応納得されて帰ったみたいだった。

 これからも色んな人が「何やってんですか?」って聞いてくるだろうけど、いつでもどんと来いだ。

朝市

 火曜日と金曜日は団地の朝市の日。野菜を売るのはたったの3人だけだ。ちょうど燃えるゴミ収集の日なので、ゴミを捨てに来る人目当てに収集場所の近くの歩道の上に野菜を並べるだけという超シンプルなマイクロ朝市だ。

 代表はまだ作物が収穫できていないため、管理を任されている梅林の梅とか、畑の隅に繁茂したハーブとかルバーブとか、最近はじゃが芋なんかを4、5だけ並べてしのいできた。こんな形でも多少の賑わいにはなるし、代表にとっては得難い情報を仕入れる機会にもなり勉強になる。

 ここにきて代表の野菜がちょっとずつ評価され出している。今日はじゃが芋と採れ始めた二十日大根を出したんだが瞬間で完売。写真を撮ろうと思ったんだがその間もなかった。従って写真は空になった台だけになった(笑)。

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 「お宅のじゃが芋美味しかったわー。他のはいくら煮てもゴリゴリでパサパサなんだけど、あなたのは大きいのに茹で時間も少なくてホックホクになるのよ」なーんて言われる。そうなるような仕掛けがしてあるからね。これから色んな野菜を食べてもらうともっとはっきりわかる。

 このマイクロ朝市を代表の野菜を目当てに来る人たちで渋滞ができるくらいにするというのも夢があるが、代表の夢はもっともっとでかい。ほとんど妄想の世界だが、この小さな朝市で確かな感触を掴んでいる。

もう友草と呼ばない

 雑草にも5分の魂。雑草にも何か役割が、生えて来る意味があるだろうと、代表は親しみを込めて友草などと呼んでいたこともあったが、それも畑100坪程度の、手で除草管理ができるまでの話だ。それ以上になったらそんな呑気なことは言っていられない。この時期の雑草はたった一週間で畑の全てを埋め尽くしてしまう。今日は一日中畑Aの除草に追われた。雑草の山。

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 天気が良ければ広げて乾燥するか、あるいは浅く畑に漉き込んでおいて肥料にしてしまうんだが、この雨続きこの量ではそれができない。こういうことも何か対策を考えていかないと、広い畑を使っていくことは無理だと思った。除草ばっかりやることになって作物栽培に手が回らなくなる。今頃わかったのかと言われてしまいそうだが。

 雑草の中からドットで文字が打ってある葉っぱが出て来た。

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 暗号だ。「クソレ...CYH」どういう意味だろう。

猫が食べられるトウモロコシ(書きかけ)

 これまで代表は様々なアイディアを考案したり実際に形にもして来たが、この度、猫が食べられるトウモロコシを開発することに...

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 と、ここまで書いて用事があって出かけてしまった。

オクラ定食

 種を植え付けることを専門的な言葉で播種(はしゅ)というが、代表のスマホの文字変換では出てこない。播と種を別々に入れないといけない。面倒だ。

 ポットなどに播種して、芽が出てある程度の大きさになったものを圃場に植え換えることを定植(ていしょく)というが、これも代表のスマホの文字変換では出てこない。まず定食を出して、食を消して、植えるを出してえるを消して、定と植をつなぐ。かえって不便だ。パソコンの方はちゃんと変換できる。

 今日はオクラを13株定植した。

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 オクラの定植には時期的にもう遅い。なんで今かというと、オクラの種を使ってまた色々と実験していたら出ないと思っていた芽が出てしまい、その延長で育ててきたもんだから。

 どんな風に育つのか、うまく実を付けるのかわからないが、収穫できたらオクラ定食(どんぶりご飯にオクラの輪切りを載せたものと味噌汁)にして食べたい。

もうつるボケなのか

 この一週間程雨ばかりで畑に入ることができない。泥が長靴に絡まって歩きにくいからだが、本格的に農業に取り組む時には、こんな状況でも作業を止められない場合があるから、対策を考えておかないといけない。作業道や畝間にシートを貼ってみようと思う。

 雨でも作物は育つが草も育つ。一週間前に刈ったばかりの草がもう伸びてきた。他にやることがないので土手周りの草刈りをした。

 土手の右を見ると元気に育つさつま芋が見える。4月24日に定植した紅あずま50株だ。

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 そこから更に右方向に目を転じると、5月2日に追加で定植した紅あずまの小さい株が見える。

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 たった一週間の差なのに大きさが全く違う。葉の形や色まで違う。両方共同じ種類、同じ店舗(カインズホーム)で購入した苗なんが、4月24日の苗には栄養周期理論に基づいたある処理を施し、5月2日のは普通にそのまま植えた。どっちの畝も元肥は施していない。

 さつま芋は「つるぼけ」とか「ずるのび」「無駄のび」という養分を自分の成長にだけ使ってしまって芋ができない特性があって、代表の経験では4月24日のは異常とも言えるくらいのつるぼけ状態だが、果たして収穫はあるのか?

 実は、里芋でも種芋に同じ処理をしたのがやっぱり育ちが異様に早い。こっちもどうなのか?

 さつま芋も里芋も、7月後半くらいから、葉で作ったエネルギーを根の部分に貯めるように施肥技術で促して行く訳なんだが、果たしてうまく行くのだろうか?11月が待ち遠しい。