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それは秘密です

 野菜を作ったことがある人ならアブラナ科の作物の難しさを知っていると思うけど、虫の大好物なので消毒無しではとても作れない。次の写真は、従来の有機農法のやり方で育てている白菜。

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 驚いて欲しい。これが、今代表が、消毒薬の類は一切使わずに育てている白菜。

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 ほぼ無傷。

 従来の有機農法のやり方だとどうしても害虫の食害が避けられないが、代表のやり方(栄養世周期理論+α)だと食害が少ない。もちろん収穫まで行かないと現段階で結論を出すことはできないが、なんか、良さそうな気がしない?もしかしたら、代表が日本で初めて露地で有機で無農薬で食害の無いアブラナ科の作物を作った男として名を残すことになるかもしれない(うふふ)。

コオロギホホイノホイ

 コオロギホイホイの改良版、コオロギホホイノホイを作ってみた。ペットボトルの中の薬剤の周りにネズミ捕り用の粘着マットを小さく切って入れてある。こうすれば薬剤を食いに来た虫はペタっとくっついてしまうので逃亡できないし、蟻が薬剤を運ぶのも防げるはず。

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 心配なのは益虫の蜘蛛とかてんとう虫がくっついてしまうことだ。特に蜘蛛はたくさん仕事をしてくれるので犠牲を出したくない。

 コオロギホホイノホイの両側の作物は青梗菜。実験的に防虫ネットの張り方をルーズにしているため虫に齧られているが、こういう飛び飛びの食い方をするのはバッタやコオロギや甲虫で、毛虫の場合は葉の端がら食って行く。これくらいの大きさになれば食われて消滅するということは無いが、この大きさになるまでに何10本も犠牲になるし、よしんばここまで来れたとしても傷になるし成長も遅れる。こうならないようにオルトランなどの殺虫剤を撒くのが一般的なんだが、代表は自分の口の中にはどうしても入れたくない。

 ひと晩経った。

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 おー、コオロギがくっ付いている。これはイケる!殺虫剤を使わないでまったく無傷の葉菜が作れる可能性がある。商品化を目指し更に改良を加えてみたい。

春じゃがでキタアカリはできるが、キタアカリで秋じゃがはできない

 9月3日に播種した春植えのじゃが芋が、芽の予定日に芽を出さない。じゃが芋は芽が出る時には土が盛り上がるんだがそれもない。掘ってみたら皮だけになっていた。失敗だ。

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 秋に収穫する夏植えのじゃが芋の一番の難しさは、高温下で植えることになるため種芋が腐敗しやすいこと。そのため、切らないで植えたりして腐敗しにくくするといいらしいんだが、栄養周期理論に感化されている代表は、発案者の勧めに従ってわざわざ切って魔法の液体に丸2昼夜浸漬した後播種した。確かにその効果か腐ってはいなかった。腐敗臭は無くじゃが芋の良い匂いがする。腐らないままで中味がボロボロになっちゃった感じだ。

 しかし、芽を出そうとした兆候も無い。魔法の液体には休眠から目覚めさせる効果があるということだったが、それがなかった。多分代表が作った春じゃが(キタアカリ)は完全に完熟していたからだと思う。完熟し切って深い眠り状態にあったため、起こそうとしても起きなかったということだろうと推測する。春じゃががうまく出来過ぎたということかな(自慢)。

 秋じゃがは休眠状態からきちんと目覚めさせてやって芽出しをしてから植えないとダメということがわかった。その方法はまだ?だが、改めてまた来年チャレンジしてみたい。

ちょっと息抜きに

 たまには気分転換しないとバーンアウトしちゃうなーと思って、近くのゴルフ場で行われている日本シニアオープンゴルフ選手権を観に行った。行こうと思っていても畑が気になって結局行かずじまいになるだろうと予想して、前売り券を買っておいた。

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 ゴルフトーナメント観戦なんて久し振り。代表は尾崎兄弟のファンだったので、埼玉県内でトーナメントが開催された時はよく観に行ったもんだったが、片山晋呉とかタイガー・ウッズが出て来たころから興味が薄れ、石川遼が現れてからはほとんどTVのゴルフ番組も見なくなったから、ずいぶん行ってなかった。つまり、カーっと熱中してスパッと冷めるのが代表のお決まり。これが次に発生する時が怖い。

 しかし、なんだ、シニアの競技なんてお金払って観戦するもんじゃないね。下手だし(プロにしては)、プレイヤーはもちろんギャラリーもスタッフもボランティアもみーんな年寄ばっかりで倦怠感が漂い、会場に立っているだけで気が滅入る。まだ50代60代なのに、真っ黒でたるんだ顔した尾崎建夫や中島常幸が、腰が曲がって倒れそうに歩いているのを見て気の毒になった。ゴルフって体に良くないのかね?第一、ほとんどのシニアプロがもうゴルフに飽きてしまっている。バーンアウトしちゃって、やりたくなさそうにプレーしていた。

 コースは素晴らしく管理されて立派だったが、ゴルフ場の中に赤トンボ以外虫を一匹も見ないし。気のせいか病院の臭いがした。こういうところにいるより畑で土いじってる方がよっぽど健康的だと思った。

 唯一感動したのはギャラリーロープの張り方だった。支柱が全て垂直に同じ高さに立って、いて、しかも、それを繋ぐロープがどこまでも真っ直ぐで弛んでいない。あれこそプロの仕事だと思った。あと、TV中継用のタワーだとか観戦スタンドの建て方だとか、それから簡易トイレの構造とかも進化していて感心した。そんなもん。

 代表は、伊澤利光、谷口徹、深堀圭一郎の組に付いて18ホール歩いたんだが、最後には疲労で足がつってしまった。自分だけ若いみたいに気張っていたが、なに代表も同じ年寄だったわけだ。大して息抜きにはならなかったけど、そこに気付けたことが収穫だね。

畑全部消毒

 今年後半のメインテーマにしている白菜が順調に育っていたが、一晩の間に一株丸ごと食われてしまった。

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 犯人はハスモンヨトウ。

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 何でも食べ尽くしてしまう蛾の幼虫。野菜の天敵だ。

 こういうのが数限りなくいるので、露地で農薬を使わないで食害を受けないで野菜を育て上げるのは非常に難しい。しかし、代表はチャレンジを続ける。

 色々トライした中で、太陽熱を使った土壌消毒の効果は大であった。虫対策だけでなく雑草対策も兼ねるので、準備も資材も大変なんだが、除草の手間を考えるとトータルでは経済的だと思う。下の写真のように、土壌消毒をしっかりやればハスモンヨトウの被害も防げると思う。

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 従って、虫に関しては、完璧な土壌消毒+栄養周期理論(元肥無しでの虫を寄せ難い苗)+防虫ネット+コオロギホイホイで行けそうな気がする。

犠牲栽植という考え方

 代表がハマって実験している栄養周期理論では、元肥はやらないが、その後の施肥回数は多い。そのため肥料がやり易くないといけない。

 例えば、種を播いた後に防虫ネットを掛ける場合、普通のやり方だとネットの裾に土を被せるんだが、そうやってしまうと施肥の度に土を除けてまた被せて、となるので作業が大変だ。だから簡単に裾を洗濯バサミで固定したり防草シートで押さえたりしただけで済ませている。土を被せるよりも害虫が入りやすいが、入ったら退治するしかない。その手法としてコオロギホイホイを考えてみたわけなんだが、ついにコオロギの骸を確認した。

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 完璧だ。

 ただ、コオロギホイホイの近くの幼苗が食害される傾向があることが判明。コオロギホイホイに誘われて来た害虫の密度が一時的に高くなり、薬剤を食べる前に周りの幼苗を食べてしまうためだと推測しているが、薬剤の運び出し対策と一緒に何か考える必要がある。あらかじめコオロギホイホイ近くの栽植密度を高くしておいて犠牲的に食わせるのがいいかも知れない。犠牲栽植。うまく行ったら世界初のはずだけど...。

 

ニンジンはまだ先

 畑Aで育てていたニンジンを収穫した。バラバラだ。種を播いたきりほとんどほったらかしだった。

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 表面がゴツゴツしていたり先が割れたり分岐しているのは、硬い異物や害虫の影響。先細りなのは肥料不足で、色が薄いのはミネラル不足のため。長いのや短いのがあるのは、土が硬いところと軟らかいところがあるせい。同じ種類なのに、環境によって大きさも形も色もこれだけ変わってくる。そういうことで、ニンジンに合った土にしないとこれ以上うまくできないことがわわった。齧ってみると、味はまあまあだった。有機ニンジン特有のやさしい甘さになっている。

 とりあえず様子見段階。じゃが芋、里芋、大豆とやってきて、今は二十日大根と白菜に集中。ニンジンに取り組むのはそれらがうまくいってからだ。

効果抜群コオロギホイホイ

 昨日仕掛けたコオロギホイホイがどうなったか見に行くと、コオロギはいなかったがバッタやアリなど多数の虫が絶命していた。カラフルな粒々が薬剤で、白い線で囲ったのが虫だ。

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 こんなにいるんだもの、野菜が無事だったわけがないね。防虫ネットをかけているんだが、隙間から入って来るし、作業するときにもネットを開けざるを得ないので入り込んでしまう。元々土の中に潜んでいた虫は防虫ネットじゃ防ぎようがない。

 バッタにまで効果があるなんて驚いたなー。これだったらコオロギにも効くだろうね。正にコオロギホイホイ。

 よーく周辺を観察すると、絶命した虫を食べた虫がいるらしく、周りに死骸が散乱していた。また、アリの仕業だと考えられるが、薬剤を運ぼうとしたらしく50センチメートル先まで移動したのが転がっていた。このままでは土の中に薬剤の成分が混じってしまうので対策しないといけない。皿の淵を高くすれば防げると思うので時間がある時に作り直して試してみたい。

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コオロギホイホイ自作

 自作という程難しい物ではないが、ペットボトルを加工してコオロギホイホイを作ってみた。白菜は、代表が初めて葉菜へ栄養周期理論を適用する大切な実験だから虫に食わせてしまうわけにはいかないのでね。

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 コオロギホイホイは2タイプ。ペットボトルの底を使った丸いのと側面を使った長いのと。その皿みたいな形の上に市販の薬剤を載せて野菜の近くに置く。薬剤を土に混ぜたくないので、雨が降っても溶けたり溢れたりしないように、こっちもペットボトルを使った覆いを付けた。いい感じだが、皿の淵が低いために寄って来たアリが薬剤を持ち出してしまう。入ったアリが出られない高さ、1.5センチメートルくらいにモデファイした方が良さそうだ。

 有機農業は生物と共存する、言い替えれば生物を利用する農業で、害虫を益虫に食べて退治してもらわないといけないんだが、食べる益虫より食べられる害虫の数が多いのが自然の法則。なので作物は常に食害を受ける。大きく育ってからなら少しくらい齧られても人間の食べる分が残るが、小さい芽とか苗のうちにやられると作物が消滅してしまう。

 そうならないように、有機農家それぞれに様々なやり方で対策している。たくさん作って虫に食べさせ、食べ残しを人間様が収穫させていただくという考え方もある。代表は代表のやり方を捜している段階だが、有機野菜のイメージを覆すくらいの無傷で美しい野菜を、あまり手間をかけないで作るのが最終目標。コオロギホイホイもその手法を探り当てるための過程だ。

 コオロギ、ヨトウ虫、バッタ、カメムシ、アリ、芯食い虫、カナブン、ナメクジ、カタツムリ、アザミウマ...とにかく害虫の類が多いんだよ。彼らは人間のために少し残しておくなんてことは考えていないと思う。

誰だ、落花生を食ったのは

 あとひと月で収穫だというのに、畑Bの落花生が受難続きで困った。ウィルス症に罹った株が出て伝染している状況もピンチなんだが、今度は獣に食われる被害が発生。急遽、畑Aで風対策に使っていたネットで囲んだ。

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 畑Aの時は、団地の修繕で使った長い支柱が手に入ったので1.5メートル位の高さにできたが、今回は有り合わせのを使わざるを得なかったから1メートル以下しかなく、しかも凸凹だ。これで突破されたらその次は電気柵を設置する。

 見えない病原菌に始まって害虫類、獣、そして、自然災害と、作物を栽培するには障害が多くて苦労だ。代表の場合は実験だからまだいいが、これで家族を養っていかなければいけないとしたら死活問題だ。こんな甘いやり方は通用しない。一発で完璧に問題の発生を押さえないといけない。そうすると、現在の技術ではどうしても施設の中で管理した栽培とか、予防剤を使った栽培の方向になってしまうと思う。

 しかし、現実に有機肥料と無農薬で何町歩もの畑で多種の作物を生産している人がいるわけだから、驚きだ。代表も早くその域に到達したいが、まだまだゴールは遠い。

紫蘇1キロ1万円時代

 毎日暑いね。今日は滝のようなスコールがあった。もう日本は熱帯になったと思う。そのうちバナナが穫れるようになるだろう。年間30℃以上の気温が3年続いたらバナナが実る。その代わりリンゴはできなくなるから、日本のリンゴを食べるなら今の内だ。

 5月あたりから畑仕事で汗かき通しなんだが、水分を補給しながらじゃないと干乾びてしまうので、毎日発泡スチロールの箱に氷と飲み物を入れて行く。

 初めの頃はスポーツドリンクにしていた。しかし、どうも調子が悪い。無理やり水分補給されて動かされている感じがして、作業後の疲労感が大きい。興奮剤とか、そういう成分が入っているんじゃないだろうか。

 7月からは梅ジュースにした。やっぱり梅ジュースはいい。バランス良く体に水分とミネラルが浸み込み感じで、疲労感が少ない。代表の体には合っていた。しかし、今年は仕込んだ量が少なかったもんだからお盆までに無くなってしまった。仕方なく、またスポーツドリンクにしていたんだが、どうにも調子が悪い。間違いなく興奮剤的成分が入っている。

 それで、畑に生えている紫蘇を抜いて帰ってジュースにしてもらったら、とても自然で梅ジュース並みに良かった。来年梅が穫れるまで紫蘇ジュースで行くことにした。

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 人間は、珍しいものだとか値段が高い物だとかを有難がって飲んだり食ったりしているが、蓬とかドクダミとか、実はごく身近に安くて体に良いものがたくさんある。その内に日本では紫蘇も穫れなくなるので、1キロ1万円くらいで取引されるようになるだろうと思う。苺の10倍の値段だ。安い紫蘇ジュースを味わうなら今の内だ。

二十日でなく三十日だろ

 二十日大根なんて簡単に作れると思っていたが、なかなか良いのができない。難しい。

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 まず、形が悪い。丸いものは丸く、長いのは肩から先まで同じ太さにしたいんだが、歪な先細り形になってしまう。原因としては、土が硬いことと肥料が十分でないこと。それから、種を播く深さにバラつきがあることが考えられる。

 次に、害虫の食い傷が多い。土から出ている部分は細かな傷、中の方はガリっとやられた深い傷が付いている。種を播いた後に防虫ネットを掛けているんだが、作業性を考慮して裾を埋めてないので、バッタや毛虫が入っているのだろう。隙間を見つける虫の能力は代表の想像を遥かに超える。作物の匂いを嗅ぎ分ける感じで、特に芽を出すときには特別な匂いが出るようで多くの害虫を引き寄せる傾向がある。

 三つ目に、味が良くない。辛い。大根だから辛さはあってもいいんだが、有機野菜のフレンドリーな辛さではなく、攻撃的な辛さだ。これは、今の育てられ方に満足していない証拠だ。こいつら小さいくせして自己主張は強い。

 既に5、6回作って色々試してみたが、どうやってもうまく行かない。悔しいので売れるレベルの二十日大根が作れるようになるまでトライを続けたいと思う。動物実験の二十日ネズミじゃないが、短期間で実験できて結果がわかるのが二十日大根の良い所だ。

 でも、二十日大根と言いながら何回やっても20日じゃ収穫できない。30日はかかる。二十日大根は誇大名称だ。三十日大根に改めるべきだと思った。

台風15号の影響

 畑を耕していて思うことは、天気予報は当たらないっていうことと、必ず悪い方向に向かうっていうことだね。雨が降るという予報を期待して種を播くと降らないし、明日晴れマークだから明日やろうと思って先延ばしすると雨に降られる。その繰り返しだ。

 どうしてそうなるのかというと、過去の記録を参考にする方法では気圧の動きを完全に把握することはできない、ということだろうと思う。つまり、気圧は常に新しい変化をする、気まぐれにダッチロールするということで、それを当てるのは気象衛星の画像と今の計算プログラムでは不可能という話なのだ。

 加えて、常に最悪の場合の天気を予報として流すため、そこまで振れないことが多いから当たらない。なぜ最悪の場合を予報とするかというと、外れた時の責任が軽いからだろうと思う。晴れると予報して雨が降れば苦情を言う人がいるだろうが、雨の予報で晴れても文句を言う人は少ないだろう。責任回避とオーバーアクションの体質からそういう伝え方になるんだと代表は思う。だから、最近は、予報は無視して、気象衛星の画像を見て自分の勘で判断するようにしているんだが、テレビやネットの予報よりは当たる。

 台風15号についても自分なりに予測して対策してあったんだけど、予想よりちょっと風が強かった。畑Bの倉庫に立てかけてあった脚立が飛ばされてしまっていた。

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 この重さで風を通す形だもの、固定しなくても大丈夫だろうと判断したんだが、煽られちゃったね。

 長茄子は支柱ごと倒された。

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 雨で地面が軟らかくなったところに風が吹きつけるとこうなりやすい。他にオクラや大豆、畑Aのプルーンまで倒されていた。

 水路に置いていた箱罠が水没。

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 ちょうど田んぼの水が止められて水路が乾いたところで、アライグマの足跡があったので罠をかけてあったんだが、誰かが水門を開けたみたいだ。罠が流されないで良かった。

 さつま芋に降りかけた石灰は、うまく雨で流れて根元まで届いていた。里芋は、葉っぱが切れ切れになったが倒れはしなかった。落花生については影響が無かった。また来るのかもしれないが、これくらいで済めば収穫まで行けると思う。

落花生が病気

 作物の姿や味にはその作物の履歴が現れる。どんな土でどんな肥料を吸って育ったかがはっきり現れる。野菜の味を知るのは生で食べるのが一番。火を加えたり味付けしてしまっては分かりにくい。代表も自分の作った野菜は、必ず畑でそのまま食べてみる。

 落花生があとひと月くらいで収穫できるんだが、ウィルス症に罹る株が出て来た。葉の水気が失せて白っぽくなり、放っておくと株全体が縮れ成長が止まる。

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 完全に枯れることはないんだが、隣の株に症状が移るので抜くしか手がない。10株ほど撤去した。有機の畑には多様な微生物が棲みついているのでこういう病気は出にくいんだが、畑Bはまだ全然駄目ということだ。まだガチガチに神経質で包容力に欠ける。1年程度ではやっぱり土作りは無理なんだと代表も納得した。微生物のペースに任せる以外方法は無い。

 撤去した株には未熟の落花生が鈴生り。

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 収穫まであと少しなのになー。無念。

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 殻を取って一粒口に入れてみたら、畑Aの時ともまた少し違うスッキリした味。土はまだ駄目だが、方向性は間違っていないと思った。

正気で狂気の決断

 さつま芋の根周りに石灰を施さないといけないんだが、今こんな状態。葉茎と雑草が繁茂して株元が見えなくてそれができない。

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 さつま芋の弦を押し退けたら根の所にたどり着けるのでは、と思ってやってみたが、織物のように縦横斜めに編み込まれてしまって弦が動かない。無理にやるとパキッと切れてしまう。

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 栄養周期理論の肥料の遣り方は、最初に窒素を与えて草体を作り、充分に大きくなったらリンとカリウムを施して成熟を促し、最後カルシウムで葉で作った澱粉や糖分を可食部に蓄積させるのが基本パターン。生育が旺盛なさつま芋などの場合は、最初の窒素を省いて、施肥はリンからにする。

 代表も理論に従ってリン、カリウムまでは何とか施せたが、カルシウムまではもう無理。余りにも勢いが良すぎて完全に弦呆けになってしまった。

 里芋や落花生でもそうだったが、カリウムやカルシウムを施す時期になると葉茎が繁って根周辺へのアプローチが難しくなる。何回もの施肥作業が重労働だし時間もかかる。この問題を解決しない限り栄養周期理論は流行らないだろうなーと思う。

 代表が何故5種類100株ものさつま芋を作るのかと言うと、好物にしているのが家族にいるからだ。美味しいさつま芋にならなかったら騒ぎになる。もう失敗かもしれないが、簡単に諦めることは許されない。やれることはやらないといけない。考えた末、石灰を空から降らせてみた。

 雪が降ったみたいに葉っぱが真っ白になった。大丈夫かなー?これでうまくいけばいいんだが。

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 余りにも異常なやり方ではあった。

遅くなっちゃったけど代表の9月の予定

 早朝にブログを書いてから朝飯を食べ、畑。昼飯。畑。家内が帰って来る夕食前に片付け、その日の農作業を記録。TVで野球放送がある日は野球を見ながら夕食。スポーツクラブで運動した後、メール、情報確認して就寝。それで一日終わり。

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 ぼーっと過ぎている感じの代表の毎日だが、頭の中はひとつの想いで常時沸騰している。究極、全生物の共存を前提とした有機農業で、作物を全数無傷で育て上げるにはどうすればいいのか?「野菜に生まれてきて良かった!」と思って命を全うしてもらうのには代表は何をすればいいのか?寝ても覚めてもそればっかり考えている。

  代表の9月の予定です。
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秋じゃが播種

 川越だと、春じゃがは3月上旬までに播種して6月から7月にかけて収穫する。秋じゃがでは8月末から9月上旬に播種して霜が降る前に収穫。春じゃがは播種から収穫まで4ヶ月あるが、秋じゃがの時は3ヶ月ちょっとしかない。日照も減るし気温も下がる。やる前からうまくいかない気がする。

 それでもやってみたいのが代表。魔法の水に2昼夜浸した種芋を植えた。

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 全部で74個。
里芋の実験では、魔法の水に浸したものはそうでないものに対して最初の発芽が1週間早く、その後の成長も良好だった。条件が不利な秋じゃが芋ではどんな違いが出るのか?楽しみだ。

同級生?

 頼んであった多目的樽が入荷したと連絡があったので引き取って来た。容量違いで3タイプあって、左から110リットル、130リットル、150リットル。今回5つ購入した。大きさにかかわらず蓋もセットで価格は1つ1000円足らずだから格安だ。

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 その内1つは川内村で家庭菜園をやっている同級生のところに持って行く。代表はこの多目的樽で液肥を作っているんだが、同級生も液肥を作ってみたいということなので。

 こうやって大中小並べると中学校の同級生の顔を思い出す。ちょうどこんな感じで体格のいいのが3人いた。顔でも描いておくか(笑)。

就寝中のじゃが芋を起こすにはどうすればいいのか

 じゃが芋は春先に植えて梅雨時に収穫するが、お盆過ぎに植えて秋じゃが芋として収穫することもできる。代表はまだ秋じゃが芋を作ったことが無かったんだが、初めてチャレンジしてみることにした。

 畑仲間のひとりが「秋じゃがなんて簡単だよ。春の取り残しが育ってくれるから。」と話していたが、それじゃ栽培とは言えない。きちんとやろうと思って関連情報を調べると、植える時の気温が高いために腐り易かったりするので秋じゃが芋に適した種類を使うこと、とあった。早速近くのカインズホームに行って買おうと思ったら3、4個で500円くらいしたので、残っていたキタアカリを植えてみることにして買わずに帰った。腐り易いのが問題ならば腐らないようにしたら大丈夫だろうと思って。

 ところが、実は問題がもうひとつあって、梅雨時に収穫したじゃが芋は只今睡眠中で、冬を越すくらいの時間が経たないと目を覚まさないらしい。腐らないように灰なんかを塗って植えたとしても、芽を出さないままやがて腐ってしまう。畑仲間が言っていた「取り残しが育つ」というのは、未熟なじゃが芋に限った現象で、言うなればじゃが芋づくりに失敗しましたと白状しているようなものらしい。代表みたいにしっかり完熟させた芋の場合はこの時期の種芋にはできないことがわかった。困った。

 しかし、無理やり目覚めさせる方法も無いことはないらしい。

 ひとつは、じゃが芋を傷付けるやり方。あの薄い皮の部分だけ剥くようにすると目覚めるというんだが、それは技術的に難しいだろ。さらに、裸にされたじゃが芋が腐らないように植えるのはもっと難しいんじゃないか。

 もうひとつは、日に当てて表皮を緑色にしてやる方法。片側を10日両面で20日くらいかけてこんがり緑色にすると目を覚ます準備が整うらしい。が、遅過ぎた。今から始めたのでは植える時期をとうに過ぎてしまう。

 最後に残った手段がこれ。魔法の水に2昼夜浸けて置く。これなら簡単だ。

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 この魔法の水の正体は...、言えないなー。誰か真似して失敗しても責任が取れないからね。
知りたい人は栄養周期理論を紐解いてくんちゃい。

木を切って知る体の衰え

 畑Bの東側は元田んぼの耕作放棄地で、放棄されてからかなり長い。所有者の消息はわからないらしい。近所の人が知らないくらいだから、深い事情があったんだろう。長い間に木が繁って高木になり、害虫や害獣の住処になったり日陰を作ったりして隣接する田畑は迷惑している。代表の場合は、大きな桑の木にたかった無数のカタツムリが常時畑に供給されるため、葱や落花生がボロボロに溶かされて困っている。

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 誰もどうしようもない話なんでしょうがないんだが、このままの状況は受け入れ難いので、知らない間に無くなっていれば誰も気付かないだろうと考えて伐採することにした。こういうこともあるだろうと予想して、用意した脚立とチェーンソーを使ってバッサリやった。

  すっきりして日当たりも風通しも良くなった。

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 これで少しはカタツムリが減ってくれるだろう。

 こういうことをやると体力の衰えを感じるね。少し苦しい体勢でチェーンソーを使ったりというのができなくなっているし、切った枝を持ち上げる時などちょっとでも引っかっかりがあるとえいやっと抜くことができない。体に靭性が無くなっている。若い時の勢いで無理してやると、慎重に体を動かさないと痛めてしまう。やっぱりこういうことは70までだな、と思った。あと6年。それでけりをつけるつもりでいないといけない。

色んなやり方がある

 30m×30m。約300坪。これが代表が川越で耕している畑の広さだ。これくらいでも空きが生じないように野菜を作り、雑草が繁茂しないように管理するのは難儀で、相当な手間と時間を費やしている。

 250m×250m。18000坪余り。この気の遠くなるような広さの畑を、ほぼ1人で耕し管理している人がいるなんて信じられるだろうか。しかも有機農業+無農薬で。アンビリーバブルな話だが、実際にいるのである。近くの町に。今日はその人の畑を見せてもらい、話を聞かせてもらってきた。

 この方の農法は、種を蒔いたら収穫まで一切手をかけないというのが基本。そのために、それが可能な作物に絞り、雑草が生えない処理、生えても影響が出ない工夫を徹底する。下の写真は畑を透明なビニールで覆って太陽熱を使って土壌消毒しているところ。

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 いやー、代表の畑とはスケールが違う。やるならこれくらいパーペキにやらないと、中途半端じゃだめなんだなという感じ。

 一部の例外(高値で売れるイタリアンハーブとか)を除き、だいたい収穫は1回で終わらせて、それも機械で作業。選別も袋詰めも機械。モロヘイヤなんかもお茶の葉みたいに機械で刈り取り、それで収穫は終わり。後から伸びて来る葉は使わないらしい。支柱が必要な果菜類とか豆の類は栽培しないし、肥料は無料のチップ堆肥に無料の米糠を少し混ぜただけのものという、超合理的超経費節減超メリハリの経営。並みの人ではできない。代表も驚きのパワフル且つフレキシブル思考の稀有な方だった。勉強になった。

 代表が取り組んでいる栄養周期的有機農法も、こういう人たちに「使いたい」と言わせられるような形にならないと世の中に認めてもらえないと思った。絶対にそうするぞと心に誓った。

酒は氷で

 酒はずいぶん飲んだ。もう東京ドームのグランド一杯分くらいは飲んだかもしれない。だからもう飲まなくてもいいんだが、やっぱり偶には飲む。暑くて汗をかいた日なんて冷えたビールをクーっとやりたくなるし、次の日に予定の無い前夜なんかには焼酎とか日本酒とかをチビチビやりたくなる。長い間の習慣で体の方が条件反射で酒を求める。

 ところで、ビールや日本酒を呑む時に「氷を入れて呑むと美味しいらしいよ」と家内が言うので、「薄まっちゃって不味くなっちゃうだろ」と思いながらこの夏にやってみたら、本当に美味しかった。冷たくて気持ち良かった。薄まるのでアルコール分が程々に弱くなるのもいい感じ。

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 氷を大きく作ってコップに入れて酒を注ぐと、パキパキと音を立てて氷が割れる。それもまたいい感じ。ノンアルコールビールでもいける。墓に入るまでにもうグランド一杯分くらい飲むかもしれない。

揺らぐ代表の自信

 昨日は一日中勉強した。去年農大で講義を受けた肥料や土壌のことや栄養周期理論に関する本を読み返した。なんでかというと、雨が降って畑に入れなかったことに加え、今度の土曜日に寄居町のとある大きな有機農場を見学させてもらうことになったから。普通だったらこの超忙しい時期に広い農場を案内してもらえるなんてあり得ない。そうしてもらえることになったのは、その農場で研修中の同級生が、「変わり者がいる」と農場主に話をと通してくれたからだ。恐縮だ。失礼があってはいけない。

 そういうことで、改めて栄養周期理論の資料を読み返すと、代表がやろうとしているようなことはやってはいけないと書いてあった。つまり、指定の肥料以外の肥料を使ってはいけない、と。そういうことをすると肥料を効かせたいときに効かせることができずに狙った効果が得られないばかりか、逆に悪い方向に行ってしまうことがある、と。

 栄養周期は、元々葡萄の大粒品種の巨峰を栽培するための技術として考案された理論で、生育が旺盛な性質のために出る様々なマイナスの部分に対して、独特の剪定や細かい施肥の手法でコントロールしようとした。だから、ほぼ一年中即効性の高い肥料をピンポイントで与え効かせることの繰り返しとなっている。おそらく栄養周期理論の通りに巨峰を栽培管理できている人はいないと思う。それくらい複雑で且つシビアな技術なのである。

 その、巨峰ではなく一般の野菜に応用展開した部分について、たった5、6種類の肥料で、しかも、指定の肥料ではなく有機農業で使える肥料に置き換えようと考えている代表は、変わり者と呼ばれても仕方がない。無謀だ。

 ここまでやってみて、確かに、そういうところが、狙った効果が得られないことがないこともなかった。しかし、美味しい野菜ができていることも事実。明後日は、大きな有機農場の、言わば有機農業の王道で育てられた作物と自分の作物をしっかり見比べて、農場の方や同級生と意見交換をして、自分の手法の可能性を見極めたいと思う。

冗談じゃねーよ

 お盆前に一度きれいに除草した畑Aがもう草ぼうぼうになってしまった。野菜は手入れしてもなかなかできないのに草だけは黙っていても育つ。なんとかならないものか。野菜を育てる研究をするよりも、草が食えるようになる研究をした方がいいんじゃないかと思ったりした。

 冬野菜の種蒔きをするために草をむしって準備をしていると、太陽熱で土壌消毒したところを指さしながら畑仲間が「ここは何?ですか」と声をかけてきた。

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 その目的、やり方などを説明していると、土壌消毒した場所でじゃが芋を作ってみてもらえませんか?ときた。畑仲間のじゃが芋が毎回病気に罹るので、土壌消毒が効くかどうか試して欲しいとのことだった。お断りした。実験のために2ヶ月も準備に費やしたのに冗談じゃない。ここは農業試験場じゃねーよ。いや、農業試験場だが、代表個人の試験場で、畑仲間のじゃねーよ。

 みんな興味があることや疑問に思ったことは自分でやってみればいいのにと思うが、まずもって行動しない。それでいて人がやることには意見したり注文を付けたがる。例えば箱罠を仕掛ける時だってあっちに仕掛けろこっちに置けと煩わしいこと夥しい。そんなに仕掛けたいなら自分で資格を取って自分で調達してやるのがスジってもんだろう。まったく困ったものだ。

 もし土壌消毒した場所でじゃが芋を作ってみたとして、畑仲間に報告したとする。そしたら「へー」で終わりだろう。畑仲間にとって無価値に等しい。疑問に思ったことは自らトライしてみる。自分の手を汚す。その試行錯誤の苦労があって初めて己の経験として身に付けることができる。

世界の情勢はどうなっているのかな?

 野菜が作れる地上の表土の層はたったの18センチメートル。土壌だ肥料だ微生物なんだかんだといっても、その僅かな厚さの中での出来事。そこで全てが決まってしまう話なんである。しかし、そのたった18センチメートルで起きていることが人間にはわからない。あまりにも多様なために完全に把握することが未だにできていない。ほんの一部の定性と定量を利用して水耕栽培などをやって先端技術気どりしている例もあるが、レタスは作れてもホウレン草は作れない。まだそういう段階なんである。

 代表の里芋も土の中がどうなっているかはわからない。普通は地上部と土の中の部分とは相似的な形になっているので、地上部が大きければ根も大きいと考えられるが、マルチで育てた胡瓜などの場合に地上部は立派なのにやたら根が貧弱だったなんて経験もある。新しいやり方が災いして葉っぱばっかりでかくなって芋のところに栄養が回っていないことだって充分あり得る。そう思い始めたら心配になってしまって、見ないではいられなくなった。試し掘りするにはひと月以上も早いが、もったいないが、2株掘ってみた。

 下の写真の右側が従来の手法で育てたもので、左側が新しいやり方のもの。同じ里芋の同じような種芋を植えて、同じ肥料をやってこんなにも違う。

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 んー、なんだか従来の手法の方が地上部の大きさに対して芋がたくさん付いているような、新しい手法の方には茎の数と太さの割に芋の数が少ない気がするが...。まあ、結論は収穫まで待つしかないというのが結論。

 小さいけれども試し掘りした里芋も食べられる。

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神様お願い

 里芋の畝の間に潜り込み、草取りと土寄せを行い、先日間引いた大豆の株でマルチした後、牡蠣殻石灰を少量全株元にかけておいた。蒸れて暑い中を這いずっての作業のため苦しかったが、166株全てやり終えた。これにて里芋の作業は終わり。あとは神様にお任せして、代表は収穫の時が来るのを待つのみだ。

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 4月18日に種芋を植えてから施肥8回草取り7回灌水3回。ずいぶん手間がかかった。里芋に対して初めて栄養周期理論に添ったやり方を適用してみたわけだが、その効果はというと、控え目に見積もっても従来のものとの差異は明らかで、株の高さが30センチメートルも大きいし茎も太い。出来過ぎなくらいだ。栄養周期理論は草体に対して食べる部分の量をできるだけ多くする手法だから、この分だと芋も相当な大きさになるはずだ。しかも、味が良く保存も効くという。

 嘘か本当かは収穫してみないとわからないが、その前に一回試し掘りをしてみようかと思う。

生まれて初めて

 小豆の花が咲いた。この歳になって初めて見た。

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 実は赤いのに花は淡い黄色。丹波黒豆の花は薄紫だったし、白だったりピンクだったりと、豆類の花は小さくて目立たないが、日本的な色という感じがする。それぞれ美しい。

 来年は、豆の花を一面に咲かせてやりたい。小豆の花を見て決心する代表だった。

冷たい汗

 朝から雨。畑はぬかるんでしまって耕しても意味が無いし、濡れた手で作物に触るのも良くない。気持ちを切り替えて、一日かけてここまでの農作業の内容を整理し振り返って見た。試行錯誤の繰り返しで、新たに学んだことが多く、もしも農産物を生産して出荷するようなことを始めていたら大変な事態になっていたなと思って冷や汗をかいた。早く自分の農法を体系化できるように、もっと緻密に、先を読んで進めないといけない。

 足元で猫が寝そべっていた。

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 この猫は一日のほとんどをこの場所でこうして過ごし、一旦横になると物が落ちようが頭の近くを代表の足が過ぎようがピクリともしない。ほとんど仮死状態。代表が冷や汗をかいている間中もずーっとこうしていた。

里芋が頑張っている

 暑くて乾いた天気ばっかり続くと思ったら、また雨ばっかりになって嫌になってしまう。畑の土が乾かなくて冬の作物の種蒔きのための耕耘ができない。

 困った天気だが、里芋にとっては良かった。ちょうどカルシウムをやるタイミングで雨になったので、すんなり溶けて土中に入った。また、今回はミネラル分が多い牡蠣殻石灰にしたから、疲れ気味だった里芋がそれらを吸収して一日前とはまったく違う姿になった。息を吹き返した。

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 こいつらも一生懸命やっているんだなーってのがよくわかった。

 里芋にはここまでに7回肥料をやった。ふつうは元肥と追肥1回の合わせて2回だけで、それも全面全層に肥料を混ぜることが前提になっているから一度に大量の肥料を投入する。代表は元肥をやらない方針で、尚且つ株の根の範囲だけに肥料を置くやり方だからトータルの肥料量は少ない。ふつうのやり方の5分の1くらいで済む。

 7回の内、窒素を与えるためのぼかし肥料や液肥を使ったのは3回、リン肥のみの施肥が1回、カリ肥が2回、そして、今回のカルシウム肥料である。ぼかし肥料や液肥は6月末まで株の大きさに合わせて施して終わりにして、それだけで7月一杯草体をできる限り大きく育て、その後徐々に窒素を切らして行く。代わりに、リンとカリウムで成熟と生殖を促して、最後にカルシウムで養分を蓄えさせる。だから、この7回目で里芋の施肥はすべて完了。あとは11月の収穫を待つだけだ。

 代表のやり方の何が良いのかというと、まず葉に寄って来る害虫が少なくできること。葉に付く害虫の食性というのは、余剰な窒素が葉から滲み出ているのを舐めたくて来て葉を傷付ける。与える窒素が適度であれば滲み出る量も少ないので害虫が集まりにくい。

 もうひとつは、品質の良い作物ができること。大きさ、色、味、どれを取っても配合肥料の元肥と追肥で育てた作物、あるいは有機野菜でも害虫対策で元肥と追肥それぞれ少なくして育てた野菜類と確実に1ランク以上の差がある。手間はかかるが益は大きい。今は代表のホラ話だと思われても仕方がないが、いずれみんなが味わって納得できるようにしたいと思っている。

 代表の手法では栽培が難しい作物もある。窒素分を自らの知恵で調達してしまう賢い豆類と、葉そのものを食用にする葉菜類、この二つだ。

 それを見越して今年栽培してみているんだが、一昨日書いたように、豆類については失敗。来年もう一回勝負することになった。葉物については敢えて難易度が高い白菜を選んでチャレンジする予定。白菜は窒素をたくさん必要とする作物で、少ないと結球しない。いかに窒素を最小限に押さえて害虫を誘わないようにするかがポイントになるんだが、ここまでのデータに基づいて、自分としては非の打ちどころの無い完璧なプログラムを組んだつもり。

 いかんせんお盆から断続的に続く雨。その影響で準備がかなり遅れてしまっている。白菜は種を播く時期が大事なんだが、それを守れない時は大豆と一緒に来年に回すしかない。もう天気の回復を祈るだけだ。

寝る時も機械と一緒

 朝5時45分。畑Bに行くと、機械好きな畑仲間が近付いて来て言った。
「2サイクルエンジンの掃気バルブはよ、やっぱ排気と直線的になってた方が効率いいんだろう!?」
パジャマにサンダル履き。田んぼの見回りに来たみたいだが、考えているのはメカのこと。いつものことだ。

 「バルブはどこにあってもいいと思うよ。どっちみちシリンダーの半周を使って入れるわけだから。」と代表が話している時に、やけにこう...パジャマの背中を見せるように体をねじるので、嫌がおうにもTシャツの文字が目に入った。

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 「あれ!?デイトナのTシャツじゃないの。行ったの?」
バイク乗りがデイトナと言えばデイトナバイクウィークを指すというくらい、フロリダで毎年5月に行われるバイク好きが集まるお祭りがあるのである。
 「おうよ。金髪の裸のねーちゃんを見に10年前にな。」とメカ好きの畑仲間は嬉しそうにデイトナの話に移った。午後から雨の予報だからせっかく早く来たのに、これじゃ仕事が進まないよー(涙)。

大豆はヤクザと同じ?

 畑仲間が言っていた。「大豆はヤクザと同じ。肩が触れ合うように植えちゃいけない。喧嘩する。」と。

 その通りだった。ついこの間まではいい状態だと思っていた代表の大豆だが、このところ虫にやられ放題で収穫できる見込みが無くなった。密植にし過ぎたと思う。

 株間20センチメートルで2条植えにして、しかも一か所に2粒から3粒播いた。芽が出た段階で1本にすれば良かったんだが、ケチな性分が災いしてそれをやらなかった。そのため過密状態になり、日当たりも風通しも悪くなって、イチモンジカメムシとホソヘリカメムシらを大量に呼び込み匿うことになった。害虫の姿に気が付いた時にすぐに対処すればまだ救われたと思うが、木酢液の効果確認などをやって遊んでいたからもう完全に手遅れ。アウトだ。

 とりあえず一番過密な印旛青は一畝置きに撤去し、その他の大豆、小豆は切って間引いて一本立にしてみたが...

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 密植は反省点だが、それにしても生育が良すぎる感じがする。同時に植えても場所が違うと大きさに差があったり、後から植えたのが先に植えたのよりもでかくなったりということも起きている。おそらく土中に残っていた肥料の多可によってそのようなことになってしまっているんだと思う。大豆を作るなら肥料が抜けた広い畑じゃないと難しいね。今年はそういうことを学んだ。

 今回撤去した大豆の株の山。

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 残念ではあるが、この残骸も失敗経験と一緒に肥しにする。毎回その繰り返しだ。