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ごましおその後

 捨て猫だったごま(中)としお(左)は、すっかり元気になり、活発な子猫になった。良かったよ。

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 代表ん家の猫2匹のうちの1匹(右・オス)が、子猫の世話を手伝うようになった。この一匹も捨て猫だったので、子猫たちのことが他人事(他猫事)と思えないのかもしれない。そういう素振りを見せる。
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やることはやった

 代表の畑仕事は、梅雨からつづいた長雨の影響でずーっと遅れたままだったんだが、やっと挽回した。と言っても、もう野菜の活動が鈍り始めているから、すでに手遅れという感じがしないでもないが、去年の遅れよりはまだましだ。やることはやったという満足感がある。

 充分といえる状態ではなかったが、家族で夏野菜の味を楽しむこともできた。

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 それなりに進歩もしているのかなと思う。これからやることは、時間があるときに見回って、草など抜いたりしながら結果を待つ。もうそれだけだ。

最終兵器?

 注文していた商品が届いた。

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 まさかこんなものを使うようになるとは思わなかったが、ついにここまで来てしまった。

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 そう。これは、モグラ捕獲器だ。が、カナダ製だね。ちょっとでか過ぎなんじゃないか?

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 穴径を計ったら5cmある。やっぱりでかい。日本のモグラは4cmだ。

 使い方の説明書もよくわからない。

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 日本語訳も付いているが、更に理解不能。農業関係はこんなのばっかり。とりあえず試してみたい。

赤信号みんなで渡れば

 代表の会社は、この信号の先の、元は遊園地だった跡地にある。

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 この入り口はT字路扱いのため、信号が青になったからそのままトコトコ会社に入っていけるかというとそうではなくて、車道と会社との間の歩道が優先される。歩道を人が歩いていたり自転車が走っている場合には、車道の上に立ち止まって通り過ぎるのを待たないといけない。うかうかしていると信号が変わってしまって、動き出した車に轢かれそうになることもある。スピードを出した自転車にぶつけられたりのトラブルも多い。けっこう危険な場所なんである。

 そんなわけで、代表は、朝の早い交通量の少ない時間帯には、車道と歩道とを確認して、安全だと思ったら信号が赤でもササッと渡るようにしている。それで約40年。なんの問題もなかった。

 ところがある日、同じように車道を横切って会社に向かって歩き出すと、後ろからベベーっと原付スクーターが近づいてきて、「今赤信号で渡りましたよね、ね、ね、ね」と声をかけられた。

 「はあ」と返事をすると、「赤信号だとわかってて渡ったってことですか?赤信号なのに渡ったっていうことですね?赤信号で渡った。そうなんですね?」小柄でやせていて上目遣いの、代表がもっとも苦手とする同じことを何回も繰り返し話すラップ調の男が、矢継ぎ早に畳みかけてきた。

 「いちおう安全確認をして・・・」「いやー信じられないなぁ。交通違反ですよ。法律違反。近所の人が見たらなんて思います?なんて思うと思います?いやー信じられないなぁ。信じられない。信じられない。自分は総務課の○○です。所属と名前を教えてください。懲罰委員会にかけます。」なーんだ。近所のおじさんかと思ったら同じ会社の人間かよ。代表の中で何かがプッツンと切れる音がした。

 「捜査二課の代表です。」「はぁ?ふざけないでください。これ以上面倒を起こすと懲戒解雇ですよ。」と、総務課の○○は卑屈な笑いを浮かべながら言った。代表は怒りを抑えきれなくなって、ついに○○に飛びかかった。「バカヤロー!てめえ、創業者が二階の窓から芸者を投げ飛ばしてもおとがめがなくて、なんで赤信号を歩いて渡ったくらいでクビなんだよ。ふざけんじゃねぇよ!」

 騒ぎを聞きつけた守衛のおっさんたちが走ってきて、代表を羽交い絞めにした。「やめろ!やらせろ!問題のある入口を50年も放置しやがって。こういうバカが会社をダメにするんだ。こっちはもうすぐ会社を辞めるんだ。怖いものなんてねぇー!」代表は叫んだ。

 会社を辞める。怖いものなんてない・・・。えっ。会社を辞める。だから今問題を起こしちゃいけなかったんじゃないのか。

 ここで代表は我に返った。夢だった(笑)。夢だったという結末は卑怯なんだけど、ほんとうにそういう夢を見ちゃったんだからしょうがない。会社を辞めるまでは問題なるようなことをしちゃいけないという意識がこんな夢を見させたんだろうね。

 やんちゃだった人がなぜか定年退職間近になると大人しくなってしまう。もっと堂々としていればいいのに、と思っていたが、今はその理由が少しわかる気がする。代表もあと少し大人しくしてないといけないなーと思った。
 

しつこいモグラ

 農業なり家庭菜園をやっていてモグラの被害に遭ったことがない人はいないだろう。それだけモグラの数は多い。世界中でいったい何匹くらいいるんだろうか。そして、畑の中のミミズとかヨトウ虫めがけて正確に突進してくる。しかも、しつこい。べつに虫を食ってくれるだけだったら歓迎なんだが、野菜の根の下に穴を開けて枯れさせてしまうのでみんな困っている。

 代表の畑にももーそれはそれはしつこく出没する。堆肥を作っているところに向かって四方八方からモグラがやってくる。ミミズがいるからだろうね。

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 これまで、モグラの穴にペグを刺したり、トンネルに油や木酢液やトウガラシの液を垂らしたり、蚊取り線香の煙を送ったり、溝を掘ったり、効果があるとされるネット上にある方法はほとんど試したが、全部ダメだった。

 で、代表なりに考え付いたのが、角材を埋めてブロックする方法だ。
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ごましお

 次女を隊長としたレスキュー隊の働きによって、捨て猫2匹は命をとりとめた。次女は親猫の代わりだからたいへんだ。昼も夜もほとんどつきっきりで排尿排便させたりミルクを飲ませたりしている。手がかかるのは人間の赤ん坊と変わらない。名前は、前足が黒い方(手前)が「ごま」、白い方(後方)を「しお」としたらしい。

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善意

 代表の通勤路に小さな工務店があって、端材が置いてある場所に「自由に使ってください」という張り紙がしてある。畑の足場用だとかネットの押さえとか、地中に埋めてモグラ避けにしたりするのに、時々もらって軽トラに積んで帰る。「好きなだけ持って行きな」と、この工務店の人たちはみんな気がいいのである。

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 代表は、もう人との係り合いは広げずにできるだけ避けて、これからは身軽に気軽にシンプルに生きて行きたいと考えるようになってきた。親切が仇になったり実はフィッシングだったりというような経験が多かったからなんだが、こういう善意に接すると、ああやっぱりこういうのがいいよなぁ、とも思う。素直な人間にもう一回代表もなれたらなぁ、と思ってしまうのである。

一生に一度

 隣の畑のタカハシさんが「珍しいものがあるから見てみな」というから、何かと思ったら里芋の花だった。とんがり帽子の形をした上品なクリーム色の花がいくつか咲いている。

 里芋って花が咲くんだっけ?代表は見たことも聞いたこともなかった。タカハシさんも70年近い人生で初めてだという。

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 とっても珍しいことらしい。「いいことなのかなー、わるいことなのかなー」とタカハシさんが困ったような顔で話していた。畑では毎日いろいろ不思議なことが起こる。

キノコの山

 笑っちゃう。代表の畑がキノコだらけ。まるでキノコ畑だ。

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 日が昇ると消える(枯れる)。どういう状態なんだろうね。畑は面白い。

ドロバチの巣の解体

 ベランダに巣をつくったドロバチだが、いつの間にか出ていってしまって空き家になっていた。巣立ちは来年だろうと思っていた。穴が5つ6つ開いているから5、6匹巣立ったのだろう。1匹も地代を払っていかなかった。

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 せめて古屋を何かに再利用できないかと、アルミの枠からはがそうとしたが全然はがれない。ナイフの刃も受け付けない。砂の塊≒岩だもの、当然だよね。思案した結果、ひっついている部分を金鋸でガリガリと削ってみた。それにしても、あまりにも脆い。ガリガリのそばからボロボロと崩れてしまって、結局、古屋として回収できたのはこれだけだった。

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 各部屋は意外に小さくて残されたゴミも少ない。全てが必要最低限なんだろうなと思った。地代の回収と再利用はあきらめることにした。

 そのとき、なんとなく、これって食べられるんじゃないか?という考えが湧いた。ガリガリってカルメ焼きみたいな感じで。

 そして、ひょっとしたら、ドロバチの唾液や土のミネラル、毛虫の死骸や幼虫の排泄物などが混ざったのがうまく反応して、なんていうか、冬虫夏草みたいな強壮剤とかになっていたりするんじゃないか?一口食うだけで急に元気になって、どんな病気でも治って、20歳くらい若返ったりして...大発見!?とか、次々に妄想が湧き出してしまう。

 今、代表の中で「食ってみたい」という好奇心と「バカなこと考えんじゃないよ!」という理性とが戦っている。お茶にして飲んでもいいかもしれない。

セローとSL230 つづき

 代表が買ったばかりのバイク、ヤマハセローが生産終了になるらしい。

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 新しい環境規制に対処できないからみたいだが、その他の空冷エンジンのモデルや、水冷でも高い動力性能を誇ったWRシリーズなんかについても生産を終了すると発表された。

 ヤマハという会社は、商品に毎年ちょっとずつちょっとずつ改良を加え、長~く大切に育てる風土があったんだが、よっぽどの事情、万事手を尽くして解決する手だてがないというような結論になったのだろう。代表も技術屋だからその辛さがわかる。しかし、もうちょっと足掻いてほしかったね。
 
 もっとも、ホンダの方はとっくにあきらめてたんだから(10年も前。XR230を最後に撤退)、ヤマハはここまでよく頑張ったともいえる。

 ヤマハにしろホンダにしろ、あるいは、ジャンルは違うがアップルとかにしろ、昔のように、大きな夢とか異常な執念を持った人というのはいなくなったんだろうという感じがするね。こういった決定だとか、出てくる商品を見るとそれが伝わってくる。

   厳しい規制に対して「なにくそ」と反発して風穴を開けようとするような気概を持った経営者はまず見なくなった。市場が想像すらできない画期的な商品というのがまったく登場しなくなった。強烈な個性を持った人間を育てられなくなった社会の投影なんだろうと思う。

代表は予言する。ハードであれソフトであれ、これからの新価値商品は先進国からは生まれない。途上国から生まれる。新価値を発想し商品化するためには爆発的なエネルギーとパッションと財力を必要とする。その源泉となる激しい渇きや欲望を持った人はもう先進国には生存していないし、妄想に投資なんてしやしない。小利口な人間が増えすぎた社会というのは案外つまらないのだ。

 さて、一転して細かい話をば。
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拝啓鶴田松盛様

 拝啓

鶴田さん お変わりなくお過ごしのことと思います。わたしも変わりなく元気でやっております。

 去年里芋を届けたときには数が少なくて申し訳ありませんでした。なにせ初めての里芋づくりで、いったいどれくらい収穫できるのか見当もつかなかったことと、形が良く大きさも適当なところを厳選したために、だいぶ少なくなってしまいました。

 それで、今年は植え付け面積を2倍に増やしました。順調です。見てください。この大きく育った里芋を。

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 無農薬のため、虫にやられて葉っぱは傷だらけですが、それを上回るド根性で成長しています。健康です。きっと美味しい里芋ができると思いますよ。

 芋そのものの大きさはまだ親指ほどですが、収穫期の11月には、大きいのは拳くらいになるでしょう。今回は正月まで食べられるように、量を優先して大小取り混ぜたっぷり届けたいと思います。どうぞお楽しみに。

 敬具 

家庭崩壊

 夜中に家内と子供たちが言い争う声で目が覚めた。代表と家族との間でもめることはしょっちゅうだが、家内と子供たちがもめることは珍しい。みんなお母さんっ子で家内が大好きだからだ。

 眠っているふりをして話を聞いていると、家内が、拾った子猫の里親を見つけてきたことに対して、子供たちが反発しているようだった。子供たちに相談なく決めたことと、里親が可愛がってくれる人かどうか信用できないこととかで、家内と子供たちが本気でやりあっている。

 家内が「あなたたちは可愛がるだけだからいいけど、世話をすることがどれだけたいへんか、わかるの?猫が布団にオシッコしたとき、洗うのはわたしなのよ。わたしの責任で里親を決めて何がいけないの?」と日ごろの不満を爆発させている。

 子供たちは「自分にも拾ってきた責任がある。できたら家で飼いたいけど、できなかったら可愛がってくれる人にもらってもらいたい。自分たちで里親を探したい。」と涙ながらに訴えていた。

君たちのせいで家族はメチャメチャだニャー。

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 代表は「うるさいな。眠れないよ!」と思いながら、実のところ嬉しかった。みんな問題から逃げないで正面からきちんと自分の考えを言っている。いいことだ。雨降って地固まる。代表の家族はこれを機会にもっともっと仲良くなるだろうと思った。家内と子供たちが言い争う声を心地良く聞きながら、代表は再び深い眠りに入った。

農薬が体に良いわけない

 代表の畑には果樹が何本か植えてある。代表が育ててみたかったブルーベリーが4本。だめ元で挿し木してみたら育っちゃった巨峰が2本。それと、生で食べたかったプルーンが1本。

 果物が成るんだから木も美味しいんだろうけど、コガネムシとかカミキリムシとかカメムシ毛虫の類が、毎日毎日退治しても退治しても湧いてきて、葉は穴だらけで幹は傷だらけだ。

 このままでは実が成る前に食べ尽くされてしまう。代表自家製のトウガラシ液は、吹きかけたそのときは瞬殺だが、持続性はない。あまりやりたくなかったが、殺虫剤を使うことにした。土の中の虫には「オルトラン」、コガネムシとかカミキリムシには「スミチオン」という薬。おそらく専業農家でこの二つを使っていないところはまずないというようなポピュラーな農薬だね。

 オルトランは畑を始めたころに買ったのがあったのでそれをパラパラと木の根元にまいて、スミチオンは水で1000倍に薄めて葉っぱにスプレーした。その成果が下の写真だよ。

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 高々1メートルくらいの巨峰の木に、この数のコガネムシの死骸。1、2、3、4・・・、たくさんたくさんだ。ひと晩でこんなに寄ってきていたことにも驚いたが、農薬の威力にもびっくりした。こりゃー体に悪くないわけがないよね。どれだけ虫の攻撃を受けても、農薬を使うのはこれっきりにしようと思った。

新品種

 今年の夏野菜でいちばんよくできたのはこれかな。

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 このままぶら下がってて、「代表!」って呼ばれたもんで驚いた。食べ頃になると自分から声をかけるらしい。今、全部こういう顔のナスができるように研究中。難点はかわいくて料理しにくいこと。

最後のTシャツ

ひとの駅かわうちTシャツの12ロット目。マンスールの分を届けてきた。暑い日も寒い日も変わらずに一年中このTシャツを着ているのは、マンスールさんと代表の二人だけだ。

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年に一回ずつ作ってきたから、もう12年も作り続けてきたことになる。しかし、いよいよこれが最後になるだろうと思う。版下が劣化した。それだけ長い時間が経ったということだ。

セローとSL230

久し振りにバイクに乗る。やっぱ楽しいねー。代表が新しく買い換えたのはヤマハのセロー(本体価格 470、000円〈現在〉)というモデル。

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それ以前に乗っていたのはホンダのSL230(本体価格 359、000円〈1997年当時〉)。

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両方とも排気量250ccクラスの中型2輪で、舗装路もダートも走れるオンオフと呼ばれるジャンルのモデルだが、本気でダートを攻めるには物足りない。かなり舗装路寄りの、イメージ先行のゆるい商品である。代表がバイクに求めるのはこの適度なゆるさで、レーサータイプじゃ疲れる。アメリカンではゆるすぎる。

ただ、同じゆるいオンオフモデルなのに、ホンダとヤマハではずいぶんと考え方がちがう。それが形や味付けのちがいになって現れている。まったく同じ部分がなくて見てるだけで充分楽しい。

ホンダは細かい部分の見栄えにこだわっているが、ヤマハはあまり細かいところには気を使っていない。(と思う。)

例えば・・・、書きたいんだが、今日はも時間がないので詳しいことはまた改めて。<(_ _)>申し訳ない。

厄介者

 次女が厄介なものを拾ってきた。

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 生れたばかりでまだ目が開いていない。生れてすぐに捨てられたらしくて脱水症状に近い。代表は拾ってきちゃダメだといったんだが、子供たちと家内が結託して動物病院へ連れていったりしている。毎日いろいろなことがある。

ドロボー!?

 誰だ?代表の秘密のスペースに上がりこんでこさがししているのは!

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 家内か。

 馬小屋だったところ代表の部屋にしたので、天上が無駄に高かったんだが、そこの一部に床を張って物置にして、集めた骨董品とか趣味の物とか本なんかを置いたんだね。それを知った家内が登って家探しして、揚げ句「ろくなものがないわ」と。「始末しなさい」と騒ぎ出した。やめてよ。この物置がなかったら、代表は生きていけない。

狩人その後

 代表ん家のベランダに巣をつくった狩人(=ドロバチ)は、地代も払わずにどんどん巣を増築して、幼児のこぶしほどの大きさにまでなった。

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 ついにガラス戸にこすれるところまで延びてしまい、開け閉めでちょっと壊れてしまった。

 見た目には頑丈そうなんだが、壁が薄くて指で触れるとボロボロと土が落ちる。脆い。これでは何かの拍子にボッコリやってしまうかもしれないと心配になり、ガラス戸との仕切りも兼ねたプロテクターを設けてやった。

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 これでもう壊れることはないだろうと思う。

 ドロバチが気持ち悪いといって大騒ぎした家族だったが、今は何もいわなくなった。逆に応援するようになった。ベランダに出るとホバリングしながらじーっとこちらを見るが、刺しはしないということがわかったみたいだし、毛虫を運んだり巣を修復する一生懸命な姿が可愛い、とかいうようになった。知ることが大切なんだね。

 巣立ちの瞬間を見たいが、ずっと見ているわけにはいかないから無理だろう。巣立ったら、巣をカットして断面を見てみたい。 

代表の夏休み

 代表は11日間も夏休みだった。8月10日から20日まで。職場の連休は12日からだったんだけど、川越市が希望者に無料で配布してくれる土壌改良材「肥え土」の配布指定日が10日で、その日はどうしても休まないといけなかったため休んで、ついでだから遅れていた畑仕事を挽回しようと思って次の日も休みにした。

 ところが、この11日の間というもの一日のうち必ずどこかで雨が降った。そのために作業は予定通りに進まなかった。あまり休んだという気がしない、不完全燃焼感の残る夏休みであった。以下、代表の11日間。
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雨が降る日は天気が悪い

 雨ばっかりの春のあと日照りが続いたと思ったら再び雨。なんていう年だ。日照不足のために生産地では野菜がうまくできないそうだが、代表の畑も同じだ。準備不足手入れ不足の上にこの雨天つづきではどうしようもない。せめて秋冬野菜の種まきだけはしっかりやりたいと張り切っていたんだが、すでに時期を過ぎている野菜もあり、目論見とずれてしまっている。うまくいかないね。

 近所のスタバで野菜の種を確認しながらコーヒーを飲んで時間をつぶす。

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 正面のカインズホームの客も少ない。高い空をツバメが、蜜蜂たちは雨に濡れたアベリアの花の間を飛んでいる。鳥や虫も食料がなくてたいへんだろう。

川越こえど

 代表が住んでいる川越市では、公園などから排出された剪定枝など草木類のごみを土壌改良材にリサイクルして市民に配布している。これを小江戸にひっかけて肥え土(こえど)という。30キロ程度の小口と軽トラ一杯分の大口とがあるが、どっちも無料だ。ただし、月一回の抽選に当選しないともらえない。競争率は2倍までいかないので、申し込めばほとんど当たる。代表も当たったので資源センターにもらいに行ってきた。

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 肥え土は、手の指くらいの太さくらいの枝まで砕いて繊維がポロポロ解れるくらいまで完熟発酵させたものなので、牛糞堆肥から肥料分を抜いたようなイメージ。土が固まるのを防ぎつつ微生物の住処になる効果が期待できる。関東ローム層の粘土のために固まりやすい川越の土にはいいらしい。

 ネックは配布日が指定された平日だということ。資源センターは役所の一部だから仕方ないと思うが、会社を休まないといけない。

 畑まで運ぶ。

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 秋冬野菜の種まきに備えてすぐにも混ぜておきたいところなんだが、あいにくの雨。今年は天気が悪い。今年も、か。去年も8月は雨ばっかりで種まきが遅れてしまったが、天気に文句を言ってもどうにもならないので、できるときにやるしかないんだが、すでにワケギとラッキョウの植え付けができてなくてタイミングを逸してしまった。天気がいいときは用事があり、用事がないときは天気が悪い。くやしい。

 土が濡れては耕せないから、晴れるまで置いておくことにした。奥のブルーシートは落葉の堆肥を作っているところだ。

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 来月もまた大口を申し込んである。それは春の種まきに備えての土づくりのためだ。

人間の使い途

 母校に申請していた卒業証明書と成績証明書が届いた。成績証明書の方はふつう一通だけが手を加えられないように封筒に入って厳封されて送られてくるんだが、ありがたいことに教務課が気を利かせてコピーを一枚同封してくれた。おかげで思い出さなくてもいい(悪い)成績と一緒にいろんなことを思い出しちゃったよ。

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 ある教官の言葉。その教官は折々に「どんな人間でも使い途はある」と話していた。どんな馬鹿でも・・・という言い方をしたこともあったかもしれないが、学校での勉強内容はあまり覚えていないのにそれだけははっきりと覚えている。自信がなくいつも不安だった代表は、その言葉にずいぶん救われたもんだった。

 なんとか学校を卒業させてもらって、とりあえず世の中に足を踏み入れることができた代表だったが、これまであまり世の中の役に立てたという気がしない。好きなことをやっただけだった。心機一転一から学び直して使いでのある人間になりたいと思う。

狩人現る

 次女が「おとーさ~ん」と呼んだ。いつも代表を無視している家族がこういう呼び方をするときは目的が決まっている。虫が出て処分してもらいたいときだ。家内が虫嫌いのため、子どもたち全員虫嫌いになった。

 はいはい。今度はナニ虫かな?と行ってみると、狩人蜂がベランダに巣を作っていた。青虫を運び入れているところを今目撃したという。

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 次女は、気持ちわるいし洗濯物を取り込むときに刺されたら大変だから撤去してくれというが、こんな面白いものを手放してしまうのは惜しい。狩人蜂は人は刺さないことや、巣の中に青虫をたくさん麻痺させて入れておいて幼虫を育てることなどを説明して説得したが、ついに怒って「それなら自分で壊す!」と言い出した。

 ならばと妥協案を提案。次女がベランダに出ないで済むように、成虫になるまで代表が洗濯物を取り込むと。それで交渉が成立した。へへへ。代表は帰宅が遅いので、結局次女がやることになるのだ。

青虫には気の毒だが、この中で狩人蜂の子どもが育つなんて、好奇心がくすぐられるよねー。早く巣立ちが見たい。うちの子どもたちにも虫を好きになってほしいよ。

くさかった

 また臭かった。もとい、草刈った。このところ草刈りばっかりで肝心の畑の手入れまで手が回らない。本末転倒だ。

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 そんな状況でも、野生化した野菜が少しだが収穫できる。虫にアタックされて傷だらけで形も良くないが、なぜか味はけっこう良い。畑というのはほんとうに不可思議な場所だ。

嬉し悲し

 ずっとまとまった雨が降っていなかったから今回の雨は嬉しいが、願いが叶うなら土日には降らないでほしい。代表の畑仕事は基本的に休みの日にしかできないから、一回土日の作業ができないと実質2週間やれない。この時期2週間手をつけられなかったら野原と同じになってしまう。

 一週間前に草を刈った駐車場から畑への小路はもうこんなにぼうぼうになってしまった。

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 周りの畑の人たちが毎日歩いいるんだが、まったく関係ないみたいに、かえって踏みつけられる部分の方が葉が厚くて緑が濃くなっている。虐めれば虐めるほど強くなる。困ったもんだ。

 野菜の方は過保護に育てられているので草に比べると弱いんだが、代表は気づいたんだが、全部ではなく一部なんだが、放って置くと、あるとき暴走するというか、勢いよく成長するようになって、想像もできない形姿になる。たぶん野生化するんだと思う。

 この小路の草と同じように、野菜も適度に虐められた方が強く育つ。間違いない。

田舎がある幸せ

 次女は就職活動がうまくいかなくて本人あきらめムード。「就職できなかったらしばらく川内村に逃避したい」と話している。

 長女が前の職場を辞めたときにも、しばらく川内村でバイトしながらひとり暮らしをしていたことがあったが、きっとあれと同じなんだろうと思う。落ち着きを取りもどすのにいい場所みたいだ。最近は家内まで「お父さんと喧嘩したら川内村に引きこもる」と言うようになった。

 田舎が好きなのは嬉しいけど、女たちに乗っ取られそうで代表は不安だよ。代表が逃避できなくなる。

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原理的に正しいものが正しい

 蒸す雨の日の朝。時々通勤路ですれ違うおじさんの自転車が、道端にとまっていた。 ゴミの袋の中は、コンビニで廃棄された期限切れの食品とか、空き缶などだった。

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 おじさんの姿は見えなかったが、きっと近くのゴミの集荷場所に行っているのだろう。このおじさんがどういう人で何のためにやっているかわからないが、遊びじゃないだろうということは想像できる。真剣なはずだ。

 ところで、このおじさんの行為は資源の窃盗という犯罪になるらしい。しかし、実際に損害を被る人って誰なのか?たぶんいないだろう。どっちみちゴミは利用されるんだし。税金を使ってやるのと、老人が生きるために毎日自転車に一台分程度運び去って回収の負担を軽くするのとを足し引きしたら、おじさんのやっていることの方がよほど理にかなっている、と代表は思う。

 がんばれ!おじさん。代表はおじさんの隠れ応援団だ。

川越発 川内村経由 上板橋行

 川越の自宅をKトラで出たのは3時半(朝の)。川内村到着が8時。Kトラでチンタラ走るとやっぱり4時間半かかる。時速80kmだからねー。今回の川内村行きは、預かっている鶴田松盛さんの作品のひとつを広野町のご自宅に届ける約束になっていたから。広野町で新しくなった病院に展示することになったらしい。

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 作品が引き取られていくのはホッとする反面、寂しさもある。この気持ちをうまく説明することができない。
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くさかった1?

 臭かった。もとい。草刈った。

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 駐車場と畑を結ぶ小路の草を刈った。歩くところの草が廻りより元気に生えてくるから見ててね。一週間でわかります。