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朝市卒業

 週に二回、火曜日と金曜日の朝8時から9時まで、団地の一角で朝市をやっている。出店者は多くて3人。少ない時は代表1人だ。お客さんは10人を超えれば多い方でたった一人なんてこともある。小さな小さなマイクロ朝市だ。

 家庭菜園で作って余った野菜を売るだけだから、売る方はそんなに気合が入っているわけでもなく、買う方もゴミを捨てに外に出たついでに覗いていく程度のどっちもあまり期待していない関係。だから、代表以外の出店者はしょっちゅう休みにする。しかし、そうではあっても商売だからと思って代表は雨の日も傘をさして立った。売る野菜がひとつしかなくっても、とにかく立ってきた。

 本日の代表の商品。白菜が大きくなった。

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 値段は、前の日にマーケットに行ってチェックして、それからインターネットで市場の動向を見て、その6~7割程度にしている。

 客も安さを期待しているし、生産者直売だから流通経費もかかっていないし、品質はプロ農家の技術が入った野菜の足元にも及ばないし、研究で作り過ぎた野菜の処分的なものだから、それでも釣りがくるくらいの話なんだが、出店者仲間から「安すぎる」と声が出ることもある。笑ってごまかしている。それでいいのだ。

 この朝市もあと少しで卒業だ。来年から川越の直売所に作物を持って行くことになる。毎朝直売所に運んで、値段を付けて並べ、売れ残ったら夕方引き取りに行く。それを二年間繰り返さないといけない。そういう商売はやりたくないし代表に向いてもいないが、趣味の枠を取っ払うためにチャレンジする。

さつま芋な日々

 連日さつま芋掘りをしている。経験した人にしかわからないと思うが、さつま芋掘りは大変な重労働だ。

 まず、畑一面に広がった弦を刈ることから始まる。この弦が太くて重くて絡まってもいるので一苦労。片付けまでやると二苦労。昔は牛や馬や豚の餌にしたらしいが、そこまでやると三苦労だ。とにかく力が要る。地元の畑仲間は皆さん70歳前後だが、何が辛いって子供の時にこの一連の仕事を手伝わされたのが一番辛かったと口を揃えておっしゃる。それくらいきつい。

 弦刈りが終わったら、株の近くにスコップを入れて一杯分だけ土を除いて手でさつま芋を掘り出す。深い所に潜ったのを傷付けないように途中で折らないようにしないといけないし、川越の土は粘土質なので湿って締まって固まっていて中々難儀だ。山芋ほどではないが、力と忍耐力が要る。スコップでさつま芋をザクっとやってしっまったり癇癪を起して無理やり引っ張ってポキっとやった時にはがっかりして力が抜ける。

 掘り出したらすぐに洗わないといけない。放っておくと粘土が芋の周りで固まって取れなくなってしまう。芋の肌も悪くなる。

 大量に栽培している農家の場合には、大きな高畝にしておいて、以上のルーチンを畝毎機械で処理するといったことをやっているが、普通の農家は手作業だ。代表も手作業。

 代表が更に大変なのは、株毎に写真を撮って重量を測って記録するという作業が加わるからだ。芋を掘ると手が泥だらけになってしまうので、カメラを扱う時、重量計を使う時には手をきれいに洗わないといけない。一日に40株掘るのが限界だ。150株以上あるので連続でやっても4日かかる。

 代表が植えたさつま芋は5種類。紅あずま、紅はるか、ほっこり芋、シルクスイート、そして、パープルスイート。下の写真はパープルスイート。

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 こんなことをして何が面白いのかと思うだろうけど、面白いのである。とてもいい勉強になる。疲れなど感じない。

 それぞれに弦や葉、芋の生り方、虫の食われ方などに特徴があり、代表は一株一株一本一本自分の手で確かめたので、もうその一部分を見るだけで区別が付けられるようになった。掘りやすくするための苗の植え方や畝の形などのアイディアが閃いたし、害虫そ防ぐことの重要性もわかった。さつま芋の食害跡は汚くて一ヶ所あっても売り物にならない。栄養周期的手法の施し方のレベルでかなり差が出ることもわかった。決して無駄にはなっていない。

 これもいつか完璧なさつま芋を完成させる日に向けたステップなのである。

草木三態

 代表は「燃える」とか「燃やす」とか「燃焼」という言葉が好きである。前向きな感じがする。

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 火を燃やすのも好きだし。シューベルツの花嫁という曲の中の「命かけて燃えた 恋が結ばれる」というフレーズなんかにはジーンときてしまう。一度しかない人生。限られた時間。熱く激しく燃やした者勝ちなのである。

 逆に「燻る」という言葉が嫌いである。後ろ向きな感じだ。

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 愚痴を言ったり、不満を並べたり、人の悪口を言ったり、社会を批判したり、昔の話ばっかりだったり自慢話だったり。そういうのは燻っているのと一緒だから言うのも聞くのも嫌い。時間の無駄である。人のことを言うなら自分がやれよと言いたい。漫然と意味のないテレビ番組を見たり本を読んだりするのも時間を捨てているのと一緒。命の浪費である。

 また、「良い天気ですね」とか「やってますね」「幸せそうですね」といった挨拶だか質問だかわからない問いかけも嫌いである。何を期待して声を掛けているのかわからない。自己完結しているじゃないか。

 「顔色が良いですね」とか「痩せましたね」「太りましたね」「禿げましたね」なんてのはもっと嫌いである。余計なお世話だ。気にかけているようで実は無神経。だから、そういう言葉は耳に入らなかったことにしている。同じ燻るでも燻炭という言葉は好きだ。

 「灰」という言葉は大好きだ。「灰になる」なんてぞくっと来る。

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 灰になりたい、なんて考える。いつになったら、どこまでやったら燃え尽きられるのか。灰になれるのか。そればっかり考えている。

黒コン

 花園の巨大な花屋さんまでKトラを飛ばして黒コンを仕入れてきた。黒コンとは黒いコンテナの略。全部で40個。農大が出荷に使っているものと同じ。使いやすい。

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 さつま芋5種合わせて100株の収穫をしないといけないし、その後に里芋150株が残っている。来年からは色んな種類の野菜を作って大量に売らないといけないし、コンテナがないととてもじゃないが整理できない。

 さあ、今日は芋掘りだ!

里芋収穫

 1,2,3...沢山沢山。里芋の一株に付いた芋の数が、まんまいだんごのようなサイズも含めると60個以上あった。Lサイズが20個近い。

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 やったー。それ以上の言葉が見つからない。驚きだ。ダイヤモンドの鉱脈を掘り当てたような嬉しさだ。

 しかし、この興奮の意味がわかる人はあまりいないだろう。農業関係者でも「立派に出来たねー」くらいの話だから。偶々、まぐれだと思うだろう。それでいい。ところがぎっちょんだ。再現できる。いや、まだ1回目だから、再現できる可能性が高いくらいにしておく。技術が確立していない研究途上であまり人目を引くのもまずい。ここだけの内緒の話だ。

 味をチェックするために茹でてもらって食ったが、普通に美味しかった。皮がツルッとむけて芋を飛ばしてしまった家内が「活きがいいねー」と笑った。

 

ガンダム始動

 毎日忙しくてあっぱとっぱして、ようやくKトラに積んだままになっていたバインダーを降ろした。ロボットみたいだなと思ったが、考えてみりゃロボットそのものだ。カッコいい。

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 機能美というのはこういう形を指して言うのだろう。特に、稲を刈って持ち上げて来るスロープの傾きなど、これしかない!という角度で作られている。自然で違和感がない。この角度に決め、このメカニズムを構築するために技術者がどれだけ執行錯誤を繰り返したか。汗と涙と喜びが伝わってくる。そういうことを形から理解することができる代表も幸せ者だな、と思う。

 エンジンをかけてみると、積み込む時はぐずっていたのに一発で回った。こいつもようやく動ける場所に来て嬉しいのだろう。マルクスと名付けることにする。

誕生日×3

 代表の誕生日は9月。娘(次女)が10月。息子が11月。代表の誕生日にケーキを食べていなかったし、次女は離れて暮らしているので祝えなかったし、息子の誕生日はもう少し先だが、その時に家に居るかどうかわからないしということで、久し振りに家族5人全員揃った今晩、一緒に誕生日ケーキを食べた。

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 ただそれだけ。

 ところで、先日入手したワインKANPAI 2018で乾杯したんだが、華やかな味ではなかった。複雑というわけでもなく、かといって爽やかでもない。芯も感じない。山葡萄ののジュースを炭酸で割ったような感じ。飾り気のない素朴な味。おそらく猿酒(猿が山葡萄を木のうろに入れて発酵させて飲んだとされる酒)というのはこういう味だったのじゃないだろうか。家族には今一つ不評だった。代表は、小学生の時に山葡萄で酒造りにトライして失敗した液体の味を思い出した。まあ、これも経験のひとつ、抽斗が増えたということで。

女神の下へ散歩

 昨夜の雨のため午前中は畑仕事ができないため、散歩がてらウェスタ川越で開催されている県民ふれあいフェスタに行って、明日の農業担い手塾で研修している同級生のテントを覗いてきた。

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 しかし、同級生が取り組んでいるのは巨峰のため、すでに収穫シーズンが終わっていて売るものがなくテントは空だった。来年はさつま芋を作って販売したいと、手持無沙汰の同級生は話してした。彼は焼き芋を作るのがとても上手だったから、両方販売すれば盛況だろう。

 因みにウェスタ川越のウェスタとは、ローマ神話に登場する火と竈(かまど)の女神で、家庭の守護神でもあるらしい。食に関するイベントが行われることも多いみたいなんだが、そして、農林振興センターもこの建物内にあるんだが、ちゃんと意味があったわけだ。

 代表は人参ジュースを買って帰った。美味しかったが、保存できるように加工してあるものだったので、残念ながら搾りたての甘さと爽やかさは消えてしまって味わえなかった。この場で作って販売するのも面白いなと思った。本当の人参ジュースの美味しさに驚く顔が見てみたい。

半日休んで映画鑑賞

 午前中に落花生の干してあったのをもいだり、藁を雨に濡れないように小屋にしまったりして、午後からは、滅多に行かない休日の蔵の街へオートバイで出かけてきた。スカラ座で映画を観るために。オートバイなら15分で行けるが、車で行った日には渋滞で1時間以上かかる。駐車する場所もない。だからオートバイが一番便利だ。

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 一昨年の12月まで、代表は毎日この道を使って仕事に行っていた。人通りも少ない朝早い時間だったからわからなかったが、こんなにも沢山の店があった賑やかな通りだったんだね。

 ここが、知る人ぞ知る映画館スカラ座。時の鐘のすぐ近く。

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 上映中の『お百姓さんになりたい』という映画を観た。
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代表の11月の予定

 感情表現。サービス。演技。演出。言葉。宣伝。報道。装備。デザイン。味。代表の自信と、世の中は過剰なものばっかりだ。

 その中にあって、代表が使っているこの時計はシンプルの極み。余計なものは一切なく、必要なものだけが最小限の大きさで組み合わさって構成されている。それでいながら素っ気なくも無骨でもなく、品がある。大好きだ。バイクに乗る時も農作業をするときもスポーツクラブのサウナに入る時も、外に出るときは必ず着けている。

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 困った点がひとつだけある。それは、廃版のために新しく購入できないし部品も無いこと。そのため代表は同じ時計を4個持っていて故障に備えているんだが、今まで使っていたの(上の写真の右側)をうっかり作業着と一緒に洗濯して使えなくしてしまった。

 まともな状態だったらそれくらいで水が入ることはないが、リューズのところのパッキンが劣化していたために浸入を許した。残念だが修理不可能レベルと診断された。しかし、もうベゼルが固着して回らなくなるくらい使った。使い切った。しゃぶりつくした。延命措置はしないで部品取り用に待機してもらうことにして、次の(上の写真の左側)にご登場願うことにした。

 代表の11月の予定です。
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