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どれだけやっても終わりがないのが農作業

 代表の感覚では2、3日だったが1週間経っていた。作業が中々予定通りに進まない。天気が不順だったり予定外の出来事があったりするのも原因としてあるが、たぶん雨の中で寝ないで作業しても終わらないと思う。無理だ。やることが多すぎる。こりゃ割り切るしかない。終わらないものだ。農作業というのはそういうものなんだ。

 代表の作業場の前の道を毎日2時間かけて犬に散歩させている人がいる。2時間と聞いた時、代表は思わず「2時間!」と声に出してしまったが、驚いたことに朝夕2回で4時間だ、という話を聞いてもう一回「4時間!!」と声を出してしまった。一日の6分の1を犬の散歩に使っているとはなんて贅沢な時間の使い方だろう。代表にその時間をくれないかなーと思った。

 代表が苗から育てた胡瓜。ようやっと収穫できるようになった。

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 胡瓜や茄子トマト等の果菜は作業が多いし鮮度が落ちるのが早いから扱わないつもりだが、研究用に育てた。あまり肥料を吸わないように育っているので、周りの農家や家庭菜園のものと比べると育つのがゆっくりだし、葉っぱも実も色が薄い。胡瓜と言うと濃い緑色というイメージがあるが、代表のは黄緑色をしている。一般的なやり方で育てられた頂きもの(右側)と比べると、種類の違いもあるだろうが、これだけ違う。

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 旨そうに見えないかも知れないけれども、味はとてもいい。苦みが無くて甘味がある。よく遭遇するスカスカの部分も無く端っこまでシャリシャリで瑞々しい。胡瓜はよくもらうが、代表の胡瓜の方が圧倒的に美味しい。

 胡瓜における研究のテーマは、この状態で収穫を続けるためにどの肥料をどのタイミングで施せばいいのか?だ。どんどん実を付けて2,3日で食べられるまでに育つため肥料が切れてしまう。一回切れると回復させるのが難しい。だから施肥し続けないといけないんだが、そのベストな手法というものを確立したいと考えているんだが、どうも今年は無理そうだ。2,3年かけてゆっくりやることにしたい。

2,3日ブログ休みます

  下の写真は畑Aに植えたさつま芋(奥)と落花生のおおまさり(手前)。

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 梅雨だから当然なんだが、雨で土が濡れてなかなか作業が進まない。色々この時期にやっておかないといけないことがあって時間が無いため、2,3日ブログを休みます。
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珍しいには訳がある

 昔の品種や珍しい野菜を捜して来て栽培している人もいるが、代表は基本的に普通の一般的な野菜しか扱わないつもり。現代に残れなかった品種、メジャーになれなかった野菜というのはそれなりの弱点があったのだろうし、生き残っている野菜にはやはりそれなりの意味があるのだろうと思うからである。作り難い作物には興味が湧かない。

 先日深谷の同級生のところにさつま芋の苗をもらいに行った時、珍しい品種の苗があるから持って行けと言われて「カヤノムラサキ」の苗を数本分けてくれた。皮が白く中が紫色のさつま芋とのことでアントシアニンを多く含むらしい。数が少なくてほとんど流通していないため手に入り難く、従って種芋も高価で、同級生は2個手に入れるのがようやっとだったという話だった。「アメリカイモ」と言う別名もあるらしく、どうも原産はそっちの方のようだ。

 その気難しい性質はすぐにわかった。

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 定植前に萎れさせて消石灰水溶液を吸わせようとしたのだが、吸わない。余計に萎れてしまう。葉が小さくてモミジのような形をしているため蒸散量が少ないみたい。また、それと相応して茎も細いために吸い上げる量も少ない。他の品種に較べて成長力が弱いのが形に現れている。育てるのが大変なのでメジャーになれなかったのだろうと思った。

 代表は、一回消石灰水溶液から出して、かなり危険な枯れるギリギリのところまで萎れさせてからもう一度消石灰水溶液に浸してみた。それでようやく吸ってくれてカチッとなったのが上の写真。神経使う。この先の苦労が見えるようだ。やっぱりこういう野菜には手を出すべきでないと思った。

 カヤノムラサキがとてつもなくウマイとか、高値で飛ぶように売れるとかいうんだったら来年も作ろうと思う。けど、一回食べて「なんだ、こんなもんか」ということだったらもうやらない。

疲れはどこから

 畑J。半分程使って落花生を二種類植えていたが、もっと使っていいということになったため、さつま芋を植えることにして畝を作った。なんだか疲労感が大きい。

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 今年は初めて使う畑が多いため、思ってもいなかった事象が起こってうまくいかない感が強い。普段ならばそれも新しいデータということで済むが、商売として売れる物を作らないといけないという目先の目標が代表の方向性とずれがあり、その摩擦が疲労感を生じさせている。問題が起きた時、じーっと観察したり実験したいが、その時間が無くて即現実的な対策を始めないといけないことが多い。その繰り返しが、代表を疲れさせている。

 例えば、さつま芋の苗を植える前処理で、消石灰水溶液に切り口を浸す作業が必要になるが、大量に処理する場合には、苗を倒さず葉を濡らさないで、しかもできるだけ少ない水溶液で効率良く吸わせる装置が必要になるが、そのアイディアを試してみる時間が無い。そういうことを始めれば新たな問題が出て来て、また改良して試してということが際限なく続いてしまう。そういう余裕が今の代表には許されていない。やりたくて我慢できないのに。

 改めて、代表は自分を騙せない人間なんだなと思う。そして、わかってしまったことは続けられない人間なんだなとも思う。ひとつの歌を歌い続ける人生、同じ踊りを舞い続ける人生、同じゲームを極めるような生き方というのは代表には無理だ。常に未知の課題を探し、それがどうしてなのか考えていないと落ち着かない。変化の中にあって安らぐ性質。これは矛盾、分裂だが、代表の気質というものである。

 さーて、気を取り直してさつま芋を植えるかー!30メートル×3畝で合計225本。あと1時間の作業だ。

苗半作か?

 本格的に野菜の栽培を始めて感じることは苗作りの重要性だ。稲作りでは「苗半作」と言われ、苗の出来で米の出来が5割方決まってしまうが、それは野菜についても同じ。代表の感覚では苗で7、8割方決まる気がしている。

 家庭菜園を始めた頃は、できるだけ大きくて緑が濃い苗を求めていたが、あれは異常な育てられ方をした実りが少ない苗だったということが今はわかる。あんな小さなポットであんなに大きく育つわけがない。地上部が根の部分の高さの5倍以上にもなるのは奇形の領域だろうと思う。苗を売ったら終わり。収穫はどうなるか責任は持てません。そういう商品だ。だから代表は苗は買わない。自分で育苗する。

 今年、さつま芋の苗作りに失敗したので仕方なくホームセンターで買ったが、それはそれはひどい苗であった。それでも「さつま芋は強いから大丈夫」という過信もあって植えてはみたが、例年になく活着の成績が悪かった。まったく余計な仕事を作ってばっかりだった。

 深谷の同級生から声がかかり、さつま芋の苗を分けてもらいに行った。当然同級生は自分で苗を作っている。

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 さつま芋の苗はこうでなくてはいけないという見本のような苗だった。太くてがっしりして、苗の部分に発根に必要な養分がしっかり蓄えられている。勉強になった。つくづく「来年はさつま芋の苗もしっかり作らないといけない」と思った。さつま芋の苗の場合は間違いなく「苗9割」だ。活着しないことには話にならない。

世界少年少女じゃが芋掘り大会終了

 20日に開催した世界少年少女じゃが芋掘り大会は、世界各国から3名の少年少女が参加して大いに盛り上がり、無事に閉幕した。

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 参加者の皆さんは、一見大人に見えるかもしれないが、立派な子ども達である。正しくは体は大人だが精神は子どものままの子どもとでも言うか。野菜や果物で例えるなら、交代期(青少年期)にリンやカリウムが不足してスムーズに成熟しなかった場合にできる未熟果のような人。子どもと大人が混在する、大人でありながら少年少女時代の好奇心だとか執着だとか感性が抜けない、あえて単語で表現するならば「こどな」がというの良いと思う。偉そうに書いている代表もこどなの一人ということになってしまうのかもしれない。
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さつま芋大幅減

 知り合いが知り合いからもらったさつま芋の苗をもらった。合わせて100本余り。紅はるかと紫芋だということだが、混ざっていてどれがどれかわからない。とりあえず萎れさせて消石灰水溶液を吸わる処理をした。

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 多分、茎が黄緑色なのが紫芋で、紫がかっているのが紅はるかのはず。芋になれば形と色で見分けができるので、この苗だけわかるように植えたら大丈夫だろう。

 これまでに紅あずまを200本余り植え、この後ほっこり芋を100本植える予定。畑の遣り繰りとか自分で苗が作れなかったこと等により、当初計画した800本から半分に減ってしまったが、今それを悔やんでも仕方がない。この苗をしっかり育てたくさん収穫できるように代表の技術を投入しようと思う。収穫は4か月後だ。

金魚の砂だけでは育たない

 落花生の育ちが悪く、原因を考えた結果、土の中に肥料分が無いためだと判断した。豆類の多くは根粒と言って根に寄生する根粒菌が窒素を作るから肥料が無くても育つはずなんだが、根粒菌の食料は葉で光合成された糖分なのに、最低限その葉が出来る程度の肥料分は必要だ。落花生を植えた(播いた)畑Jは、地主が除草のためにトラクターで耕耘だけ切り返して来た場所なので有機物や肥料分は蒸発してしまって砂粒だけになっていたということなのだろう。水槽に入れる砂のような。

 もっとも代表の農法としては本来その方が好都合なのである。元々あった肥料成分の影響を考慮しないで単肥を効かせることができる。但し、最初に何もないということがわかっていないといけない。それが掴めていないと、最初の葉を育てさせることができない。わかっていたら少しぼかし肥料を与えていたが、ここまで不純物の少ない畑は初めてだったので気付くのに時間がかかった。

 遅くなってしまったが、明日の雨に合わせてほかし肥料を一つまみ施し、畑Bに積んであったチップ堆肥を運んで株元に置いた。

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 ぼかし肥料はすぐに雨で地中に染みて吸えるし、チップ堆肥は雨のハネを和らげつつ、僅かずつ土と馴染んで行き、その時に微量成分を拡散するので、土の中に何かがあるという状態を作ってくれる。豊富ではないが、落花生が一生懸命探せば見つかるという環境にしてくれる。空腹にはなるが飢餓まではならない。それを見極める目と絶妙なバランスを維持する技術が必要だ。農業とはそういう技術のことだ。

 この技術が正しいかどうかは雨上がりの落花生を見ればわかる。正しかったらパーッと葉を広げて喜びを表現するし、間違っていたら項垂れる。どっちになるか?楽しみだ。

 おまけ。

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 チップ堆肥の中でカブト虫が成虫になっていた。早いな~、今年もカブト虫の季節か。もう夏至だもんな~。

代表別居す

 疲れて畑から帰ると書類が風で飛ばされて散乱したままだった。「お母さん...」。呼んでも返事は無い。幼い頃に、幼稚園から帰って「母ちゃーん」と呼んでも仕事に行っていない暗がりの家の切ない記憶が蘇った。

 洗濯機や食器、その他の日用品も消えている。「出ていったんだな...」ついにこの日が来たことを代表は静かに受け止めた。

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 予兆はあった。ちょっと前、次女が「お父さんは幸せ?」って聞いた。「ああ」と答えると、「お父さんはいいわね。自分の好きなことがやれて」と言った。「君もやりたいことをやればいいじゃないか。邪魔するものは何もないよ」それは代表の率直な気持ちだった。その後、次女は出て行ってここには居ない。

 「お父さん、話がある!」長女が仕事から帰るなり代表に言ったのは数ヶ月前のことだった。代表は疲れていたし就寝直前だったし厭な予感もしたので「明日にしてくれ」と頼んだが、「家を出て行く!」と放った一言が家の中で反響した。長女ももうここには居ない。

 息子に「もしもお母さんが出て行くとしたら、お前はどうするんだ?」と聞いたことがあった。息子は「僕はお母さんと一緒に行きます。お母さんにそう育てられました」とためらいもせずに答えた。それもまた息子の生き方だろうと、代表は否定しなかった。

 代表の何がいけなかったのか?確かに今は好きなことに没頭していたが、家内と家族を養う責任はきちんと果たしたし、子育ても手抜きしなかった。学びたい子どもには学ばせ、そうでない者には何も強要しなかった。欲しい必要だという物は買い与え、好きなことを好きなようにやらせた。子育て時期が終わってからは、家内にだって好きなようにしてもらった。浮気もしていない。模範的な父親だったじゃないか。何がいけなかったのか...。シャワーで汗を流しながら考えた。

 その時、代表のスマートフォンが鳴った。家内からだ。「ご飯の用意ができたよー」。「すぐ行く!」と代表は返事して、代表が居た5階から家内たちが住む2階に下りて行った。2階の玄関ドアを開けると、「ゴニャーン!」と啼いて飼い猫のキジが出迎えてくれた。キジも新しい住処に慣れたようだ。

 「いやー、お父さん、やっぱり2階は楽だわ。5階はきつかったよ。」そう話しながら家内は笑った。「何を言っているんだい。家族が全員こんなに元気なのは5階の階段を毎日昇り降りしたからだぞ。少しは5階に感謝しなさいよ」代表は苦笑した。一年前に、5階はきつい5階はきつい5階はきつい...ずーっと愚痴っていた家内のために、2階の家を買ったのだ。ようやくリフォームが終わって家内たちが先に引っ越したというわけだった。

 5階はこれから先どうするのか?まだ決めていない。少なくとも現段階2階に代表の居場所は設けられていない。

 

世界少年少女じゃが芋掘り大会開催のお知らせ

 世界少年少女じゃが芋掘り大会を開催します。
 
 じゃが芋(キタアカリと男爵)を代表が取り組む[栄養週期的な施肥法+有機農法]で育てた場合一体どんな形や味になるのか?自分で掘って食べて(持ち帰って各人の自宅で)確認してみようというイベントです。どなたでも参加でき、参加費は無料です。

 日時:2020年6月20日(土) 8:00から11:00まで 雨天決行
 場所:畑I(下の写真)
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 集合場所:代表の作業場(下の地図矢印の所のビニールハウス)。20台くらい駐車可能。トイレ、水道はありません。
 作業場地図
 細かいフォローはできません。8:00までに自力で辿り着いて下さい。

 長靴や手袋飲み物など、畑に入って芋を掘るのに必要な物は各自準備してください。

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