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二十日大根作り惨敗

 生意気な口をたたいて蒔いた二十日大根だったんだが、こんなことになっちゃったよ(笑)。

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 大きさが不揃いな理由は、個体差と土の差、それと、間引きができなかったことによる肥料の取り合いのせいだと思う。同じ野菜の種を同じように蒔いても絶対に同じ大きさ同じ形にはならない。蒔かれた場所の環境のわずかな差に反応して形は千変万化する。

 時にとんでもない姿になったりすることがあるけど、それでも二十日大根。元々持っているものが出るだけのこと。何らかの刺激によって違う特性の作物ができることがあり、それを突然変異というが、自然の中では100年に一回くらいの確率でしか発生しない。バナナみたいに皮に包まれた二十日大根ができたら突然変異だが、もちろんこの中にはなかった。

 長いのと短いのができるのは土の硬さが均一でないことが原因かもしれない。全体的に軟らかい土だったら短いのももう少し伸びることができただろうと思う。

 もう一つ考えられるのは肥料が吸えたか吸えなかったかの差。吸えたのは長くなって吸えなかったのは短い、据えたのは大きくなり吸えなかったのは小さいまま育たなかった可能性がある。根菜は、肥料が十分だと先が太くなり、肥料が不足すると先細りになる傾向がある。白い大根を見ると、短いのはやや先細りしている。株と株の間が狭いのにそういう差が出るのは、発芽した時期の差により、早く芽を出した方がより多く肥料分を吸収することができたためだろうと思う。

 しかし、里芋なんかでもそうなんだが、株と株を離して株の周りに同じ量の肥料を施しても、良く育つ株と成長が遅れる株が必ずできる。しかも一株置きに交互にそうなる傾向がある。代表は、作物間で肥料の奪い合いが起きていると考えている。どれだけ肥料をやったら奪い合いが解消するのか、それとも、肥料の多い少ないに関係なく奪い合うものなのか、それは代表の大きな研究テーマのひとつなのである。

 割れているのは実の成長に外皮の成長が追い付かなくなったからで、もう収穫適期を過ぎてしまっているからだ。それなのにまだ形が小さいのがあるのは、肥料分が足りていなかったからと考えられる。成長期間が基準より一週間くらい長かったのはそのせいだろうと思う。まあ、言い訳になるが、天気のせいで里芋や大豆の方が大変で二十日大根の面倒をみる時間が割けなかった、やるべきことがやれてなかったのが大きな敗因だ。もう一回やり直して今度は立派な二十日大根を作りたいと思います。

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☀マーク

 代表は日記帳に日々の天気を記し、太陽が出た日は赤い色で☀マークを付けるんだが、今日久々に☀を書いた(☁も+だったが)。この前☀だった日を遡ってみらた6月26日のこと。なんと21日振りの太陽だった。梅雨とは言えこんなに雨ばかり続く年も珍しい。

 雨が上がってもすぐには畑作業ができない。完全に乾く必要はないけど、長靴が泥団子にならない程度にはなってくれないとダメ。なので午前中は草刈りにして、午後から畑に入り大豆のエリアの草むしりをした。

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 豆類の多くは、大気中の窒素を固定して養分にする根粒菌と共生しているので、よっぽど痩せた畑の場合でなければ窒素肥料をやる必要がない。根粒菌は窒素肥料を嫌うため、与えるとかえってうまく育たたなかったりする。

 じゃゼロでいいかというとそうでもなくて、根粒菌が働いて根粒が機能するくらいの大きさに育つまでの窒素分は要る。また、窒素以外のリン酸やカリウム、カルシウムだって必要だし、ホウ素やマンガンなどの微量要素群も必要だ。やるタイミングも肥料毎に違う。その加減が難しい。

 誰も教えてくれないので代表は一人寂しく模索している。しばらく大豆とにらめっこだ。

なんで?

 代表の里芋は重要な実験中。今後の方向が里芋にかかっていると言っても過言ではない。毎日まずは里芋。代表の農作業は里芋の状態を確認することから始まる。いくつか条件を変えてあるが、条件通りに育っている。

 代表の里芋は今たいへん良好な状態で、大きさ葉色共、所沢周辺の農家の里芋に見劣りしない。里芋農家の畑のは大きさが揃っているし、食害など見当たらないところはさすがプロの仕事だと感心するが、茎の太さなどむしろ代表の方ががっちりしている。

 しかし、最近、代表の里芋に受難が続いている。カラスに突かれて倒されることがあるのと、何故か葉っぱと茎の境目が切れてしまう。こんな風に。

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 どちらも畑Aで作っている時には無かったことなので、なんでなの?と悩んででいる。カラスの方は、虫を食うわけでもなく、ただ突くだけ。意地悪しているとしか考えられない。これについてはカラスが近づかないようにすれば済む。

 葉っぱの脱落については原因がわからないため対策のしようがない。毎日大きくて立派な葉っぱから落ちていくのを見るのは悔しい。そうこうしている内にネギの葉にも変化があって穴が開き出した。見ると大小のカタツムリとかナメクジがびっしり付いている。こいつ等か?

 畑Bは水路と使っていない田んぼに挟まれていて、田んぼは既に雑木林になっている。いつもジメジメしている害虫の巣だ。これをなんとかしないと、里芋もネギもなめ尽くされてしまいそうだ。参ったなー。


『安田充岐 作陶展』に行く

 木工家の中内安起徳さんと陶芸家の安田充岐さんは、その昔、代表がひとの駅かわうちという、廃校を利用した美術館兼交流施設を作ったときに、初めて作品を提供してくれた、当時東京藝大で学ぶ学生だった。

 二人が大学院に進学してからも、卒業し結婚して中野区のアパートで暮らし始めてからも、忙しい間を縫って代表の活動に協力してくれた。それからしばらくして二人は創作の場を山梨の北杜市に移した。その時に代表は、クルマくらいないと苦労するだろうと思って、代表の初代Kトラをプレゼントした。

 いい思い出だ。あれから何年経ったのかもうわからない。二人が東京に来た時に何回か会ったが、ここ3、4年は会っていなかった。その安田充岐さんから作陶展の案内状が届いたので、会場の上野の松坂屋に行った。

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 やあやあと、懐かしさと嬉しさが入り混じった気持ちで挨拶を交わし、代表が作った作品(じゃが芋・二十日大根・キュウリ・ブルーベリー)を差し上げた後、中内さんやお子さんのことなどを伺いながら作品を見せていただいた。

 動植物をモチーフにした青白磁は、徹底的に精緻なところは変わらず、北杜の暮らしが焼き籠められたものだった。彼女らしい楽しさと優しさ、ひた向きさが作品に現れていた。

 中内さんは今週の半分を大学院で講師として教えて、お子さんは来年小学校に入る年齢になったということだった。Kトラも健在。まだ頑張って活躍してくれているらしい。安心した。

 この先、中内安起徳さんと安田充岐さんの作品は評価が高まって行くだろうと代表は思う。そうしたら川内村の諏訪の杜の二人の作品も注目されることになるだろうけど、その時に川内村として恥ずかしくないように、しっかりと守って行くのがこれからの代表の役目だと思った。

大豆はだいず(大事)

 雨が降っても植物は育つ。雑草の育ちは作物より早く、草刈りしてからたった一週間で刈る前の大きさまで伸びてしまう。引っこ抜いて横にして置いても濡れていては枯れてくれない。復活してしまう。無駄な除草ばっかりやっているようで嫌になる。

 代表は草むしりが嫌いではない。むしろ作物個々の育ち具合や土の状態虫の状態が良くわかるので好きな作業なのだが、雨でぬかるみ畑に入れなくては思うようにならず、初めて防草シートを使うことにした。

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 色が暗いし、なんだか植物をいじめている感じがしてこれまで使ったことがなかったんだが、実際に使ってみると、いいね。結構な作業量だった除草から解放されて、何より動き回りやすい。こういう資材を活用すれば規模を大きくすることも可能になるだろうと思う。今年のような天候の時には特に。想いだけでは転がっていかない。

 大豆が播種から5日目で芽を出した。大豆は日本食の基本の食材。代表の農業の基本に据えている作物のひとつだから大事に扱っている。

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 これは、豆腐の加工に適していると言われる里のほほえみという品種で、枝豆としても食べられる。

 もう一つの品種、丹波黒も同じく5日目で芽を出した。

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 こちらも枝豆として食べられる。前に植えた印旛青が莢を付け出し、湯上がり娘がもうちょっとで莢を付ける。食べられるようになったらまず自分で味わってみて、美味しいと思う大豆と付き合って行きたいと思う。

日々暗中模索

 今の野菜作りの肥料の遣り方としては、畑全体に肥料を混ぜる全面施肥が主流になっている。その時期は、野菜の種を植える前、元肥として入れる。

 全面施肥は、畑の通路になるところも作物の根が届かない所にも肥料を置くことになるため、その分無駄だと考える代表は、密植する作物以外には、根が届く範囲にだけ肥料を置く局所施肥というやり方をしてきた。収穫が少なくなるとか、畑に何か悪い影響があるのかなと心配しながら試してきたが、全くそういうことは無かった。局所施肥で使う肥料の量は全面施肥の5分の1程度。節約になるし環境負荷も小さい。一石二鳥だ。手間がかかるのがまだ課題だが。

 農大を出てからは元肥を止め追肥だけで育ててきた。作物が幼体の時に周りに肥料分があると吸ってしまって贅沢体質になり、葉から滲み出る窒素分を舐める虫を集めるために食害を受けやすいという仮説に基づいて、解決策になるかも!と考えたからだ。大体当たった。害虫を無視できるレベルにはないが、かなり少ない。あとちょっと何らかの防御をすれば食害の影響は無くせる感じだ。代表の夢のひとつ、露地で虫の食い跡がゼロの有機野菜を作る、その道筋が見えてきた。

 しかし、ここに来て次の問題が出た。追肥では肥料が効くのが遅れる、ということだ。根が地下にあるのに地表に肥料を置くことになるわけだからどうしても時間差ができてしまう。効かせたいときに効かせられない。

 対策として、効かせたい時期を想定して早目に追肥する方法が考えられるが、正確なタイミングを測るのが難しい。また、肥料を溶かして土中に拡散させるのは雨に頼らざるを得ず、天気の予測まで含めると不確定な要素が多くて余りにもギャンブル的過ぎる。

 液肥を使うことも考えられる。液肥なら直ぐに効かせられる。代表もそのために液肥を作って試してきた。が、万能と言う訳にはいかなかった。液肥は原液で施肥することもできるが、その場合軽い肥料焼けを起こす場合があることがわかった。確実な使い方としては、薄めるか、あるいは根から遠ざけて入れるしかないんだが、その分肥効は少なくなるし、時間の遅れも出る。それでも野菜はできるが、代表はもうちょっとシビアに追求してみたい。

 更に、ぼかし肥料と比較した時、効きは早いが肥効が切れるのも早いこともわかった。液肥で追肥をする場合は薄めて回数を多くする必要があるが、株が大きくなっていて株元への施肥作業が難儀になることも考えられる。賢い使い方ではない。

 新たな問題が発生した時は新しいアイディアが産まれる時でもある。このぼかし肥料をどうやったら作物が欲しがる時に「はい、どうぞ」と根元まで届けられるのか。

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 代表の試行錯誤問自答七転八倒は延々続く。 

雨ばっかりの日々

夜からの雨が午後に止んだので畑の見回りに行った。畑Bは農法の研究目的で真面目にやっているから手入れできているが、畑Aはほとんど家庭菜園のまま手入れも後回しになりがち。この一ヶ月雨ばっかり続いて畑に入れない日が続き、何故か作業ができそうな日には用事ができてしまうというサイクルになってしまって畑Aはいつも荒れた状態。早く何とかしたいが天気予報はこの先も雨。二十日大根なんて収穫もままならなず、膨らみ割れが出てきた。

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 困った天気だ。

鍬を買う

 畑を耕すには鍬(くわ)という農具を使う。長い長方形の鉄の板状の物に柄が付いたあれだ。土に入る部分が長いため、畝とか田んぼの畔を作る時に効率良く作業ができる。その板状の所が鍬の半分くらいの大きさの農具があって、それを唐鍬(とうぐわ)という。代表はこれまで古い唐鍬一本で耕してきた。理由は、使いやすい良い鍬が無かったからだ。

 最近の鍬の例をあげるとこんな形になっている。

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 ケチを付ける訳ではないが、代表に言わせると木の柄と鉄の本体を繋ぐやり方が理に適っていない。軟らかい木を鉄板で外側から挟む、しかも細いボルト2本で鉄板を押すという構造だと、木がたわみボルトも軸力が出ない。ボルトの先と鉄板は点接触だから緩みやすい。しかも、余計な部品が多いから重くなる。

 もうひとつ例をあげてみよう。
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デキャンタでワインがぶ飲み

 今、代表の頭の中は農業一色。脳味噌の割合で言うと9割1分が農業関係で、残り3分が食事とか歯磨きとか排泄とかの生活に必需のこと、2分が掃除洗濯ゴミ捨て、1分が車の運転や移動での注意に使い、1分がスポーツクラブでの運動、2分をブログの更新に割くといったイメージ。とにかく、寝る直前まで農業のことを考え、眠っている間も畑を耕したりしている。

 最早常識さえ疑わしい。代表の農業計画の展開上、どうしてもカリ肥料が大幅に足りなくなってしまうんだが、「灰を手に入れればいい!」と思い付き、危なく火葬場に電話をするところだった。かろうじて踏み止まったが、もう頭がどうにかなってしまっていると思う。現実と妄想の境目が無くなっている。

 そんな代表にとって、昔の仲間から飲み会の声をかけてもらうのは現実の世界を意識する貴重な機会になって本当に有難い。今日は仲間の退職を祝う会に誘われ、しばし農業を離れて懐かしく楽しいひと時を過ごして来た。嬉しくてデキャンタ4つ分くらいワインを飲んだ。

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 みんな元気で頑張っていた。代表ももっと頑張って、農業関係を9割1分から9割6分くらいまで上げて、なんとしても夢を形にしたいと思った。

 

肥料のイエス

 野菜作りの、人間がいじれる部分として、基本は土と肥料だ。気候も重要だが人間の力では変えられない。気まぐれな天気を毎日受け入れるて行くしかない。

 土、土壌、土質も変えられない。花壇くらいの広さだったら土を入れ替えればいいが、1ヘクタールの畑になったら無理だ。せいぜい土の表層20センチくらいに色んな物質を入れて、掻き混ぜ、多少使いやすくするくらいが関の山だ。

 だが、肥料はいくらでも工夫できる。野菜の食べ物になる、野菜の命をつくる基本中の基本の肥料。大事だ。人間の食料と同じだ。やりかた次第で野菜の育ち方が変わる。なぜそのことを皆なは真剣に考えないのか。嘆かわしい。

 農大でも同級生たちは肥料作りを避けたが、有機農業を専攻していながらぼかし肥料のひと船も作れないで卒業して大丈夫なのか?と代表は代表を避ける同級生によくその大切さを説いたもんだが、馬耳東風。やるときゃやるから、てな反応だった。

 しかしここにきて「肥料がうまく出来ない」という声がちらほら代表の耳にも聞こえてくるようになった。仕方がない、教えてやるか、ということで、材料を揃えて同級生の家がある深谷まで出かけて行って、ぼかし肥料と液肥の作り方を伝授した。

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 同級生の幼なじみだという里芋の専業農家の方も見に来ていたが、里芋の肥料は鶏糞だけしか使ってこなかったという話で、これじゃ日本の農業はだめだ、代表が肥料の伝道師になって変革して行こう!かな?なーんて軽目に決心した。