FC2ブログ

やってみてわかる

 この世に生を受けて60と有余年。全て経験し尽くしたような気になって、何でも見通せるような気になっているが、何も分かっちゃいない。毎日毎日、やってみて「あ、そうだったのか」と初めて気付くことの連続だ。

 作業場の屋根の雨漏り対策は、いくらやっても駄目なのでどうしてなのかとあちこちよく見たら、鉄部の結露が原因だと分かった。

  2020033103.jpg

 これを防ぐには鉄部を冷えないようにすればいいんだが、局部的にならまだしも作業場全体をやるのは無理だ。従って、〈ハウスの鉄部の結露によって水は滴り落ちるのだ〉という前提で作業場は使わないといけない。雨漏り雨の吹き込みを含め、濡れてはいけないものにはブルーシートなどで覆うか、滴が落ちない所に置き場所を変えることにした。

 もうひとつ。作業場内の暑さ対策として張った天幕だが、ハエの死骸が溜まることがわかった。寒い時間に暖かい天井に移動して、そのまま逃げ遅れて焼きハエになってしまうのだろうと推測する。

  2020033102.jpg

 一匹二匹ならまだしも毎日十匹以上が積み上がって行く。棒で突いて落としても際限が無い。実害は無いが汚らしい。

 しかし、これも、こういううもんだと受け入れて、ハエの屍が増えるのを眺めることにしたい。こういったことは経験したから分かることだ。こうなる前に予想できたかというと代表には不可能だった。

 ところで、こういうことがあったからと言って、行動する前に頭の中だけであーしたらこうなるこーしたらあーなると考えて、あまりに慎重になり過ぎて行動に移さなくなるというのもまた問題だ。

 代表くらいの年齢になると、経験と失敗の数が多くなるのでどうしてもそうなり勝ちで、それを若者にも押し付けるのが老婆心というものだろう。代表はそういうタイプの年寄にはなりたくない。開き直りと受け取られるかもしれないが、どんどん行動して失敗して恥をかいて行きたいと思う。失敗が代表の肥料である。

作業場の雨漏り

 このまま順調に夏になるってことはないと思っていたが、案の定、雪が降った。やっぱり1シーズンに1回は降るようになっているんだろうと思う。これまでもそうだった。暖かい冬に限って遅い雪が降った。

  2020032901.jpg

 重い雪で作業場の屋根が破れないか心配だったのと、雨漏りするところの対策効果をチェックするために作業場に行ってみた。

 屋根は大丈夫だった。これくらい(最大時の積雪2センチメートル)ならまったく問題ないだろう。でも、15センチメートル積もったら危ないかもしれない。

 雨漏りは、一度は無くなったんだが、その後強風の時に農ポリ押さえのスプリングが外れて飛んでしまうという事態が発生したためにスプリングを追加した。その時に、劣化がひどいために避けていた天井の開閉窓の枠の部分にも追加したが、錆の尖った盛り上がりが農ポリに小さな穴を開けてしまったらしく、そこから浸入する雨水が窓枠の下側のレールのあちこちから滴り落ちた。

 対策として、ハウスの屋根の雨樋をレールの下に3本繋いで置いてみたものの、雨樋自体がボロボロなので、今度は雨樋の穴や繋ぎ目の隙間から滴り落ちた。

  2020032902.jpg

 コーキング剤で塞がないといけない。今は滴り落ちる場所にたらいやバケツを置いてしのいでいるんだけど、何故か落ちるところが毎回変わる。受ける位置をうまく当てないと水浸しになってしまう。だから、雨が降る度にたらいやバケツを微妙に動かしている。こういう無駄なことを早く無くさないといけないんだが、なかなか頭で考えた通りにはいかない。

 

さつま芋の苗づくりに挑戦

 さつま芋の苗を植える時期は関東のこの辺り(川越市)だと6月上旬。去年は4月中に植えたため、まだ低温の日があって心配させられた。今年は6月になって充分に地温が上がってから植えたいと思っている。

 植える苗は、時期になればホームセンターで50本の束が1000円くらいで販売される。例年それを購入して使っているんだが、今回は自分で苗を作ってみようと思って種芋を大量に保存しておいた。が、その内の大部分は食ってしまった。保存期間が長くなるに従って甘味が増えてとっても美味かったからである。食欲に勝てなかった。

 特にパープルスィートは、収穫して間もなくの頃には甘味が薄くて「なんだ、紫色だけじゃないか」とガッカリしていたが、年が変わってからは見違えるように甘く変貌した。やっぱりさつま芋はある程度の期間保存してから食べてなんぼのものだった。

 そんなことで大半食ってしまい、残ったさつま芋は寒さ対策不十分で黒くなってしまって種芋としては使えない状態にしてしまったんだが、それでも一応やってみることにした。何事もやってみないと始まらない。

 30cm程度の穴を掘って、藁を敷いて種芋を並べた。まず、紅あずまを30本程。

  2020032801.jpg

 うまくいけば種芋1本から20本くらいの苗が作れるらしい。そうしたら600本になるので買わなくて済むし、一株5kg穫れたとして3トンの収穫になる。捕らぬ狸の皮算用。そんなに都合良くはいかないだろうが、100本でも助かるし、経験が次の糧になる。

 これに薄く土を掛けて、その上に籾殻でカバーしておく。パープルスイートと紅はるかとシルキースイートも各20本ずつ埋めておいた。

  2020032802.jpg

 人間は都合の良い方に考えたがるもので、全て順調に行ったとしたら1800本の苗9トンの収穫になる(笑)。さて、どうなるか。結果が楽しみだ。

猿知恵

 今年植える予定の里芋の数は600個超。去年は160個余りだった。広さにして約一反。同じやり方(平畝:平らな状態から溝を掘って植え、土を戻して埋める)ではとてもとても大変なので、杭を挿して穴を開け、そこに種芋を落としたら簡単にできるんじゃないかと考えた。

 更に、杭に種芋を埋める位置にマークをしておけば、だいたい同じ深さに埋められる。杭の尖った側と反対側20cmにマークをすれば、途中でひっかかってしまった種芋もそれで押してやることで完璧に同じ深さにできる。そうしたら発芽のタイミングを揃えられる。その後の施肥時期もそろえられる。バッチリだ。そう思って「里芋播種ゲージ」なるものを考案してみた。

  2020032701.jpg

 尖った先端から線(針金を巻き付けた)まで約25cm。反対側の端から線までがピッタリ20cm。

 ところが、里芋を植える予定の、元田んぼだった畑に持って行って杭を突き刺そうとしたが、固くて10センチも入らない。近くで丸太を拾ってガンガン叩いたらなんとか潜ったが、今度は抜けない。ぐるぐる回しながら引き上げるとようやく抜けたが、かなりの重労働だった。

 これを600回もやるのはきつい。しかも、杭を抜く時に周りの土が穴の中に落ちてしまって目論んだ深さにならない。良いと思ったんだが、浅知恵だった。

 なんとかしないといけない。里芋を植える時は迫っている。

池の水抜く

 代表の作業場は、元12棟のトマトのビニールハウスなので、加温に使っていた灯油のタンク及び貯水槽がある。長く手入れされていないため貯水槽に雨水が溜まり、土やゴミが入ってドブのようになっていた。泥とゴミをさらって新しい雨水を溜めたら鍬ぐらい洗えるようになるんじゃないかと考え、水を抜いた。

  2020032501.jpg

 近くに落ちていたホースを切って、その中に水を入れて漏れないように両手で塞ぎ、片方を貯水槽に突っ込んでもう片方を外側にして水を出す。それが呼び水になって中の水が流れ出す。サイフォンの原理だね。

 さあ、何が出て来るか。亀か鯰か。ドキドキしながら最後まで掻きだした。が、何も出なかった。臭い泥だけだった。残念だ。

  2020032502.jpg

 泥を洗って水を溜めたら風呂になるな。

無駄骨

 野菜作りに手間を惜しんでいては良いものはできない。手間は惜しまないが、無駄は徹底して排除する。代表の農法の基本だ。

 ポットに胡瓜と茄子と西瓜の播種をした。種を植えて水をやるやり方は、普通は如雨露で雨のように掛けるが、代表は水を入れた船の中に置いて下から吸い上げさせる。この方が使う水が3分の1で済むし、土と種の状態を変えてしまうことがない。

  2020032401.jpg

 みんなは水を上からジャージャー掛けるから、水が浸み込めなくて溢れる。溢れた水に種を含めた土の中の軽い物質や小さい物質が浮いて、水が引くと共に再びそれらが表面に落ちる。その時に土の組成と種の位置が変化してしまう。それでも芽は出てくるが、余計なことにエネルギーを浪費してしまうことになる。芽が出てからも上からジャージャー掛けるので、葉っぱから養分が流れ去ってしまう。一生懸命に無駄を積み上げている。

 土にも秘密がある。代表の土は肥料分がほとんど無い。そして水分が浸み込みやすく尚且つ保持するように数種類の資材をブレンドしてある。肥料分をゼロにすることで種の胚乳の栄養分で根を伸ばさせる。根を伸ばした後で葉を出すように導く。

 何故そうするかというと、根を出した時に近くに肥料分があると楽をして根を伸ばすのを止めてしまうからなんだね。その怠け者の性質が生涯影響してしまい、病気になり易かったり収量が少なくなったりする要因になるわけだ。ホームセンターの苗がどうしてあんな小さなポットなのに大きく育っているのかというと、養分がたっぷり入っているからだ。代表はそういう肥満体質の苗は使わない。無駄骨だもの。

暑さ対策としての天幕

 普通、ビニールハウスには換気のための仕掛けがあるが、代表の作業場に使っている入り口部分にはそれが無い。入り口出口のガラス戸を開けるしかないが、常時開けておくわけにはいかない。だから、日が照ってきたらどんどん熱が溜まる一方だ。3月の太陽光線でこの暑さじゃ夏になったら溶けるな。焼き代表ができる。危険を察知した代表は真剣に対策を考えた。

 まずは色々やってみよう、ということで、天井部分に布を張ってみた。

  2020032301.jpg

 これだけの布を買ったら相当な金額になるが、花園の同級生からもらったから無料だ。倒産した縫製工場にあったのを大量にもらえたらしいが、同級生は防草シートに使うと言っていた。贅沢な使い方だ。

 効果抜群。張った途端にハウスの中がひんやりしてきた。こんなにも違うものなのかと驚いた。雰囲気もいい感じ。隣の、屋根だけ農ポリの作業場も暑いのでこの天幕対策を施すことにした。

もう諦め・・・

 川越は桜が満開になった。代表の作業場の入り口の左側部分は埼玉県の土地で、そこにも一本桜の木があるんだが、一気に満開だ。

  2020032201.jpg

 農作業の方は遅れに遅れて、1月一杯でやりたかったことがまだできていない。今からやっても取り返しがつかないので、今年は諦めて、これからやれることをやる。それしかない。

あぢぢ

 まだ3月だというのに夏のような日差しである。代表が作業場にしているビニールハウスは、屋根だけ農ポリを張ったなんちゃってビニールハウスだが、異常な暑さになっている。

 下は、ぼかし肥料を仕込むたびに測定しているデータで、赤い線はほかし肥料の温度、青い線は作業場の気温の記録だが、ここのところ軒並み50℃を超えた日がある。

  2020032102.jpg

 今この暑さじゃ7月8月になったら一体どうなるというのか。何とかしないといけない。

 それはそれとして、ぼかし肥料の方は毎度同じパターンをトレースし10日で醗酵を終える。安定している。安定した、優秀なぼかし肥料だ。

うまい商売

 カインズで買った竹箒の柄が割れてしまった。買ってからひと月も使っていない。

  2020031901.jpg

 この箒は柄が曲がっていて、掃くとくるくる回ろうとして使い難かった。こうならないようにと一番高いのを(と言っても800円足らずだが)買ったのに。カインズの商品コンセプトだから仕方がない、といらいらしながら我慢して使っていたんだが、こんなことになったのでサービスカウンターに持って行ってみた。

 すると、代表が買った経歴を調べるのに少しお時間いただきますという。そいうのは、販売記録に対して代表の会員カードか箒でソートしたらすぐにわかるものじゃないんですか?と尋ねると、もう一人のスタッフを呼んでデスクのパソコンで何やらぱちぱち調べ始めた。10分程そうやっていた後、「お客様が購入されたことが確認できました。返金か交換かできますが、どうされますか?と聞かれた。やっぱりできるじゃないか。無いと困るため「交換して下さい」と頼んだ。

 店員に案内されて箒が立ててあるところに一緒に行き、その中から好きなのを選ぶように言われた。好きなのをと言われても試してみられるわけじゃないのでどうしようもないが、今度は柄が曲がっていないしっかりしたのを選ぼうと思って15,6本の箒をチェックすると既に割れているのが2本もあった。それしてそのままサービスカウンターに持って行ってやろうかと思ったが、時間がもったいないので割れていないのにした。

 持ち帰って使ってみると、相変わらず柄がくるくるまわろうとするし、ギシギシ音がした。この次割れたら迷わず捨てて、もうカインズには行かないようにしようと思った。